髪に良かれと信じていたヘアケアなのに、切れ毛、パサつきのリバウンドが起きるなんて?

楽して治そうと考えていたら、どんどん症状が悪化してしまいました!

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同じようなことはダイエットでも言えますが、とにかく皆さん少しでも“簡単”に、できるだけ“短期間”で、“目先”の結果ばかりを求めるから、失敗を繰り返すのです。

 

切れ毛、パサつきのリバウンドの起こる原因

シリコン含有タイプからノンシリコンタイプへとホームケア用の整髪料類を思い切って全部チェンジした甲斐があって、使い始めて1周間もしないうちに硬くゴワゴワしていた髪がふわふわサラサラな手触りに変わり、、、

「このまま手触りの良い状態が続いていけばきっと私の髪は綺麗になる」

しかしながら、これが実に浅はかな考えだったと1ヶ月もしないうちに気付かされる事となります。

 

隠蔽されている髪ダメージの傷跡

ノンシリコンやオイル系の整髪料を使いはじめると、最初の1週間ほどでビックリするくらい手触りやツヤが良くなります。

しかしこれは、今までの傷んで凸凹した傷跡部分が修復されているわけではなく、配合されている美容成分や油脂分の油膜によって包み隠されていることによって目立たなくなっただけなのです。

 

紫外線に弱い油脂成分と美容成分

そして、美容成分や植物由来の油脂分の油膜によって包み隠された傷跡部分に大量の紫外線が降り注ぐと、「油膜が酸化してタンパク質や間充物質がボロボロに傷つき」「水分やミネラル分が蒸発し乾燥してパサパサになり」切れ毛症状へと進行するリバウンドが起きてしまうのです。

目先の結果ばかりを追い求めて、本当に大切なモノを失っていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

KB003-01 乾燥のリバウンド予防 – 毛髪の乾燥悪化の3大要因と潤い力をサポートする生活の知恵

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潤い力は、毛髪の正しいメカニズム+生活の知恵で向上します!

前回は「トリートメントしているのに乾燥のリバウンド? バサバサゴワゴワ髪に悩む30代以上のあなたへ」と題して、毛髪の潤い調節のメカニズムや乾燥のリバウンドとなる要因をお届けいたしました。

今回は、乾燥のリバウンド予防に役立つ、毛髪の乾燥悪化の3大要因と潤い力をサポートする生活の知恵をお届けいたします。

 

毛髪の乾燥悪化の3大要因と潤い力をサポートする生活の知恵

昨今、日本国内に於ける「風疹患者の増加」や中国で深刻化している「鳥インフルエンザ」。

これらは、髪の乾燥には直接的には関係ありませんが、全く関係ないか?といえばそうでもありません。

あなたの健康にとっては切っても切れない、生活環境の悪化や自然破壊という問題が引き金となっているからです。

 

毛髪の潤いを奪い乾燥を引き起こす3大要因

髪の乾燥やパサつきについては、以下の2つの記事でも取り上げさせていただきました。

» あなたの大切な髪をゴワゴワ・バサバサ髪に変えてしまう原因をご存知ですか?
» 天然由来の植物性オイルを付けているのに、髪のパサつきが改善しない?

この2つの記事の中で触れている異質物は、私たちが快適で便利な生活を手に入れるために代償を払った、自然環境の破壊による影響が色濃く反映されており、健康な髪から乾燥症状の悪化へと進行してしまう三大要因にも深く関与しています。

(1)水分や油分を奪うエアコンの効いた生活環境
エアコンから出る風が髪やお肌の油分を奪ってしまうだけでなく、室内の湿気も奪われて空気が乾ききってしまい、潤いに必要な水蒸気が少なくなってしまいます。そして、身体の体温調節機能も次第に低下して冷えやすい体質に。(体調不良防止のため、私の自宅にはエアコンがありません)

(2)自然破壊による空気の汚れや紫外線量の増加
空気に混ざっている排気ガスや排煙などの汚染物質や降射量が増えて強力になった紫外線が、キューティクルやタンパク質を傷つけて、水分や油分を蒸発させてしまいます。

(3)毛髪本来の機能を壊してしまう整髪料類
整髪料に配合されている美容成分や補修保護成分が、キューティクルに纏わりついて呼吸機能を奪ったり髪内部のタンパク質を傷つけ、潤い保持機能を殺してしまいます。

 

