私は「うどん」よりも「蕎麦派」です♪
私は幼い頃、風邪などをひいたり体調がすぐれず熱がある時などは、卵を落とした熱々のうどんを頬張ることもありましたが、夏でも冬でもうどんよりは蕎麦を好んで食べていたような記憶があります。
ここの所、卒煙できた見返りに食欲が出てきたため、少し時間が空いた時に口が寂しくなって、ついついナッツ類やお菓子類に手が伸びてしまい、少しばかりお腹周りのお肉が気になり始めました。(夏用に少し早めに買っておいた、ウエストをワンサイズ落としたパンツ3本がパツパツになっていてショック(^_^;))
これでは夏場にかけて身体を動かせなくなるとの恐怖感から、休日のランチタイムでの食事を「消化が良い軽めのものに変えていこう」と思い立ち、急激に暑さが増した先日は初夏の涼を目と喉で楽しめる「ザル蕎麦」をチョイスした次第です。
ただ、食べながら“フッ”と蕎麦には強いアレルギーが出やすいという認識はあるが、どういう栄養価があるのだろう?との疑問があったので、今回栄養価やどういった経緯や歴史があるのかを調べてみました。すると、驚いたことに「脂肪の増加を抑える作用がある」ということがわかりビックリしました。(もしかしたら、身体が自ら欲するものを教えてくれたのかもしれません。笑)
アミノ酸バランスが良く脂肪の増加を抑える作用がある「蕎麦」
元来農民の主食として『ソバ団子』や『ソバガキ』が食べられていましたが、江戸初期に「ひも状の麺」にする技法が考案されてから、一般大衆に広まっていったとされています。
日本国内の特産地は、信州、出雲、盛岡、秩父、などの寒冷地。外観が濃い色なので体を暖める作用を有する陽性食品であるため、冷え性の方にはオススメです。(※ただし、アレルギー症状を起こしやすい「ルチン」を含有しているため、ソバアレルギーによるアナフィラキシーショックにはくれぐれも用心して下さい。)
外国でも、ロシアの「カーシャ(ソバ粥)」、ポーランドの「ソバプディング」、フランスの「そば粉のクレープ」など、寒い国に存在するのは、陽性食品であるが故だと言えます。
現代病の予防にも有効な蕎麦の栄養価
8種類の必須アミノ酸を含む良質のタンパク質と、消化されやすいデンプン、血管を強化して脳卒中などを予防するルチン(ビタミンP)、脳の記憶細胞の破壊やボケを防ぐ蕎麦ポリフェノールやコリン。
そして何と言っても、そばに含まれるアミノ酸の「脂肪の増加を抑える作用」は、お腹周りのブヨブヨで悩んでいるあなたには必見です。
蕎麦に関する予備知識
『続日本紀』に「元正天皇の養老6年(722)は、夏の日照りが酷く稲が枯れ大飢饉になったので、ソバを植えるように命令が出された」という記述。種まき後、わずか50〜70日で収穫でき、酸性の痩せた土地でも寒冷地でも栽培可能で労力も少なくて済むため、救荒作物として重宝がられていたとの記載。
『本朝食鑑』に、ソバは「気分をおだやかにし、腸を寛げ、能く腸胃のつかえ(老廃物)をこなす。また、水腫、泄痢(はらくだし)、腹痛、上気を治す」との効能が並べ立ててある。
胃腸が弱く直ぐ下痢になりやすい私には、ベストマッチ♪
もちろん、しこしこツルツルのコシの強い蕎麦に、大満足だったのは言うまでもありません!
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より
蕎麦に関するエントリーの参照サイトと書籍
今回お蕎麦について、下記のサイトや書籍を色々参考にさせて頂きました。
『蕎麦〜Wikipedia』
免疫力や自然治癒力を高める食材を100品目以上紹介されていて、それに加え「生い立ち」「効能」「民間療法」等もご紹介されているので、参考になるところが多いです。