頭皮のカユミ、シャンプーを変えただけでは治まらない

シャンプー
photo credit: おとなキレイ向上委員会

頭皮のカユミを1日でも早く治したくて、美容師さんに勧められた刺激の少ないアミノ酸系タイプやノンシリコンタイプのシャンプーに変えました。

それから1週間ほど使い続けているのに、カユミは治まるどころか、どんどん酷くなってしまい、もうどうしていいかわかりません。

 

頭皮のカユミは何処からやってくる?

9月に入って、季節がすっかり秋めいたから、頭皮のカユミの相談が増え始めたわけではありません。

1年を通してみてみても、8月と2月辺りがカユミ相談が一番多い月となります。(ちなみに2014年8月は16件の問い合わせと相談をいただき、今までで最高に多い月となりました。)

そして、このエントリーの冒頭のような相談を受ける度、美容メーカーや美容師さんたちは、本当に髪と頭皮の健康を考えているのか?

疑問を抱いてしまうのは偶然このエントリーに出会って読み進めているあなたや、エントリーを執筆した私だけではないと思います。

 

頭皮のカユミとシャンプー法

頭皮のカユミを抑えるのに、「アミノ酸系タイプ」や「ノンシリコンタイプ」等のシャンプー剤の種類にこだわっても、あまり意味がありません

必要最小限の「洗浄力」がアレばOKだからです。

それよりも「シャンプー剤をタップリ使用して」「ゴシゴシ強い力で洗う」シャンプー法で、症状を悪化させているケースが跡を絶たないのです。

それは何故でしょうか?

■ テレビコマーシャルでひっきりなしに流れているシャンプー法は正しいと、知らず知らずのうちに脳裏に刷り込まれている

■ まだまだ多くの美容院で当たり前のように行われている間違ったシャンプー法が、正しい手当てとして指導されている

頭皮のカユミを訴える原因の約8割は上記の2つが関わっており、頭皮と毛穴環境のミネラルとオイルバランスを著しく乱していることによるものと断定できます。

 

頭皮のカユミが強く感じる2大要素

頭皮のカユミと言うと、とかく「毛穴周りや頭皮が汚れているから」と考えがちですが、実は「ミネラルと皮脂のバランスの乱れ」の2大要因が最近の研究で明らかになっています。

まずはご家庭でのシャンプー法を、「シャンプー剤をタップリ使用して」「ゴシゴシ強い力で洗う」から「シャンプー剤の使用量を500円硬貨くらいに抑えて」「指の腹を使って毛の生え方に逆らうように洗う」ことを心掛け、髪本来の「潤い」と「ツヤ」を再生させましょう。

シャンプー後の「手触りがツルツル」で「良い香りがする」シャンプー剤には要注意です♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

追伸:本当はもっと短期間で終わらせようと考えておりましたが、気がついたら前回の更新から約2ヶ月という長い休暇をいただいてしまいました。σ(^_^;)

本日より、また新たなスタートを切りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

パーマした後に頭皮にカユミ、何が原因でしょうか?

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あと◯◯分程で終了となりますので、もう少し我慢していただけますか?

約1年ぶりにパーマを掛けたのですが、施術中に地肌にピリッと軽い痛みを感じたので、美容師さんにその旨をお伝えしたら「あと◯◯分程で終了となりますので、もう少し我慢していただけますか?」とのご回答。

この軽率なアドバイスや初期行動が、後に重大な疾患へと繋がってしまうケースが年々増加しています。

 

パーマの施術と頭皮のカユミ

これはパーマだけに限らず、ヘアカラーや縮毛矯正などの薬剤を使用するケース全般に言えることです。

「頭皮全体がヒリヒリする」「ピリッと痛みを感じた」「地肌が熱く感じる」「薬液が付いた所がシミて痛い」「施術中に後頭部がカユミくて仕方が無くなった」…等、

この様な異常を感じたとしても、お客様であるあなたはどうしても「美容師さんに悪いから」と遠慮をしてしまい、「まぁ、そんなに大した事にはならないだろう」と自分勝手な判断をしてしまいがち。

このような軽率な初期判断が、最初は軽いカユミだけだった症状を、時間が経過するごとに「強い痛みと湿疹が伴う症状へと悪化」させてしまう場合もあるのです。

 

頭皮にカユミが起こる原因

パーマの施術後に頭皮にカユミが出てしまう原因としては、

パーマ液の刺激による炎症、パーマ施術後のすすぎ不足、パーマ前のシャンプー時に力を入れ過ぎ、等の施術関係の問題や、

睡眠不足が続いていた、ストレスが溜まっていた、生理前後だった、ホルモンバランスの乱れ、等の生活習慣の問題で、免疫力・抵抗力が落ちているケースが考えられます。

これから先、パーマやヘアカラー後のお肌の炎症から守るには、ファッション性や値段の安さに躍らされることなく

「どんな小さな異変にも耳を傾けすぐに処置を施してくれる優良サロン」を選ぶ目を養って下さい♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

ヘアカラー後、後頭部の地肌が痒くなり不安で眠れません!?

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

痒みが出たのは今回が初めて、或る日突然起こるものなのですか?

世間一般からしても、ヘアカラーによる色味のチェンジに、ファッションの一部として考えているサロンや顧客様はまだまだ多数派で、化学薬品の刺激から守るために細心の注意を払っているサロンは極少数。

そのため、地肌にチョットした痒みや炎症が起こってしまうとたちまち、どう対処していいかわからずパニックに陥ってしまうケースが後を絶ちません。

 

地肌に痒みや炎症が起こる原因と対処法

今回のように、痒みや炎症で赤くなるだけで収まる軽症のケースもあれば、火傷のようにただれ・カブレを起こす重症のケースもあります。

痒みや炎症などの軽症のケースは、地肌の抵抗力が弱っていたところに、ゴシゴシ強い力で洗い過ぎ・すすぎ(ゆすぎ)の不足による刺激が加わったことによる「皮脂とミネラルバランスの乱れ」が主な原因です。

また、ヘアカラーでカブレ等の重症化するケースは、「ジアミン色素」「天然の植物原料」「金属系原料」のアレルギー反応によるもので、

花粉症と同様に1度発症してしまった場合、一生繰り返すケースが殆んどです。

 

地肌に痒みや炎症が起こる原因

ヘアカラーで地肌に痒みや炎症が起こる原因としてはアレルギーの他に、

・睡眠不足
・ストレス
・生理前後
・二日酔い
・術前術後
・更年期障害
・自律神経障害
・ホルモンバランスの乱れ

等により、外部からの刺激に対するお肌の抵抗力が弱っているところに出てしまいます。

 

地肌の痒みや炎症の対処法

痒みが出るのはシャンプーで汚れが落ち切れてていないから?との自分勝手な思い込みで、シャンプー剤をタップリ使って潤いの元である皮脂とミネラル分を必要以上に取り過ぎてしまうと、痒みや炎症は更に悪化してしまいます。

泡立ちの少ない(洗浄成分が少ないタイプ)石鹸系のシャンプー剤をチョイスして、指の腹(指紋の渦巻きの部分)で1センチ間隔で上下前後にソフトな力加減で細かく動かすことによって毛穴や根元まで指が通って、すすぎ(ゆすぎ)を2〜3分間タップリのお湯で行うことで、皮脂や汚れをしっかり落とすことが出来ます。

あなたはヘアカラー後に起こるカユミは、カラー剤や汚れがシャンプーで落ち切れていない為と思い込んでいませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より