毛髪の潤い力をサポートする生活の知恵

毛髪の潤い力を枯れさせないためには、室内を乾燥させ過ぎないよう細めにチェックする習慣を付け、髪にミネラル分(水分)をタップリ補給してあげる事が大切です。

とくに、職場やご自宅で長時間エアコン漬けのあなたは髪やお肌がカピカピになって見た目年齢が高くなりがち。

常に空気の乾燥具合をチェックできるように湿度計を備え、60%前後をキープするよう強さや風量を調節してください。

何故なら、たった半日エアコンを使っているだけで、下記の写真のように室内の湿度はアッという間に30%台になってしまうからです。

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そして、これから訪れる梅雨のジメジメ時期といえども、気を抜いてはいけません。

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加湿器を置いて60%前後の湿度をキープするように、エアコンの冷房・除湿・送風を使い分ける事が重要ポイントです。

そして、1時間以上の外出する場合は、髪やお肌に直接紫外線が当たらないように、日傘・ツバの広い帽子・スカーフ等でカバーしてあげてください。

最後に復習の意味も兼ねて、乾燥リバウンドを防ぎ、潤い力をキープするための要点を簡単にまとめておきます。

【乾燥リバウンドを防ぎ、潤い力をキープするためのポイント】
• トリートメントや整髪料の使用は止める。(キューティクルの呼吸運動の保護)
• 室内に温湿度計と加湿器を備えて細めにチェック(湿度60%前後をキープする)
• 除湿や冷房の強風は出来る限り避ける(湿気や身体の体温調節機能の低下防止)
• 外出時は、日傘・ツバ広の帽子・スカーフ等で直射日光を遮る(紫外線酸化の防止)
• 髪と身体に良質なミネラルをタップリ補給(カルシウム・マグネシウム入りが良)

あなたは乾燥リバウンドを繰り返す生活環境になっていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

KB003 トリートメントしているのに乾燥のリバウンド? バサバサゴワゴワ髪に悩む30代以上のあなたへ

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photo credit: net_efekt via photopin cc

残念ながら、トリートメントでは水分バランスは整いません!

こんな事を言ってしまうと

「TVCMのモデルの様な髪に仕上がると信じていたのに?」

「今までの努力は何だったの?」

とお叱りを受けるかもしれませんが、これは事実です。

人間の毛髪にはこの世に生まれた時から、独自に水分バランスを整える機能が備わっているのです。

 

毛髪の潤い調節のメカニズムと乾燥のリバウンドとなる要因

あなたは美容院などでこんなアドバイスを受けたことはありませんか?

「このトリートメントを使うと◯◯成分の働きで髪の中の水分を調節してくれます」

「仕上げにこの整髪料を使うと髪型が長持ちして乾燥から守ってくれます」

「発売になったばかりの新製品、ツヤとツルツルの手触りが今までの2倍長持ちするんですよ」

美容師さんのアドバイス通りにご家庭での乾燥ケアをすると、一旦は良くなったように感じるも、2週間程すると薬の効果が切れたみたいに元の状態に逆戻り。

使う量を増やしても相変わらずで新しい商品にチェンジしたら、何故か最初の頃より症状が悪くなっているみたい。

実は、傷ついて乾燥した髪を、トリートメントや整髪料を使用して補修補正しようとすればする程、髪の乾燥具合いは酷くなってしまうのです。

 

髪の潤いの源は美容成分ではなく空気中の水蒸気

では、何故トリートメントを始めとする整髪料では、乾燥のリバンドを繰り返してしまうのでしょうか?

疑問に思っているあなたは、下の図をご覧ください。

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photo credit: おとなキレイ.com

体内に備わっている約70%の体液と皮脂腺より分泌される皮脂を元に、髪の製造工場(毛母)で生まれた髪の卵は、食物からの栄養分を取り入れながら毛穴の中で成長。

毛穴から伸び出ると、キューティクルを開閉させて空気中の空気を取り入れてタンパク質や潤い(水分)を維持する毛髪の呼吸運動(自然治癒力)を始めます。

この呼吸運動(自然治癒力)が正常に働いている健康な状態では、濡れている時は引き締まる(収斂)作用でキシみ、乾いていく過程で解れてサラサラとした手触りになりますが、ほんの少量でも汚れや異質物が付着するだけで、乾くとゴワゴワで硬い手触りに。

あなたが髪の傷みを改善してくれると信じて止まない整髪料類は、本来の呼吸運動(自然治癒力)を奪って毛髪が悲鳴を上げてしまう異質物だったのです。

少し長くなってしまいましたので、この続きは「毛髪の乾燥悪化の3大要因と潤い力をサポートする生活の知恵」にてお届けいたします。

あなたは汚れや異質物が髪を傷つけるサインを感じていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より