7R-02-06 ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?

これまで「ゆすぎ(すすぎ)の目的oと用途・必要な時間・最適な温度・指の使用部位・シャワーの当て方と手順」の5回に渡ってお届けして参りました、美人髪を育てる7つのレシピ【ゆすぎ(すすぎ)編】も、いよいよ本日で最終回。

ラストとなる6回目は『ゆすぎ(すすぎ)後のひと手間で決まる!傷みと乾き』をテーマに、

「とかす、ネジる、絞り切る」
「たかがタオル、されどタオル」
「包み込んで押さえる!」

髪を傷めない後処理について、お届けしたいと思います。

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photo credit: anieto2k via photopin cc
 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【ゆすぎ編】

(1)ゆすぎ(すすぎ)は何のためにするの…?(目的or用途)
(2)ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?(時間)
(3)ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度は何度くらいなの?(温度)
(4)ゆすぎ(すすぎ)は指のどの部分を使えば良いの?(指の使用部位)
(5)ゆすぎ(すすぎ)に正しい手順ってあるんですか?(シャワーの当て方と手順)
(6)ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?(後処理)

 

傷みと乾きに差がつく!ゆすぎ(すすぎ)後の水切りとタオル使い

シャンプーやチェンジリンス等のすすぎの行程がひと通り終わった後、髪がビショビショに濡れている状態でタオルに包んでしまっているあなたはNGです。

すすぎ後はいきなりタオルを使うのではなく、10本の指の間に髪を挟んで根元から毛先に向かって滑らせて、余分な水分を取り除く水切りを行ないます。

さらに、ミディアム〜ロングヘアの方は、髪をひとつに束ねて「ねじり」「絞り」ポタポタ滴り落ちなくなるまで、水切りを数回行なうことで、ドライヤーで乾かす時間が短くなり髪の負担も減らすことが出来ます。

 

タオルひとつで水分吸収力や乾かす時間が変わる

まだまだ普通の綿製タオルを使って髪を拭いている方が多いかと思いますが、毛量が多い方などは髪に含む水分量が多いため取りきれず、ドライヤーで乾かす時間も多くなりがち。

髪を拭いたりドライヤーを使う時間を節約したいあなたには、少し値段が張りますが「吸水力が高いマイクロファイバーを使ったタオル」をお勧めいたします。

特に、体全体にジメジメ感を感じる夏の暑〜い時期は、その恩恵をフルに感じること間違いナシです。

 

タオルで毛髪をゴシゴシ擦ったらレッドカードです!

あなたはタオルで水分を拭き取るとき、ゴシゴシ擦っていませんか?

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photo credit: おとなキレイ.com

水分を含んでキューティクルが開き気味のデリケートな状態の時に、ゴシゴシ擦り合わせる拭き方をしてしまうと“枝毛になって下さい”と促しているようなモノですから、今すぐ止めましょう

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photo credit: おとなキレイ.com

正しいタオルでの拭き取り方は、毛髪全体を包んで両手で軽く押さえる、中間〜毛先を包んで「両手の平でキュッと軽く抑える」「両手の平でパンパンと軽くたたく」方法で、水分のテカリが和らぐまでしっかり行なっていただくと、ドライヤーで乾かす時間が5分ほど節約できます。

最後に復習の意味も兼ねて、「ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法」での要点を簡単にまとめておきます。

【「ゆすぎ(すすぎ)後のひと手間で決まる!傷みと乾き」のまとめ】

• ゆすぎ(すすぎ)の後、ねじって絞って念入りに余分な水分を落とす!

• ゆすぎ(すすぎ)後、タオルでゴシゴシ擦るのは止める!

• 毛髪全体をタオルで包んだ後は、軽く抑えましょう!

• 中間部〜毛先を包んだら、ポンポンと軽くたたく、キュッキュッと軽くねじる!

• 毛量の多い方は「マイクロファイバー」製の吸収力が良いタオルを!

それでは、第3シリーズの美人髪を育てる7つのレシピ【毛穴ケア編】のスタートをお楽しみに。

あなたはバサバサゴワゴワヘアを誘発するタオルの使い方をしていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

髪が乾くのに時間が掛かる!とお悩みのあなたにオススメのタオルです

ドライヤーで乾かす時間と髪への熱負担も半減する、次世代繊維「マイクロファイバー」を使用した綿タオルの約3倍の早さで乾く速乾性タオル。

 

7R-02-05 頭皮の炎症やカユミ(髪老化の初期症状)を予防する、ゆすぎ(すすぎ)時の正しいシャワーの当て方とは?

