ヘアカラーをする時、アトピー持ちの私では肌荒れしないか心配です

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アトピーがあるからヘアカラーで肌荒れを起こすとは限りません!

ただ、肌荒れのリスクはアトピーを保持していない人に比べて、当然高くはなります。

重要なのは、あなたのアトピー症状が何に対してアレルギー反応を起こしているか?なのです。

 

合成品のカラーと植物性のカラーの安全性

美容の一般常識の中には「植物性のカラーは、合成品のカラーより安全」だと言われていますが、本当にそうでしょうか?

合成品のカラーは化学薬品を組み合わせて造られており、化学反応によって髪内部の組織に働きかけて色を付けていくメカニズムだから、確かに髪やお肌には負担が掛かります。

一方、植物性のカラーは、天然の植物の葉っぱや茎を原料にして素材そのものに備わっているチカラで髪内部の組織に色を付けていくから、当然髪やお肌にとっては負担が少なくてすみます。

 

植物や果物のアレルギーと植物性カラーの危険性

「花粉症」は植物の花粉に反応するアレルギーですから、植物のアレルギーに該当します。

「キウイフルーツ」に代表されるような酸味の強い果物や「そば」「小麦」などの特定の成分に反応するアレルギーも、植物のアレルギーのひとつとして該当します。

Q:もしあなたが、これらの植物や果物のアレルギーを抱えていたとしたらどうでしょうか?

A:植物性の原料に対するアレルギーを抱えている場合、安全だと言われている植物性のカラーであっても、肌荒れリスクはかなり高いと言えます。

 

まとめ:合成品のカラーと植物性のカラーの安全性

・アトピーを抱えていると肌荒れリスクは高くなるが、全てのヘアカラーが危険というわけではない。
・大切なのは、何に対してアレルギー反応が出ているのか?である。
・植物性のカラーは、植物性の原料に対するアレルギーを抱えている場合、肌荒れリスクは高くなる。
・アトピーの種類によっては、植物性よりも合成品のカラーが向いているケースも有る。

合成品や植物性のカラーを含め「100%安全なものはない!」という認識を持っていただくことを、お勧めいたします。

肌荒れリスクを減らすには、専門的な知識による的確な判断と髪を痛めない施術を提供している「髪の治療家」に相談することです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

ヘアカラー後、後頭部の地肌が痒くなり不安で眠れません!?

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

痒みが出たのは今回が初めて、或る日突然起こるものなのですか?

世間一般からしても、ヘアカラーによる色味のチェンジに、ファッションの一部として考えているサロンや顧客様はまだまだ多数派で、化学薬品の刺激から守るために細心の注意を払っているサロンは極少数。

そのため、地肌にチョットした痒みや炎症が起こってしまうとたちまち、どう対処していいかわからずパニックに陥ってしまうケースが後を絶ちません。

 

地肌に痒みや炎症が起こる原因と対処法

今回のように、痒みや炎症で赤くなるだけで収まる軽症のケースもあれば、火傷のようにただれ・カブレを起こす重症のケースもあります。

痒みや炎症などの軽症のケースは、地肌の抵抗力が弱っていたところに、ゴシゴシ強い力で洗い過ぎ・すすぎ(ゆすぎ)の不足による刺激が加わったことによる「皮脂とミネラルバランスの乱れ」が主な原因です。

また、ヘアカラーでカブレ等の重症化するケースは、「ジアミン色素」「天然の植物原料」「金属系原料」のアレルギー反応によるもので、

花粉症と同様に1度発症してしまった場合、一生繰り返すケースが殆んどです。

 

地肌に痒みや炎症が起こる原因

ヘアカラーで地肌に痒みや炎症が起こる原因としてはアレルギーの他に、

・睡眠不足
・ストレス
・生理前後
・二日酔い
・術前術後
・更年期障害
・自律神経障害
・ホルモンバランスの乱れ

等により、外部からの刺激に対するお肌の抵抗力が弱っているところに出てしまいます。

 

地肌の痒みや炎症の対処法

痒みが出るのはシャンプーで汚れが落ち切れてていないから?との自分勝手な思い込みで、シャンプー剤をタップリ使って潤いの元である皮脂とミネラル分を必要以上に取り過ぎてしまうと、痒みや炎症は更に悪化してしまいます。

