オイル(油脂分)補給の間違いが、ゴワゴワバサバサな髪を生んでいる?
毛先の乾燥が気になるからと、ご家庭でこの様なパサつきケアを実践されているお話を良く耳にします。
「自然由来の植物性オイル(油脂分)なら髪や頭皮にも優しく、お肌への負担も少なそうで安全だと思い、3年以上使い続けています。」
結論を先に申しますと、上記のお手入れ法では髪のパサつきを悪化させてしまうのです。
自然由来の益と害
私たち人間は、自然由来と聞くとツイツイ「体に良い有益なもの」といったイメージを持ってしまいますが、
中には「体に悪さをする有害なもの」もあるということを、きちんと認識すべきです。
動物性と植物性の相性
私たち人間は動物に分類されていますが、牛、豚、鶏といった動物のお肉だけでなく、ほうれん草、小松菜、モロヘイヤの他にも山で取れる山菜類なども口から摂取して身体の各器官の栄養にしたり、生きるためのエネルギー源としています。
ですから、私たち人間の体から分泌されている汗や皮脂は当然「動物性」ということになります。
そこへ、自然由来で髪や頭皮にも優しくお肌への負担も少なく安全といわれている「植物性オイル(油脂分)」を塗ったとして、果たして馴染んでくれるでしょうか?
答えは、NOです。
自然由来のどんなに高品質なオイルでも「植物性オイル(油脂分)」と「動物性オイル(油脂分)」では分子構造が根本的に違うため馴染まないのです。
そして、いったん髪に付いた植物性オイルは、紫外線を浴びると酸化してミネラル分(水分)の蒸発を引き起こし、
使えば使うほどゴワゴワバサバサな手触りへと変わってしまいます!
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より