髪と肌の乾燥が悪化|高齢者の四人に一人が無自覚の「かくれ脱水」に…

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photo credit: 中日新聞

私は大丈夫!と思っている人ほど危険度が高いのです!

毎日キチンと手当しているのに、髪やお肌がなぜか乾燥してしまう?

同様に、思ったほど汗をかいていないのに、貧血みたいにフラフラしてしまう?

要するに、自分の体なのに正しい判断ができないほど、知らず知らずのうちに疲弊しきってしまっているということです。

 

高齢者の四人に一人が無自覚「かくれ脱水」に要注意

このニュースは本日、2014年7月8日の朝刊に掲載されており、髪と肌の乾燥の悪化だけで済めば良いのですが、

熱中症や脱水症状で命を落としてしまう方がまだまだ多いことから、この機会に取り上げさせて頂きました。

 

普段は、体の中に熱がたまってくると、汗腺を開いて汗をかくことで熱を外に逃して体温調節してくれています。

しかし、体の中の水分が汗を出すばかりに使われて補給されない、いわゆる脱水状態(身体の機能を保つための水分と塩分が不足している状態)が続くと体が危険を感知し、それ以上水分が失われないように発汗をストップ。

その結果、体温が下がらず熱中症になってしまいます。

 

髪と肌の潤い調節と脱水症状

毛穴から出る前の髪の毛や皮下組織で作られ表皮に上がってくるまでのお肌は、身体の中に蓄えている約70%の生体水から水分をワケていただき、最適な水分量(髪:11〜13%、お肌:13〜16%)をキープしています。

毛穴から出て成人になった髪や表皮に上がってきたお肌は、大気中の空気を取り入れることで空気に含まれている水蒸気(湿気)によって、潤いを最適な状態に保とうとしています。ですから、空気の乾燥する湿気の少ない冬場は潤いが不足、紫外線の降射量が増える夏場は強力な太陽と紫外線の熱により水分が蒸発するため、乾燥しやすいのです。

ただし、年令を重ねるほど体内に蓄えている水分量も少なくなるため、髪やお肌の細胞の潤いも低下しパサつきやシワといった症状が目立ってくるのです。

 

かくれ脱水チェックシート(第1段階)

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photo credit: 中日新聞

高齢者はもともと水分も少なく、飲食量も少なめでのどの渇きも感じにくく、脱水症状に陥りやすいのでより一層の注意が必要になるあなたのために、新聞記事にも掲載されていた「かくれ脱水チェックシート」を表示させて頂きました。

もし、1つでも当てはまった場合、かくれ脱水の恐れありだそうです。

・皮膚がカサつくようになった。皮膚にツヤがなく乾燥している。ポロポロと皮膚が落ちる
・口の中が粘着くようになった。食べ物がパサつく。つばが少なくて、ゴクンと飲み込めないことがある。
・便秘になったか、酷くなった。下剤を使う頻度が増えた。
・前より皮膚のハリがない。手の甲をつまみ上げて離した後に、つまんだ痕が3秒以上残る。
・足のスネにむくみが出るようになった。靴下のゴムの痕が脱いだ後に10分以上残る。

脱水症状の予防は、喉の渇きを感じなくても細めに水分・塩分補給を行うことです!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

抜け毛の増加と体のダルさが半端ない!あなたの症状の原因は?

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抜け毛が増えたからと言って、原因が精神的ストレスとは限りません!

抜け毛が急に増え始めた!というと、美容師をはじめ多くの人は精神的ストレスが大きかったのでは?と真っ先に考えを巡らせます。

しかし、症状が抜け毛と体のダルさとのセットの場合、考えられるのは甲状腺ホルモンの分泌障害かもしれません。

 

髪も体も元気がなくなる甲状腺機能障害

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7月1日の朝刊に、今回の記事は掲載されていました。

これだけ大きく取り上げられるということは、抜け毛、身体のダルさ、体温が低い、むくみ、手足がしびれる…等、

甲状腺の機能障害の特徴的な症状を感じている潜在的患者数が相当数いることが考えられます。

 

特徴は虚脱感・体のダルさ・抜け毛

サッカー日本代表の本田圭佑選手も、甲状腺の機能障害ではないか?といった報道も見られましたが、本人が首の手術痕について一切口にしないので、真相は藪の中。

私のサロンの顧客様の中にも、1日の仕事が終わり一旦軽く座り込むつもりが、なかなか立てなくなるなど「体のダルさが半端ない!」と感じている、30代の方もいらっしゃいます。