泡立ちの少ない(洗浄成分が少ないタイプ)石鹸系のシャンプー剤をチョイスして、指の腹(指紋の渦巻きの部分)で1センチ間隔で上下前後にソフトな力加減で細かく動かすことによって毛穴や根元まで指が通って、すすぎ(ゆすぎ)を2〜3分間タップリのお湯で行うことで、皮脂や汚れをしっかり落とすことが出来ます。

あなたはヘアカラー後に起こるカユミは、カラー剤や汚れがシャンプーで落ち切れていない為と思い込んでいませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

ヘアカラーの色持ち力の低下を起こす、ヘアアイロンで仕上げる艶感

髪のうねりをしっかり伸ばしたくて、毎日アイロンで仕上げています!

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photo credit: elixir b via photopin cc

クルクルドライヤーだけでは、髪のうねりがしっかり伸びてくれないので、毎日ヘアアイロンを使って髪のうねりをしっかり伸ばし、ツヤツヤに仕上げています。ただ、美容院でヘアカラーをして頂いても、ここ3回ほど1ヶ月持たずに色が落ちてしまう事が続いています。

 

ヘアカラーの色持ちとヘアアイロンの熱ダメージ

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

美容院でヘアカラーをして頂く時は、施術後に必ず色持ちとコンディションが良くなるトリートメントをプラスしています。ですが、ここの所、色持ちはそれほど良くなっているとは感じられません。

以前は2ヶ月ほど色が持続していたのですが、ここの所シャンプーする度にどんどん色が剥がれていき、1ヶ月も持たずにキラキラ光って金髪っぽくなってしまいます。

 

色味成分は何処に定着しナゼ剥がれていくのか

キューティクルの隙間から髪の内部へと入ったヘアカラーの色味成分は、タンパク質に密着します。

ただ、栄養不足で育った髪や強力な紫外線を浴びた髪はタンパク質の密度が低く、色味成分の吸着可能な面積が少なくなるため、いくらたくさん色味成分が入っても、タンパク質層に吸着できなかった色味成分はフラフラ浮遊しているだけですので、シャンプー剤の洗浄成分とともに外部に流れでてしまうのです。

 

高温の熱は毛髪の何を破壊するのか

ヘアアイロンを始めとする「熱(高温)」は、髪のキューティクルから中心部にまで直に熱が伝わるため、60度以上の高温の熱によって水分やミネラル分が蒸発し、タンパク質が少しずつ破壊されて骨粗しょう症のような「溝」や「空洞」ができてしまいます。

ヘアカラーの施術前に、この「溝」や「空洞」を埋めておかないと、どんなに毛髪保護成分が入った刺激のマイルドなカラー剤を使用しても、色の定着がうまく機能せずに色持ちも悪くなってしまいます。

 

ヘアカラーの色持ちが低下する原因のまとめ

■ 強力な紫外線を大量に浴びた
■ ヘアアイロンやホットカーラーの高温火傷
■ 洗浄剤が大量に入った泡立ちが良すぎるシャンプー剤
■ 天然の植物由来の濃密な油脂成分による油膜に弾かれる
■ パーマやヘアカラー等の薬剤や整髪料類によるタンパク質の破壊工作

これらが髪内部のタンパク質を、骨粗しょう症のような空洞化に変えてしまい髪密度が低くなるため、色味成分の定着率が悪くなって色の持ちも低下してしまいます。

ヘアカラーの色持ちを良くしたいとお考えなら、高温を伴うアイロン仕上げの艶感を求める仕上げ施術は極力控えることです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

ヘアカラーとダメージ – 美容院で初めて染めたのにたった1度でゴワゴワバサバサな髪にされてしまいました?

有名メーカーの傷まないカラー剤を使用!と過信している美容院に多いケースです!

