トリートメントの量を増やしても全然良くならないんです!
私たち人間の体の機能が出来上がり、成長ホルモンが減ってくるのは23歳頃。ここから徐々に下り坂を迎え、30歳を超える頃には髪内部のタンパク質の密度が荒く隙間が目立つようになって質感が変わり、補修補正効果の高いトリートメントをタップリ付けても一向に改善されません。本来ならばここからが老化の始まりと言えるかもしれません。
40歳を過ぎると髪の艶が“ガクッ”となくなる理由
40歳を過ぎたあたりから、新陳代謝が衰え始めて髪質が変化し「クセ」や「うねり」となって現れ始め、太陽からの光を乱反射させて艶が出にくくなります。これが切っ掛けとなって見た目年齢が少しずつ高くなり、若さ維持への自信を失い始めるのもこの頃と言えます。
パーマやカラーの刺激
髪が痩せたり白髪が増え始めたりといった髪質の変化を感じさせないよう、パーマを掛けてボリューム感や動きを出したり、白髪を目立たせないように髪色を明るくしたり、薬剤による度重なる刺激が髪内部のタンパク質を痛めてしまうことで形状が変わり、艶が出にくくなってしまいます。
間違った仕上げや整髪剤の使用過多
そして、自然乾燥による就寝は摩擦によるキューティクルの「ささくれ」を起こし、反対にドライヤーの熱は「髪の火傷」を起こすため、ツヤは失われます。
また、髪型を長時間キープしようと固める整髪剤をタップリ使っていると、紫外線酸化によって髪の形状が著しく傷つけられてツヤが失われてしまいます。
皮脂の分泌の低下
そして、加齢による新陳代謝の影響を一番受けてしまうのが、毛穴内部の皮脂腺から分泌される「皮脂の分泌低下」です。皮脂が少なくなると皮脂膜も所々欠けるようになり、11〜13%に支えられていた髪内部のミネラルや水分量が、大気中に蒸発してしまうことで潤いと艶が失われてしまいます。
お肌にとっても、ハリ・ツヤ・潤いが低下し、シワが増える一因にもなってしまう程、人間にとって「皮脂」は欠かすことができない大切なものなのです。
髪ツヤと肌ツヤは、トリートメントではなく「皮脂」が支えているのです♪
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より