甲状腺の機能障害は、甲状腺ホルモンの分泌量が多すぎるケース(バセドー病)と少なすぎる(橋本病)ケースの2タイプにわかれます。

ただ、最近では全世界で治療法が確立され始めており、飲み薬等で甲状腺ホルモンの分泌量をコントロールしながら手当てにじっくり取り組んでいく気持ちが大切です。

もし、タイトルにあるような「抜け毛の急激な増加と体のダルさ」がセットで起こっている場合は、甲状腺障害が潜んでいると見てほぼ間違いないでしょう。

ココではさらりと軽くご紹介しておりますが、分泌バランスを整えるのは時間を掛けてじっくり取り組む必要があります。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

細胞の老化を遅らせる救世主となりうるのか?

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photo credit: **Mary** via photopin cc

細胞の老化などに関係、テロメア修復仕組みを解明

本日 6月29日(日)11時1分、神戸新聞NEXTより配信されたニュースで、細胞の老化に関係するとても気になる記事でしたので、このブログで取り上げてみました。

 

細胞の寿命や老化に深く関係する部位「テロメア」

肌細胞がだんだん衰えてしまうのは、年齢的な老化が要因とするものから、新陳代謝の衰え、皮脂分泌の減少、タンパク質とミネラルが元となって作られるハリ・コシ維持に重要な役割をする「コラーゲン」の減少、などが肌老化の一般的な要因とされています。

染色体の末端にあり、その長短が細胞の寿命や老化に深く関係する部位「テロメア」について、長さを抑制する仕組みを、関西学院大理工学部(兵庫県三田市)の田中克典教授らのグループが初めて明らかにした。抗がん剤の開発などにつながる可能性もあり、このほど米国科学アカデミー紀要に掲載された。

本日取り上げるニュースでは、上記以外の老化の原因として挙げているのが、人間の男女を決める重要な役割も持っている染色体の末端にある「テロメア」の長さ抑制作用について。

通常の細胞は、分裂のたびにテロメアが少しずつ短縮、一定の長さになると細胞が寿命を迎え、分裂をやめる。一方、生殖細胞やがん細胞では、テロメラーゼと呼ばれる酵素が働き、長さを保つようテロメアを修復。一種の「不死状態」であることが知られている。

 ただ修復の際、テロメアを伸ばしすぎず、元の長さに収める仕組みは不明で、田中教授らは常にテロメラーゼが働く酵母菌を使って実験した。元の長さまで修復が進むと、SUMO(スモ)というタンパク質が、テロメアに付着している別のタンパク質と結合。テロメラーゼをはじき飛ばし、修復を止めることを明らかにした。

今回は酵母菌を使っての実験だったみたいですが、もし、今後の実験で「テロメアを伸ばしすぎず、元の長さに収める修復の仕組み」が、ヒトの細胞でも明らかになれば

TVアニメの世界だけでなく、実際の人間でも不老不死が夢ではなくなる可能性がかなり大きいと言えます。

もし現実に「不老不死」が実現したら、ありったけのお金を積んでしまうかもしれませんね。(笑)

もし永遠の若さが手に入るとしたら、あなたは何を実現したいですか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

抜け毛を誘発するストレス|体温を上げたりすることもあるとは意外でした

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photo credit: michaelgoodin via photopin cc

長期間のストレスを受けると体温の高い状態が続く

まだまだ解明されていないことがたくさんあるのですね♪

本日の朝刊に、下記のような記事が紙面を飾っていました。

【ストレス発熱の仕組み解明 京大グループ】
京都新聞 6月27日(金)11時29分配信

 ヒトなどの哺乳類がストレスを受けると一時的に体温が1~2度ほど上がるが、長期間にわたるストレスは疲労感を伴う心因性発熱を引き起こすことがある。解熱剤が効かず治療が難しく、発症に関わる仕組みはよく分かっていなかった。
 グループは、ストレスで心因性発熱になったラットで実験した。脳内にある延髄と視床下部のそれぞれの特定の部分にある神経細胞の働きを抑えると、熱を生み出す「褐色脂肪組織」の温度が上がらず、体温上昇も起こらなかった。
 これらの結果から、ストレスの信号は視床下部から延髄へと神経伝達され、交感神経を経て褐色脂肪細胞で熱の生産を促し、体温を上昇させていることが分かった。