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photo credit: Sergiu Bacioiu via photopin cc

メーカー名や髪の保護成分がいくら有名で高級であったとしても、使用する人の技量でほぼ9割が決まってしまいます。そう、私たち美容師側の毛髪診断や施術法が劣っていれば、髪は簡単に痛んでしまうのです。

 

ヘアカラーでゴワゴワバサバサな髪ダメージを招く原因

いつもは時間がないので、ホームカラーでササッと染めていたのですが、だんだん根元と毛先の色に差が出てプリン状態になってしまい、パサつきも気になり始めたので今回思い切って美容院で染めていただきました。

ホームカラーより綺麗に染まって髪のコンディションもサラサラになると思っていたのに、見事に期待を裏切られゴワゴワバサバサな髪にされてしまい、とってもがっかり。。。

Q:プロである美容師さんに染めていただいたのに、私の髪がこんなに傷んでしまった原因は何処にあるのでしょうか?

A:一度でも髪を痛めてしまうと100%元の状態には回復しませんから、とても残念な思い出いっぱいですが、今後の参考になればと「ヘアカラーで髪を痛めてしまう原因トップ5」をご紹介いたします。

(1)根元と毛先に同じパワーの液を使用
(2)早く染まるように放置時間中に熱をプラス
(3)必要以上にクシでとかす
(4)髪の中にカラー剤が残留
(5)施術後にトリートメント

 

(1)根元と毛先に同じパワーの液を使用

新しく伸びてきた新生毛の部分と、何回かヘアカラーを繰り返している毛先の部分では、髪の状態が異なりますからパワーが一緒のカラー剤を使用した時点でかなり傷みます。

一般的には、新しく伸びてきた新生毛の部分は反応に時間がかかるのでパワーの強い薬液を、ヘアカラーを繰り返している毛先の部分は反応が早いのでパワーの弱い薬液を使い分けることで、ダメージを最小限に食い止めることができるのです。

 

(2)早く染まるように放置時間中に熱をプラス

熱を加えると薬液の反応が早まるメリットが有りますから、より多くのお客様を効率良く施術することを重視した美容院ではよく使用しているようです。ただ髪や頭皮にとっては、無理に加えた熱によって「タンパク質やキューティクルが傷つく」「水分が奪われる」デメリットが有るため、パサついて痛んだ髪に仕上がりやすいのです。

殆どのカラー剤では「熱を加える」ことは良しとせず、自然放置を推奨しております。

 

(3)カラー剤を塗布する時に必要以上にクシでとかす

カラー剤が付いている髪は、化学反応が行われておりとても敏感な状態にあります。特にキューティクルは過剰な刺激に対してすぐに剥がれてめくれ上がってしまうため、カラー剤が付いている時には、できる限りとかす回数は少ないほうがベターです。

 

(4)髪の中にカラー剤が残留

髪内部のタンパク質を保護する保湿成分、カラー剤の嫌な臭いを軽減する香料、カラー剤の色を発色させる成分…等が髪の中に残ってしまうと紫外線を浴びて老廃物と化し、潤いをキープするための皮脂やミネラル分を髪の外に追い出してしまうため、手触りが悪くなったり、色の持ちが短くなったりしてしまいます。

 

(5)施術後にトリートメント

施術後にいくらトリートメントをしても、施術中に傷んでしまった髪を元に戻す力はありませんから、やるだけ無駄になってしまいます。

大切なのは、施術前のケアにどれだけ力を入れて、薬剤の刺激に耐えうる髪の状態を作っているか?なのです。

あなたの通っているサロンは、髪を傷める施術を提供していませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

ヘアカラーの染まり方と色持ち vs ノンシリコン整髪料

ノンシリコン整髪料を使い始めてからヘアカラーの色持ちが悪くなってきた!?

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シャンプーやトリートメントをノンシリコン系に変えただけで、ヘアカラーの染まり方や色の持ちに、正直そんなに影響があるとは考えもしなかったです。

 

ヘアカラーの染まり方・色持ち vs ノンシリコン整髪料

自然派志向ブームの高まりとともにその地位を一気に急上昇させてきた「ノンシリコン整髪料」。しかしそのブームとは裏腹に、未だかつて経験したことがないふわサラな手触り感がヘアカラーやパーマに異変を起こしつつあります。

 

