髪の毛にとって「栄養補給」や「ダメージ補修」は本当に必要なのでしょうか?
私たち人間の髪は、口から摂取した食べ物を咀嚼したり胃腸で消化吸収された栄養分によって作られています。
ですから、年齢を重ねて40代や50代になってもツヤツヤな髪をキープしたりハリ・コシある髪を育てるためには、食べ物の好き嫌いはできる限りなくし「タンパク質」「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」「脂質」の栄養バランスの取れた食事を心掛けましょう!と言ったアドバイスを受けてきました。
にも関わらず、髪の毛にとっては全くの異質物であるトリートメントで、中心的な栄養素である「タンパク質の補給しましょう!」とか「傷んでいる所のダメージ補修をしましょう!」というのは可怪しいと思うのは私だけでしょうか?
自然の循環システムとトリートメント
私たち人間は大気中の「空気」を吸って約60兆個に及ぶ体中の細胞を育てるエネルギーとして使った後は、「二酸化炭素」を吐き出します。
そして私たちが口から吐いた「二酸化炭素」は、植物が太陽光線と一緒に取り込んで光合成によって成長するときのエネルギーに変えて、葉っぱから「酸素」を出してくれます。
このように地球上の生物は、お互いに足りないものを補完しあって循環させることによって生命を維持しているのです。
これは、私たちの髪の毛でも例外ではありません。
あなたは、人間の髪の毛は「トリートメントによって健康を維持している」と思っているかもしれません。(約9割の方が同様の意見かと思います)
私も美容界に入りたての頃はそう信じて、疑うことはありませんでした。
しかしながら、どんなに品種改良をされた新しいタイプのトリートメントや整髪料類を使っても一時的に手触りが良くなるだけで、一向に枝毛などのダメージは改善してきません。(まさか、トリートメント自体に非があるとは思いもよりません)
広がった髪のボリュームを抑えたり、髪型がうまくまとまらない時に使用する、洗い流さないトリートメント、ヘアクリーム、ヘアワックス、等も例外ではありません。
髪にとって「栄養補給」や「補修補正」は本当に必要なのだろうか?と、どんどん疑いが深まって行ったことがつい昨日のことのように思い出されます。
その後、理想とするプロダクツに運命的な出会いを果たし、医療系の毛髪化学や皮膚科学を講義を受ける中、
髪は、三大栄養素である「空気」「ミネラル」「皮脂」の自然エネルギーを循環させて健康を維持していることを学び、
如何にトリートメントを始めとする整髪料類が、自然の摂理(ヘアサイクル)から外れているか、自然の循環には必要のないものかを知ることが出来たおかげで、
これらのトリートメントを始めとする整髪料類に頼ることなく、オトナの女性が内側から醸しだす「大人の魅力」と「大人の美髪」を引き出すサポートが可能となったのです。
あなたはトリートメントや整髪料類の使い過ぎで髪を痛めていませんか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より