「ストレス」というと1番最初に脳裏に浮かぶのは、抜け毛や円形脱毛症といった「髪に関する症状」を連想してしまいます。

そして、強いストレスを感じ始めて疲れが取れにくい状態になると、お肌の化粧のりが悪くなったり、胃腸の消化吸収機能が低下して軟便を繰り返しやすく疲れやすい、症状が一般的とされてきました。

今回のこの記事のように、「ストレスを感じると体の体温が1~2度ほど上がり」、長期間にわたるストレスは疲労感を伴う心因性発熱を引き起こすことがある症状は、

解熱剤も効かないとなると、「熱」「湿疹」においては症状が重症化しやすく、相当大変になることが予想できます。

血行不良と肌荒れはストレス性症状の代表格です♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

受動喫煙の恐怖|おとなキレイを脅かす分煙化を進めてきた弊害

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photo credit: Mike Shaheen via photopin cc

分煙化によって、健康被害だけでなく生活を脅かすケースが有るとは?

本日、朝日新聞のメールマガジンにて拝見した「無煙化の陰で:上・下」の記事で紹介されていました。

欧米で行われている分煙や禁煙の政策と比べて、まだまだ日本が行っている政策は生ヌルイとの指摘も、チラホラ聞こえてきます。

わたし自身、元喫煙者ですから、「喫煙者の理解して欲しい気持ち」と「非喫煙者の止めて欲しい気持ち」

喫煙・非喫煙のお互いの主張したい気持ちが良くわかるだけに、落とし所が難しいと思います。

 

分煙・禁煙を進めてきた政策の思わぬ弊害

6月17・18日と2日続けて、朝日新聞に掲載されていた「紫煙集中、暮らし脅かす」、「同僚や隣人の煙に悩まされる」といった分煙や禁煙にまつわる記事。

■すっかり肩身が狭くなった愛煙家。東京都心では喫煙者の「一極集中」が起き、思わぬ弊害も出ています。「周囲に気兼ねなく、一服したい」と彼らが向かう先は?

無煙化の陰で:上

▼公共スペースの禁煙化は進んでも、同僚や隣人のたばこの煙に、人知れず苦しんでいる人もいるようです。周囲とぶつからず、効果的に煙を避ける方法とは?

無煙化の陰で:下

喫煙による煙は、吸っている本人より受動喫煙による周りの方への健康被害の影響が大きく出てしまうことへの理解が、まだまだ足りないように思う。

かと言って、時間を掛けずに一気に排除の方向に舵を切ってしまうと、数少なくなった喫煙場所へ多くの愛煙家が集中してしまい、

洗濯物に付く臭いや子供の遊び場への侵入といった、その周辺に住む住民の暮らしや健康に影響が出てしまうケースも有る。

さらに、職場・近所・家族間などの密閉された建物内での喫煙は、いくら換気扇を回していても受動喫煙の被害は完全には防ぎきれず、

従業員・住民・家族に思わぬ健康被害やトラブルが出てしまうなど、節度を持った心配りが必要といえます。

喫煙は、おとなキレイの実現に対してもブレーキを掛けてしまうことがわかっています。

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、身体内部の血管をキュキュっと縮めて血液の流れを悪くすることによる栄養不足を招き、

お肌と髪のツヤ、ハリ・コシといった弾力、ビタミンCを始めとしたビタミン類をうばうだけでなく、

お肌の決めが荒くなってシミやシワが目立ち始め、、、

見た目の美しさが次第に半減してしまうのです!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

長寿と美白の共通点

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photo credit: Adam Comerford via photopin cc

115歳で認知機能も正常、会話も問題なく、死の直前まで健康であり続けたヒント♪

私は願わくば、少しでも「長く生きていたい」と思っていますが、家族や周りの人に迷惑をかけてまで長生きしたいとは願っていません。ですから、今回エントリーさせて頂いたこのニュースには正直ビックリさせられました。

115歳女性の血液から長寿のヒントが発見される:研究結果 : ライフハッカー[日本版]

 

長寿と美白の共通点

毎日、ライフハッカーさんのエントリーは楽しみながらチェックさせて頂いておりますが、「115歳女性の血液から長寿のヒントが発見される:研究結果」このニュースには目が点になったのと同時に、これから本格的な時期を迎える「美白ケア」における共通点も、気づかせてくれました。