高濃度の油脂成分がヘアカラーの色味の定着率を半減

ノンシリコン整髪料には、メーカーによって使用するものは異なりますが、ラードからバター系まで様々な油脂成分が配合されています。

これらの高濃度の油脂成分が、髪表面のキューティクルの隙間や髪内部のタンパク質層に少しでも纏わり付くと、その強力な油膜によって同じく油からできているヘアカラーの色味(色素)は弾かれてしまいます。

長期間使用することで高濃度の油脂成分がどんどん蓄積され続け、ヘアカラーの色味が弾かれてしまう量も増加するため、色の定着率を半減させてしまうのです。

 

増量された洗浄成分がヘアカラーの色味の持続力を低下

ノンシリコン整髪料の特徴として、高濃度の油脂成分の使用に伴い洗浄成分を増量することで、手触りの良さとふわサラ感のバランスを取っています。

確かにシリコン製品より手触りの良さは際立っておりますが、洗浄成分が増量されたことで汚れ落ちはとても良くなっている反面、潤いに必要なミネラルや皮脂分まで奪ってしまうため、使用する期間が長くなるにつれて毛先のパサつきが現れ始めます。

さらに、せっかく定着しかけていたヘアカラーの色味が大量の洗浄成分によって髪の外にどんどん流されてしまうため、「先日染めたばかりなのにもうこんなに色が落ちている」感想にも見られるように、色の持続率は低下してしまうのです。

ノンシリコン整髪料に変えたあなたの髪、ヘアカラーの色持ちが低下していませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

【60歳からのヘアカラー考】髪のツヤと毛量が多く魅せるヘアカラーの染め方で若々しく

ヘアカラーの役割は、髪にただ色を付けるだけではありません!

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photo credit: thinkretail via photopin cc

ヘアカラー後に起こった激しい髪の傷みと大量の抜け毛を経験し、染めるのが怖くなってから3年。髪と頭皮に負担の掛からないように染めていただくことに。。。

 

髪のツヤと毛量が多く魅せる60歳からのヘアカラー

ヘアカラーをする度に大量に抜けてしまったため、今では量も少なくなって一本一本がだいぶ細くなってしまいました。

そして三年前に比べ白髪もだいぶ増えてしまい、後頭部以外はかなり白い毛が目立つため、見た目が実年齢よりもグッと上に見られるのが嫌でなりません。

そこで今回、「地肌に負担がかからない」「髪のツヤを損なわない」「ボリュームアップして見えるように」とのリクエストを叶えるためのヘアカラーを施しました。

ヘアカラーの素晴らしい所は、似合う色に染めるだけではなく、ツヤをアップして魅せたり、毛流れや動きを演出したり、今回施したように「毛量を多く魅せる」ことも色使いによっては可能なのです。

「頭皮に負担が掛からず、髪が艷やかになり、ボリュームアップして魅せる、60歳からのヘアカラー」

量が増えた白髪とバサバサな髪のコンディションでお悩みのあなたに♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

ヘアカラーを繰り返しても色の持ちが良くなりました!

主人にも「美容院を変えてから、色の持ちが良くなって白髪が目立ちにくくなった」と言われるようになりました♪

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【ヘアカラーの塗布】
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『以前はヘアカラーを繰り返す度に、色が定着している日数が段々短くなってしまい、シャンプーする毎にどんどん明るくなって行く気がしただけではなく、髪自体も細くなっているように感じ始めたため、ヘアカラーで髪を染めるのを躊躇するようになっていました。

ただ、新しい美容院に変える決断をするのはとても勇気が入る事でしたが、三回ほど通った今では正解だったと言えます。』このようなご感想をお聞かせ頂いた、浜松市南区在住のY・K様。誠にありがとうございました。

 

ヘアカラーの色持ちと髪のコンディションを改善に導くこだわりの施術

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【ヘアカラー剤の調合】
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今まで通っていた美容院とルグランさんでは、お肌がヒリヒリしない、鼻に付く嫌な臭いがしない、ヘアカラーを繰り返しても髪のツヤと色の持ちが良くなった事が一番の違いです。

