ノンシリコン系のシャンプーやトリートメントに変えても状況は良くなりません!

『1年前ほどから急に髪がベタベタしだして、ドライヤーで乾かした後も重たさを感じる様になり始めました。その後も症状は悪化し続け、ドラッグストアー等に売っているノンシリコン系のシャンプーやトリートメントに変えても状況は良くならず、ベタつきだけでなく抜け毛も増えているように感じています。』浜松市中区在住のY・Tさまより、メールでお悩み相談を頂きました。
目次
ベタつきを生んでしまう3つの原因とその対策
半年前に、美容院で「シリコン除去」をして頂いて少しは軽くなりましたが、しばらくするとまた、重たくベタッとした仕上がりがブリ返して来ます。
流しても流しても、このベタッとした重たい仕上がりになってしまう3つの原因とは?そして、有効な対策とは?
1)ノンシリコン整髪料に配合されている保湿成分
シリコン配合タイプに比べ、ノンシリコンタイプの方がどうしても手触りは悪くなってしまう印象を受けますが、そんな事はありません。ふんわり軽いサラサラな手触りを実現するために、ラードやバターに匹敵する保湿成分をタップリ配合し、汚れを落とす洗浄成分を増やすことでバランスを取っているのです。
そして、この「ラードやバターに匹敵する保湿成分こそがベタッとした重たい仕上がりにしてしまう最大の原因」となりますから、コンディショナーやトリートメントの使用は中止する対策が必要となります。
2)シャンプー前後のゆすぎ(すすぎ)が不足している
まだまだシャンプーに時間をかける方が大多数で、ゆすぎ(すすぎ)はササッと簡単に済ませて指がしっかり届かずに不足しているのが現状です。そのため、ラードやバターに匹敵する保湿成分が、ゆすぎ(すすぎ)不足を招いている毛穴・頭皮・毛先部にたくさん残ってしまうのです。
指の腹(指紋の渦が巻いている部分)を軽く頭皮に当て、1センチ間隔で細かく前後運動や上下運動を約3〜5分間繰り返して、汚れを落とすようにしてください。
3)洗浄力の強いシャンプー剤の使い過ぎ
毎日のように洗浄力の強いシャンプー剤をタップリ使って洗髪していると、頭皮やお肌の潤いや免疫力・抵抗力の維持に必要とされている「皮脂」を必要以上に奪ってしまい、毛穴の中に存在する皮脂腺の分泌バランスが徐々に過剰気味に傾いてしまい、ベタつきが日常化してしまいます。
できれば、泡立ちの少ないシャンプー剤に変えていただき、指の腹で細かくマッサージしながら洗髪してみてください。多少泡立ちが悪くても、ゆすぎ(すすぎ)がしっかり行えていれば、8割は汚れが落ちて健やかな頭皮が自然に育って来ます。
美容の常識を信じるほどあなたの髪はゴワゴワバサバサなダメージ毛になります♪
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より