髪老化の入り口|40歳を過ぎると髪の艶が“ガクッ”と失くなる理由

トリートメントの量を増やしても全然良くならないんです!

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photo credit: Piero Sierra via photopin cc

私たち人間の体の機能が出来上がり、成長ホルモンが減ってくるのは23歳頃。ここから徐々に下り坂を迎え、30歳を超える頃には髪内部のタンパク質の密度が荒く隙間が目立つようになって質感が変わり、補修補正効果の高いトリートメントをタップリ付けても一向に改善されません。本来ならばここからが老化の始まりと言えるかもしれません。

 

40歳を過ぎると髪の艶が“ガクッ”となくなる理由

40歳を過ぎたあたりから、新陳代謝が衰え始めて髪質が変化し「クセ」や「うねり」となって現れ始め、太陽からの光を乱反射させて艶が出にくくなります。これが切っ掛けとなって見た目年齢が少しずつ高くなり、若さ維持への自信を失い始めるのもこの頃と言えます。

 

パーマやカラーの刺激

髪が痩せたり白髪が増え始めたりといった髪質の変化を感じさせないよう、パーマを掛けてボリューム感や動きを出したり、白髪を目立たせないように髪色を明るくしたり、薬剤による度重なる刺激が髪内部のタンパク質を痛めてしまうことで形状が変わり、艶が出にくくなってしまいます。

 

間違った仕上げや整髪剤の使用過多

そして、自然乾燥による就寝は摩擦によるキューティクルの「ささくれ」を起こし、反対にドライヤーの熱は「髪の火傷」を起こすため、ツヤは失われます。

また、髪型を長時間キープしようと固める整髪剤をタップリ使っていると、紫外線酸化によって髪の形状が著しく傷つけられてツヤが失われてしまいます。

 

皮脂の分泌の低下

そして、加齢による新陳代謝の影響を一番受けてしまうのが、毛穴内部の皮脂腺から分泌される「皮脂の分泌低下」です。皮脂が少なくなると皮脂膜も所々欠けるようになり、11〜13%に支えられていた髪内部のミネラルや水分量が、大気中に蒸発してしまうことで潤いと艶が失われてしまいます。

お肌にとっても、ハリ・ツヤ・潤いが低下し、シワが増える一因にもなってしまう程、人間にとって「皮脂」は欠かすことができない大切なものなのです。

髪ツヤと肌ツヤは、トリートメントではなく「皮脂」が支えているのです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

【髪の老化と食べ物の好き嫌い】トリートメントの量を増やしてもツヤと潤いは回復せず髪年齢は老化する

栄養の偏りは髪質も悪くしてしまいます!

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photo credit: Digital Wallpapers via photopin cc

近年、食べることには困らない豊食の世の中になって来ているせいか、「好みの味ではない」「塩味が効きすぎている」「もう少し甘味がほしい」…等、にわかグルメ志向が蔓延して幼少の頃から平気で食べ物の好き嫌いを口にして、好みのものだけ食べる習慣が付いてしまっている方が多くなりました。

かと思えば、生まれながらにして重度の食物アレルギーで、学校給食でも度々事故が起きているアナフィラキシーによる死の危険性と隣合わせにあることから特定の食品を摂取すら出来ないケースが増えていると聞きます。

このようなケースでは栄養バランスの乱れから、ツヤがない・プチプチ切れやすい・キューティクルが傷つきやすい等、髪質に問題を抱えているケースが多いのです。

 

髪の老化と食べ物の好き嫌い

約1ヶ月ほど前の「»食べ物の好き嫌いとパサついてまとまらない髪」というエントリーでも、栄養の偏りについて書いています。

食べ物の好き嫌いとパサついてまとまらない髪 | おとなキレイ向上委員会

『タンパク質不足は「ハリや弾力の低下」、脂質不足は「保湿力の低下」、ビタミンやミネラルは「潤い力の低下」を招くなど、毛髪は私たちが口にした食べ物のエネルギーから作られているため、好き嫌いが多い人ほどコンディション不良の髪が育ち、パサついてまとまらない髪質となってしまうのです。』

この時、髪老化に悩むあなたを含めた多くの方々は、パサついてまとまらない髪質を少しでも綺麗に見せようと「トリートメントの量を増やす」お手入れを実践しているのではないでしょうか。

これでは、トリートメントに配合されている油脂分の皮膜で表面を加工して手触りを良くしているだけですので、時間が経つごとに太陽からの大量の紫外線によって酸化してタンパク質が傷ついて劣化してしまうため、ツヤと潤いはさらに低下して髪年齢は老化するばかりで、いくらトリートメントの量を増やしたところで根本的な解決には至りません。

そして、本来でしたら口にするバランスのとれた食べ物で補わなければならないのですが、塩・砂糖・米・小麦粉をはじめとするビタミン・ミネラル分が失われた白物調味料類の摂り過ぎは、胃腸を疲労させて冷える体質へと変えてしまうため、血液の循環が悪くなって髪の製造工場へと運ばれる栄養分も不足気味となり、ツヤと潤いのないハリ・コシの低下した髪質のまま大人へと成長するので、髪年齢も老化してしまうのです。

免疫力や抵抗力を維持して髪年齢や見た目年齢の若返りを叶えるためにも、

水・空気・食物は汚染されていないものを身体の中に取り入れましょう♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より