しかも、美容院では決まって薦められる「ヘアカラー後のトリートメント」をしなくても、髪が綺麗に仕上がるのです。その他にも、、、

(1)頭皮の状態をきちんと診断してくれる
(2)お肌・持っているイメージ・季節…等を考慮した色の提案
(3)地肌にシミないように保護する手当て
(4)髪への負担と臭いを軽減した独自調合のカラー剤の使用
(5)頭皮と髪を痛めないカラー剤の塗布
(5)頭皮と髪の負担を軽減して汚れを落とすシャンプー法
(6)残留物を除去して色の定着を良くするカラー後の手当て

親切丁寧に真心を込めて、One to One で行われるこれらの施術によって、私の髪は1ヶ月毎に来店する度に少しずつ「ツヤとしなやかな手触り」が蘇ってきました。

これからは、アドバイスを頂いた自宅でのお手入れもしっかり行ってハリ・コシのある髪を育てながら

ヘアカラーを楽しみたいと思います♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

パーマの掛かりと薬の服用について学んだこと

パーマ液の強さや前処理を工夫しても毎回パーマの掛かりが悪いケースがあったのです!

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施術前の問診で予め顧客様から「パーマの掛かりが悪い」事はお聞きしていましたので、お肌に負担がかからないように色々工夫を加えながらパーマの施術を行い、長時間掛かってやっとパーマは掛かったのですが、その後一周間もしないうちに取れてしまったのです。

 

毛髪の成長と薬の服用履歴

その日一回だけでしたらそれほど問題視しなかったと思うのですが、毎回パーマが掛かるまでに長時間を要しても定着が悪くすぐに取れてしまうことから、髪質が原因かと思いました。

しかし、15年来アドバイスや勉強会を開催いただいている小島化学株式会社の社長様に相談すると、以外な答えが返ってきました。

髪質ではそこまでのケースはあり得ませんから、次回その顧客様が来店されたら「お薬の服用歴を訪ねてみてください」と言われ、抗ガン剤、ホルモン治療薬、血圧を下げるお薬、…等を服用していたら「パーマやヘアカラーに影響があります」とアドバイス頂きました。まさか、薬の成分が髪にも影響を与えるとは考えも及ばなかったのは、言うまでもありません。

そこで、高血圧治療薬を調べたら、毛髪のホルモンバランスの指令を司っている自律神経等に影響があることがわかりました。

高血圧治療薬
高血圧の最終的な治療目的は脳卒中や心不全などの二次的疾患を予防し、生命予後を改善することにある。高血圧の発症には食生活や喫煙などの生活習慣が大きく関与することから、基本的にはこれらを改善することによる治療(非薬物療法)が試みられるが、目標値が達成不可能である場合には薬物治療が行われることになる。血圧のコントロールは自律神経系やレニン-アンジオテンシン系(RA系)をはじめとした液性因子などによって行われており、現在発売されている降圧薬は主にこれらの機構をターゲットとしている。

薬に含まれる様々な成分は胃腸で消化され、血液に乗って身体の各器官へと運ばれることによって効き目を発揮しています。その際、髪の栄養分や不要となった老廃物等と一緒に、最終処分場である毛根へも少なからず運ばれていることが考えられます。

そして、毛根から取り込まれた薬の残留成分や老廃物等は、髪の成長とともに髪の中に異質物として定着し、シャンプーを繰り返しても残留し続けるのです。

この老廃物となった薬の成分が、パーマ液やヘアカラー剤の化学反応に何らかの影響を与えて作用しにくくしていると考えられます。ですから、パーマやヘアカラーの薬剤をきちんと作用させるには、シャンプーやトリートメントをいくら繰り返してもダメで、「パーマやヘアカラーの施術前に金属類の残留物や老廃物を髪の中から取り除く手当を要するサロンでのみ」施術が可能となり、パーマの掛かりやヘアカラーの色持ちが改善されるのです。

パーマの掛かりやヘアカラーの色持ちは、薬の服用履歴によって変わります♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

【ヘアカラーの色選び】見た目が“老ける”白髪染め、見た目が“若返る”白髪染め

美容師さんに勧められてヘアカラーの色を流行色に変えたけど、何かオバサンみたいになった気が…?