この記事の中で、科学者たちはこの女性の長寿の秘密を探る試みを行ったとあります。

この女性の長寿の秘密を探ろうと、血液と体組織を検査し、いくつかの興味深い事実を発見しました。例えば、彼女の白血球の3分の2は、わずか2つの幹細胞によって作られていたと、米誌New Scientistが報じています(幹細胞は白血球を作り、白血球は感染と戦うなどの働きがあります)。

通常、人体では1000個あまりの幹細胞が白血球の製造を担っています。今回の検査結果は、幹細胞の数は歳を取るごとに減っていくこと、人間には確かに寿命があることを示唆しています。しかし、それはまた、誕生時や若い頃に自分の幹細胞を採取・保存しておき、晩年、体内に注射すれば、寿命が伸びるかもしれないことも意味します。

Genome Research誌に掲載された別の研究結果によると、アンデルシッパーさんの白血球から無数の突然変異体が発見されたそうです。しかし、そのすべては無害なものだったようです。つまり、彼女は「有害な突然変異体を修復したり、廃棄する優れたシステム」を持っていたことになります。まだ、その詳細は明らかになっていません。

この科学者達が発見した長寿の秘密に関する有益な情報は、この2つに集約されています。

(1)丈夫な心臓だったおかげで血液を全身に送り届けるポンプ機能が正常に機能していた
(2)感染と戦う白血球の働きが優れていた

そして、この2つの情報は、美しく白い肌いわゆる「美白」を叶えるための条件とも一致します。

 

血流の良さが美白をキープする原点

美白ケアとシミについての関係性は、2013年7月にアップしたこちらのエントリー「美白へのレジスタンス – 美白ケアで“肌本来の保護機能”を無理やり変えようとした綻び」でも述べていますが。。。

胃腸で消化吸収された栄養素は、動脈を通って心臓のポンプ機能によって全身に運ばれ、体を動かすエネルギーとして使われた後に出てくる汚れた血液は、静脈を通って肝臓に運ばれてキレイな血液へと浄化され、汚れカスや老廃物は汗や尿や便となって体外に排出されています。この時の血流の良さが、「お肌の白さ」や「透明感」を演出しているのです。

その反面、血流が滞ってしまうと、肌表面にある静脈を通って運ばれている汚れカスや老廃物の流れも悪くなって血液のドロドロ化を招いて血管に影が写ってしまい、「肌のクスミ」が目立ったり「顔色が悪く」見えてしまうのです。

そして、白血球の働きが弱まってしまうことはウイルス(病原菌)から体を守る力が弱くなる事にも繋がり、「肌自体の抵抗力が低下」「炎症や湿疹が出来やすくなってしまう」ことも考えられます。

長寿と美白を支えている秘密の共通点は「血流の良さ」だった♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

肥満と「腸内細菌の変化」

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photo credit: Christi Nielsen via photopin cc

確かに乳脂肪分が多い食事は太りやすい傾向にあると身を持って実感しています♪

今年に入って更新したエントリーで度々紹介していますが、私は2013年11月より禁煙外来に通い3ヶ月間掛けて禁煙と卒煙に成功しました。これは今現在も継続中です。

ただ味覚や嗅覚が、タバコを吸い始める前(18歳の頃)の本来の働きを取り戻したようで、食材のほんの僅かな香りや味の違いを感じられるようになったお陰で、とにかく何を口にしても美味しく感じられるように劇的な変化を遂げてしまいました。

それまで「タバコの力によってセーブされていた食事量」が、卒煙したことによってそのタガが外れて一気に増えてしまい、しかも乳脂肪分が多い菓子パン類に手を出してしまったため、(ワンサイズ落として買ったパンツ類がパツパツになるくらい)見事にお腹や腰回りにお肉となって付いてしまうなど、身を持って実感いたしました。

 

肥満、第3の要因に「腸内細菌の変化」伝統的な和食で予防可能

まぁ食欲は、マイボトルにミネラルウォーターを入れて直ぐ飲めるところに常備しておくことで、ここ1ヶ月ほどでだいぶセーブできるようになりましたが、そんな時だからこそ、ネットのニュース「肥満、第3の要因に「腸内細菌の変化」伝統的な和食で予防可能」が、いち早く目についてしまったのかもしれません。

肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を引き起こす大きな環境要因に食べ過ぎや運動不足が挙げられる。3つ目の環境要因として、膨大な腸内細菌の集まりである腸内細菌叢(そう)が関係していることが、ゲノム(全遺伝情報)解析が進んだことで明らかになってきた。専門家は健全な腸内細菌叢を保つには欧米型の食事ではなく、伝統的な和食が良いと推奨している。
「腸内には約1千種、総重量で1キロの細菌が存在し、共生している。それらの共生関係が崩れると、肥満・メタボといった代謝性疾患やアレルギーなどの免疫疾患につながる」。
共生関係を崩すものとしてはまず、脂肪が多くカロリーの高い欧米型の食事が挙げられる。本田氏によると、高脂肪食を1週間続けただけで細菌叢の構成が変化したという複数のデータがあり、肥満の原因となる細菌は「食事で摂取した糖類などの分解を促進し、体内により吸収しやすい形にする働きがある。そういう菌が高脂肪食を好み、それを餌に増えるのではないか」。
次に、食物繊維の少ない食事や、同じメニューを繰り返し食べることも共生関係を崩す。いずれのケースも「バクテロイデスとファーミキューテスという腸内細菌のグループの細菌量が変化して崩れる」ことが判明している。現時点で最大の予防方法は食事にあるという。【参照サイト:MSN 産経ニュース】

確かに未来の健康維持を考えた「プロバイオテクス」の分野の研究は進んでいるようですが、私自身は乳製品に対してお腹が緩くなりやすい傾向があるため、ヨーグルトなどはあまり口にしていません。どちらかと言うと、納豆、味噌、チーズ、等の発酵食品を好んで食べています。

この記事に和食が有効との事例はあるにしても、人間の浅はかな思考で、腸内の細菌バランスを崩すようなことがあればそれこそ「肥満の予防」や「和食の有効性」どころではなくなり、健康維持そのものが難しくなってしまいます。

ですから、「和食の有効性を高める」ためにも、食材の安全性、調理法(味付け)、1回の食事量、食材の組み合わせ、食べる時間帯などを、整える必要があると私は考えます。

健康維持には腸内細菌のバランスを保つための「安全な食材かどうかを見極め」「素材の味を活かす味付け」が大切です!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

腸内細菌に関連した書籍のご紹介

負荷の多い食事や生活習慣で崩れてしまった体の複雑なバランスを再調整し、自然治癒力を促すための腸内細菌である善玉菌と悪玉菌との関わり方について。

腸内研究の第一人者・藤田先生が、腸を痛めつけている食べ方、腸を鍛える食べものや習慣をはじめ、腸内細菌をうまく育てて免疫力を上げる30の習慣をご紹介しています。

 

毛根細胞の培養・移植は、毛髪再生の救世主となるのか?

毛根細胞の培養・移植の実用化

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photo credit: BWJones via photopin cc

「毛穴の奥にあり、毛を生み出す「毛包(もうほう)」を、患者自身の細胞で再び活性化させ、毛髪の再生につなげる移植医療を研究」の実用化を目指す。

 

毛髪も再生医療の時代へ

育毛において「毛根の活性化」が代名詞的なものとして考えられてきましたが、2018年頃の実用化を目指し、いよいよ毛髪も再生医療の分野での研究開発をスタート。

資生堂は21日、毛髪の再生医療の研究拠点を、5月1日付で神戸市に開設すると発表した。カナダのバイオベンチャーと提携し、毛根の細胞を培養して移植する技術を、2018年ごろに実用化することをめざす。
「細胞加工培養センター」で、ポートアイランド内の神戸医療産業都市にある賃貸ラボ施設「神戸バイオメディカル創造センター」の一室(約200平方メートル)に設ける。
資生堂はここで、昨年7月に提携したレプリセルライフサイエンス(カナダ)の技術を活用。頭皮の一部を切り出して毛根の細胞をとり出し、一定の条件で増やしてから脱毛部分に注入。毛穴の奥にあり、毛を生み出す「毛包(もうほう)」を、患者自身の細胞で再び活性化させ、毛髪の再生につなげる移植医療を研究する。

この技術がもし実用化されれば、「毛髪のアンチエイジングの考え方」が根底から覆されること間違いなしと言えます。

 

