プチプチ切れる顔周りの髪、このまま薄毛になってしまわないか心配です

いったい何が原因で切れてしまうのでしょうか?

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『元々は普通くらいの太さだった私の髪。しかし、半年ほど前から顔周りの髪だけプチプチ切れるようになり、新しく生えてきた髪は産毛みたいに細く、5センチほど伸びるとプチッと切れる始末で、新しく伸びては切れる新しく伸びては切れるの繰り返しで、一向に太く長く育ってくれる気配が感じられません。このまま放っておいたらどんどん薄毛の部分が広がって、地肌が透けてしまいそうでとても心配です。』浜松市中区在住のK・Mさまより、このようなお悩み相談を頂きました。

 

切れ毛症状を引き起こす5つの原因

1日や2日程で突然切れ毛体質に変わってしまう、などということはまずありません。毎日少しずつ少しずつハリ・コシの損失が積み重なって空洞化に近い状態になった時、髪は悲鳴を上げてほんの少し力が加わっただけでプチプチ切れてしまうのです。

切れ毛を引き起こすであろうと考えられているのは、髪型を固めるタイプの整髪料の使用、ストレス、睡眠不足、夜型の生活習慣、ビタミン・ミネラル不足、などの5つが主な原因となります。

 

髪型を固めるタイプの整髪料の使用

髪型を固めるタイプの整髪料は、髪1本1本をくっつけて崩れないように、髪の表面いわゆるキューティクルを覆い隠すよう糊の成分を行き渡らせて、髪型を固定します。

持続力は、約半日程で切れてしまいますが、糊の成分は一旦張り付くと全部は落としきれないためキューティクルの開閉が思うようにいかなくなり、大気中の空気を取り入れる髪呼吸が困難になり、窒素によるタンパク構成作用が働かなくなって、ハリ・コシが弱ってしまいます。

 

ストレス

身体の中にストレスが積み重なっていくと、自律神経への指令がうまく届かなくなり、男性ホルモンと女性ホルモンの分泌量が少なくなるだけでなくバランスが乱れがちになり、髪の製造工場で毎日作られる髪の卵が不健康のまま生まれてきます。

 

睡眠不足

脳科学の研究での最新データでは、6時間半〜7時間位の睡眠時間が最適とされています。もし、睡眠時間がこのデータより少ないようでしたら、毎日夜中の4時間のゴールデンタイムに人間のあらゆる細胞が生まれているわけですが、睡眠時間が4時間だったり5時間だったりと少ないようでしたら、このように生を受けた時点であらゆる細胞の機能が低下してしまっているでしょう。

 

夜型の生活習慣

人間本来のDNAには、日が昇ったら目を開け、日が沈んだら目を閉じて床につく機能を持ち合わせています。ところが夜遅くまで目を空いていると、心の部分で興奮状態が続いてしまい、交感神経と副交感神経の指令の切り替えが上手くいかずに、自律神経からの指令も乱れがちになってしまいます。

 

ビタミン・ミネラル不足

普段の食事で、ビタミンやミネラルが不足してしまうと、髪のハリ・コシ維持に欠かせないタンパク質の品質が低下してしまい、髪の強度がどんどん衰えていきます。その結果、指で軽く溶かしたり、ブローでブラシを使ってとかすだけでも切れるようになってしまいます。

もし、これらの要因に3つ以上該当しているようでしたら、、、

あなたの髪は骨粗しょう症のように「空洞化」の恐れがあります!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より