細胞の老化などに関係、テロメア修復仕組みを解明
本日 6月29日(日)11時1分、神戸新聞NEXTより配信されたニュースで、細胞の老化に関係するとても気になる記事でしたので、このブログで取り上げてみました。
細胞の寿命や老化に深く関係する部位「テロメア」
肌細胞がだんだん衰えてしまうのは、年齢的な老化が要因とするものから、新陳代謝の衰え、皮脂分泌の減少、タンパク質とミネラルが元となって作られるハリ・コシ維持に重要な役割をする「コラーゲン」の減少、などが肌老化の一般的な要因とされています。
染色体の末端にあり、その長短が細胞の寿命や老化に深く関係する部位「テロメア」について、長さを抑制する仕組みを、関西学院大理工学部(兵庫県三田市)の田中克典教授らのグループが初めて明らかにした。抗がん剤の開発などにつながる可能性もあり、このほど米国科学アカデミー紀要に掲載された。
本日取り上げるニュースでは、上記以外の老化の原因として挙げているのが、人間の男女を決める重要な役割も持っている染色体の末端にある「テロメア」の長さ抑制作用について。
通常の細胞は、分裂のたびにテロメアが少しずつ短縮、一定の長さになると細胞が寿命を迎え、分裂をやめる。一方、生殖細胞やがん細胞では、テロメラーゼと呼ばれる酵素が働き、長さを保つようテロメアを修復。一種の「不死状態」であることが知られている。
ただ修復の際、テロメアを伸ばしすぎず、元の長さに収める仕組みは不明で、田中教授らは常にテロメラーゼが働く酵母菌を使って実験した。元の長さまで修復が進むと、SUMO(スモ)というタンパク質が、テロメアに付着している別のタンパク質と結合。テロメラーゼをはじき飛ばし、修復を止めることを明らかにした。
今回は酵母菌を使っての実験だったみたいですが、もし、今後の実験で「テロメアを伸ばしすぎず、元の長さに収める修復の仕組み」が、ヒトの細胞でも明らかになれば、
TVアニメの世界だけでなく、実際の人間でも不老不死が夢ではなくなる可能性がかなり大きいと言えます。
もし現実に「不老不死」が実現したら、ありったけのお金を積んでしまうかもしれませんね。(笑)
もし永遠の若さが手に入るとしたら、あなたは何を実現したいですか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より