育毛剤が不要の安全確実な増毛

従来の育毛やアンチエイジングでは、如何に毛根にエネルギーや栄養をロスなく届けることができるか?に力を注がれていましたが、「毛包(もうほう)」が患者自身の細胞でそっくりそのまま再生できたとしたら、育毛剤やトニックは不要になるばかりか、これほど安全で確実な増毛技術はないと思います。

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photo credit: おとなキレイ.com

「毛包(もうほう)」とは読んで字のごとく、毛を包み込んでいる袋状の毛髪再生の要となる細胞で、植物で言えば土の養分を吸い上げている「根っこ」に当たる部分で、ホンの少しでも傷ついてしまうと機能がストップしてしまうほど繊細な細胞なのです。

怪我などで毛根が損傷してしまった、火傷で皮膚細胞そのものが壊死してしまった、薬剤による毛根の損傷で著しく髪が細くなってしまった等、毛根の傷ついた箇所を自身の別の場所から切り取った毛根細胞でそっくりそのままチェンジしてしまえば、拒絶反応も限りなくゼロに近く、元々生えていた健康な髪が再生される訳ですから、怪我や異常脱毛等で髪の毛を失ってしまった方、自律神経失調による薄毛、粗悪なパーマやカラー施術による細毛症状には朗報と言えるでしょう。

この再生医療の実用化で「偽物の発毛」が消えてくれれば良いのですが、なかなかそうはいかないでしょう。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

毛髪再生にも影響!ビタミンの過剰摂取で皮膚炎を発症?

サプリメントを多用しているあなたは要注意です!

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photo credit: Furryscaly via photopin cc

お肌のアンチエイジングの他にも身体の健康維持のために、食事による摂取では不足気味のビタミンをサプリメントで補っている、または様々な種類のサプリメントをまるで主食みたいに大量に摂取している、そんなあなたのお肌は「皮膚炎」「皮膚障害」を起こしやすい状態にあるといえます。

 

ビタミンAの過剰摂取と皮膚炎・皮膚障害

近年、アンチエイジングを叶える栄養素のひとつとしての「ビタミン」が、声を大にして叫ばれていますが、健康先進国である米国から個人輸入によって日本では未認可のサプリメントなどで体調不良を訴えたり、たくさん摂ればそれだけ身体にとっても良いだろうと、過剰に摂取したためにかえって健康を害してしまったという症例が増加しています。

私は「健康維持の基本は食事から」との考えが強いため、(大嫌いな薬っぽい感じがする)サプリメントは殆ど飲まないのですが…、つい先日「ビタミンAが皮膚炎を引き起こす? 東大らが過剰摂取による皮膚炎の原因を解明」とのニュースを目にしました。

ビタミンAが皮膚炎を引き起こす。過剰なビタミンAの摂取が皮膚炎を起こす事例として、高濃度のビタミンAが蓄積されたホッキョクグマの肝臓などを食べる習慣のあるイヌイットでは皮膚障害が引き起こされることが知られている。今回、東大らの研究グループは、この皮膚障害の発症メカニズムを解明した。

 アレルギーや炎症を引き起こす免疫細胞の一種にマスト細胞と呼ばれる細胞が存在する。マスト細胞は、皮膚などの結合組織と肺や腸管などの粘膜組織とでは異なる性質をもつことが古くから知られていた。しかし、その特性が組織ごとに異なることの意味やそれぞれの特性がどのようなメカニズムによって調節されているかは不明であった。

 東京大学 医科学研究所の倉島洋介助教、清野宏教授と独立行政法人 医薬基盤研究所の國澤純プロジェクトリーダーらの研究グループは11日、マウスにおいてマスト細胞が皮膚や肺、腸管などの組織でそれぞれ異なる特性をもつことを確認したと発表した。また、これらの特性は線維芽細胞と呼ばれる結合組織を構成している細胞によって調整されていることを明らかにした。

 さらに、皮膚では、皮膚の線維芽細胞によってビタミンAの濃度が調節されており、過剰なビタミンAや線維芽細胞によるビタミンAを代謝する仕組みが機能しなくなった場合にマスト細胞が異常に活性化し、皮膚炎が誘導されることがわかったという。皮膚のマスト細胞ではマスト細胞を活性化させる受容体の発現が他の組織より少ないことも見いだした。

 同グループでは、組織ごとに異なる特性をもつマスト細胞の活性のかく乱が、体のさまざまな部位で起こる慢性的な炎症やアレルギーの発症につながっている可能性を新たに示したものだとしている。慢性的な炎症やアレルギーに対する予防や治療法の開発につながると期待されるという。
(参照元:エコノミックニュース 4月13日(日)20時23分配信)