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

流行の色だからといって、必ずしも似合うとは限りません。なぜなら、人それぞれのイメージ、肌や瞳といったパーツによって、一人ひとり似合う色が異なるからです。

 

見た目が“老ける”色、見た目が“若返る”色

近頃、肌がクスんできた、小じわが目立ってきた、ほうれい線が深くなったといった、年齢を重ねるごとに感じ始める肌コンディションの変化は、見た目年齢を大きく左右することは既にご存知かと思いますが、髪を明るくしたり白髪を染める時に使用するカラー剤の色味によっても、見た目が大きく変わります

 

パーソナルカラーに合わせた色選び

一人ひとりがまったく異なる、肌の色・瞳の色と明るさ・雰囲気やイメージなどからパーソナルカラー(似合う色)を導き出し、施術に使用するヘアカラーの色や明るさに取り入れることで、あなたの見た目年齢は確実に3〜5歳若返ります。

特に白髪を染めるヘアカラーの場合、年齢を重ねるごとにその差は顕著に表れます

一方、TVCMで使用されていた商品、その日の気分で、お気に入りの香り、パッケージの美しい色…等の選択理由で、ドラッグストアーに大量に陳列されているホームカラー製品からお目当ての一品を購入しご自宅で施術しただけでは、髪や白髪にただ色が染まった状態で見た目年齢は5歳ほど老けてしまうケースが殆んど。

ご自分の好きな色やその年の流行色が、必ずしもあなたに似合うとは限らないのです。

あなたのヘアカラーは似合う色を使用されていますか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

【ヘアカラーとアレルギー】何故ヘアカラーの施術前に毎回パッチテストを行うの?

毎回行わないと「アレルギーによる肌荒れ」を未然に防げないからです!

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1990年代はじめ頃まではヘアカラーといえば白髪を染めることくらいでしたが、90年代後半になると人気アイドルに憧れる10〜20代の女性から、長さを変えなくても簡単にイメージチェンジできる支持を受けて一気に広がっていきましたが、その裏では、カラー剤による肌荒れに悩まされる方も少なからずいたようです。

 

ヘアカラーの施術とパッチテストの重要性

ヘアカラーの安全性に関しては、 ヘアカラーをした時に、薬液が肌にヒリヒリとシミた事がありますが染めても大丈夫ですか? のエントリーでも触れておりますが、、、

ヘアカラーというと、一般的には「髪色を楽しむ」オシャレの一環として考えられていますが、ヘアカラー剤の元となっているのは化学薬品であるという認識を忘れてはいけません

人間のお肌はとてもデリケートで、「寝不足」「二日酔い」「生理前後」「術前術後」等のチョットした原因でも肌荒れを起こしやすく、外部の刺激から守る免疫力も低下して敏感に反応してしまうため、ヘアカラー剤に配合されている薬品に対しても一時的に肌にシミる事がありますし、配合されているごく一部の薬品に対するアレルギーも考えられます。

まだまだ多くの消費者は、事の重要性に気づくのは問題が起こってからと遅く、「安全性」に対する意識が非常に希薄と言わざるを得ません。

それは、「ヘナだったら染めても安全」とおっしゃる美容師さんや、「このカラー剤はお肌の保護成分配合だから安心」と考える消費者の方のひと言からも計り知れ、食品の安全性に関する問題が大々的に報じられているにも関わらず、美容院やご家庭を問わず依然としてヘアカラーの安全性や薬剤による肌荒れを真剣に考えている方は少なく、髪を染める前には「パッチテスト(アレルギーテスト)を行うこと」が、法律で義務付けられている事すらご存じない美容師や消費者も数多くいらっしゃいます。

私が何故ここまでくり返し安全性に対して記しているのかと言いますと、花粉症を発症している方は既にご存知かと思いますが、アレルギー症状というのは“ある日突然症状が表面化する”からに他ありません。

もし万が一、ヘアカラーでアレルギー症状を発症して肌荒れ(かぶれ)を起こしてしまった場合、治療のための通院や完治するまでの医療費など、あなたが受ける精神的苦痛や肉体的疲労は計り知れず、全て一人で背負わなければならないのです。

毎回ヘアカラーの施術前にパッチテストを行えば、絶対安全とは言えませんが、少なくとも

「カラー剤のアレルギーによる肌荒れ」を未然に防ぐ確率は100%に近づきます!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より