確かに、ビタミンだけで見た皮膚の炎症との関連性は下記のまとめのようになりますが、私の考えはもっと単純で、「簡単・便利・手間いらず」に頼りすぎた反動、生活環境の悪化が体の抵抗力や免疫力を弱め、さまざまな炎症やアレルギーの発症につながっていると考えます。

【ビタミンAの過剰摂取と皮膚炎・皮膚障害のまとめ】
■ マスト細胞は組織ごとに性質が異なっている。
■ 生体内において線維芽細胞とマスト細胞が積極的に相互作用をしている
■ マスト細胞の組織特性の獲得に線維芽細胞が関与している可能性が示唆。
■ 各組織の特性がマスト細胞において導かれた。(体のさまざまな組織から単離した線維芽細胞とマスト細胞を試験管内でともに培養)
■ P2X7受容体の発現が他の組織より少ない。(アデノシン三リン酸が組織の傷害や炎症によって細胞外に放出された際に働く受容体の一つ)

 

毛髪再生にも重要な「アデノシン三リン酸」

今回のエントリーでは、皮膚炎や皮膚障害においての「アデノシン三リン酸」の働きについて記されていましたが、毛髪再生においても髪の製造工場で「髪の卵を産み育てる際のエネルギー源」として非常に重要な役割を果たしていることを補足しておきます。

サプリメントは健康を補助する役割ですから、いくら過剰に摂取しても主役にはなりません♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

健診基準値、健康な人でも上限超えってどういう事?

薬あっての検診数値ですから、ワタシは全然当てにしていません♪

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photo credit: the Italian voice via photopin cc

私のところにも市町村から「健康診断」の通知が毎年届きますが、一度も受けず終い。家族からは「もしもの事があったら困るから一度受けて」とお願いされているのですが…、その時はその時!と、変な虚栄心を楯に毎年拒否を貫いています。(検診の数値をつきつけられて、医師から不健康さをいじられるのが嫌なので…、根拠の無い数値に振り回されないようにしています。(^_^;))

 

健康診断の基準値は厳しすぎるのでしょうか?

昨日の朝、このようなニュースが目に飛び込んできて、(健康オタク?)の私としては放置しておけなかったので、この場を借りて取り上げてみました。

健診基準値、厳しすぎる…健康な人でも上限超え

 日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は4日、極めて健康な人でも性別や年齢によって健診の検査結果は大きな幅があり、同学会が定め、実際に使われている基準値は厳しすぎるとの研究結果をまとめた。

 同学会は2011年、人間ドックを受けた約150万人のうち、病気にかかっておらず、薬も飲んでいないなど、極めて健康な男女を約1万人選び、27項目の検査データを解析した。

 その結果、例えば最大血圧は、解析したデータの上限は男女とも147で、学会が定めた基準値129を上回っていた。一方、中性脂肪は女性の場合、基準値(30~149)の範囲に収まっていたが、男性は上限が大幅に上回り、男女差が見られた。

 また、悪玉と言われるLDLコレステロールや、糖尿病の診断に使われるヘモグロビンA1c(エーワンシー)は、男女とも上限値が基準値を上回った。いずれの項目も、男性では年齢による差はなかったが、女性は年齢が上がるにつれて数値も高くなった。

 研究を行った慶応大の渡辺清明名誉教授は「今後も追跡調査を行い、健診の現場で使えるようにしたい」と話している。

2014年04月05日 07時33分:読売新聞

健康診断における基準値は、健康維持を実現するための目安というよりは薬を摂取を勧めるための目安としての数値と感じてしまうことから、私が健康診断を受けない理由のひとつにもなっています。

 

検診結果に一喜一憂しすぎない

そして、健康診断の基準値の上限を超えたからと言って、必ずしも不健康とは限りませんから、あまり数値に振り回されず、薬の摂取を過信し過ぎることなく、普段からのバランスのとれた食生活と早寝早起きの生活習慣、心のリフレッシュと疲れがたまらない適度な運動を地道にコツコツ続けることが健康への近道ではないかと、50歳になった私は最近つくづく感じるようになりました。

「検診結果に振り回されて早死だけはしたくありません!」と思うのは私だけでしょうか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より