前回はゆすぎ(すすぎ)は指のどの部分を使えば良いの?をテーマに、間違った指の使い方がお肌を傷つけてしまう症例についてお送りいたしましたが、その他にも、シャワーの当て方が悪かったり指の動かし方が不十分な為に地肌に皮脂やシャンプー剤などの汚れが残り、頭皮の炎症やカユミを引き起こして髪老化を早めてしまうケースも相次いでいます。

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photo credit: deanwissing via photopin cc

そこで、第5回目の今回は【ゆすぎ(すすぎ)時のシャワーの当て方と手順】をテーマに

「シャワー・指・頭の三角関係」
「汚れの残りやすい場所を知ろう!」
「最適なフィニッシュ(終わる)ポイントとは?」

について、お届けしたいと思います。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【すすぎ編】

(1)すすぎ(ゆすぎ)は何のためにするの…?(目的or用途)
(2)ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?(時間)
(3)ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度は何度くらいなの?(温度)
(4)ゆすぎ(すすぎ)は指のどの部分を使えば良いの?(指の使用部位)
(5)ゆすぎ(すすぎ)に正しい手順ってあるんですか?(シャワーの当て方と手順)
(6)ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?(後処理)

 

シャワー・指・頭の関係は三位一体

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photo credit: おとなキレイ.com

美容室などのサロン施術ではでは両手がフルに使えるため、片手でシャワーを持ち空いた手で地肌や髪を充分ゆすぐ(すすぐ)ことが可能ですが、あなたがご家庭で同じような施術出来るか?といえば、かなり無理があると言えますから、

サロンにお越しいただいた顧客様には、下記のような方法をお勧めしています。

(1)両手を自由に使えるように、シャワーヘッドはホルダーに固定。
(2)シャワーは、真上からですと毛髪の厚みで頭皮に届くまでに水圧が弱くなるため、斜め上から当てる。
(3)シャワーと手指は、洗いたい箇所に対して常に同じ位置にくるように、頭を動かして微調整。

 

汚れの残りやすい場所 TOP3 はココだ!

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photo credit: おとなキレイ.com

自分ではしっかり洗えている?と思っていても、髪と頭皮の診断をさせて頂くと、頭皮や髪の根元部分に皮脂や整髪料の汚れが残っているケースがとても多く、

(1)額の生え際(2)耳上の生え際(3)襟足は、汚れの残りやすい場所 TOP3となっていますから、特に念入りにゆすぎ(すすぎ)を行ないましょう。

 

どこから始め、どこでフィニッシュするか?

あなたは、ゆすぎ(すすぎ)を始める時と終わる時の場所はバラバラではありませんか?

これでは難解通り洗ったのか、途中でわからなくなってしまいがちですので、「終わり良ければ全て良し」の諺にもあるように、シャンプー後のゆすぎ(すすぎ)もどこで終わるか?がポイントで、あなた独自の始まりと終わりの場所を決めておくとベターです。(同じ場所であれば BEST)

ちなみに私は、額の生え際の中心からスタートし、右横、左横、後頭部中心、後頭部右側、後頭部左側、額の生え際の中心でフィニッシュ、という様に同じリズムと手順で、充分ゆすぎ(すすぎ)を行なったと感じるまで(2〜5分くらい)繰り返しております。

次回は、「ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?」について、お届けいたします。

最後に復習の意味も兼ねて、「ゆすぎ(すすぎ)時の正しいシャワーの当て方」での要点を簡単にまとめておきます。

【「ゆすぎ(すすぎ)時の正しいシャワーの当て方」のまとめ】

• 両手を自由に使えるように、シャワーヘッドはホルダーに固定!

• シャワーは、真上からですと毛髪の厚みで頭皮に届くまでに水圧が弱くなるため、斜め上から当てる!

• シャワーと手指は、洗いたい箇所に対して常に同じ位置にくるように、頭を動かして微調整!

• (1)額の生え際(2)耳上の生え際(3)襟足は、汚れの残りやすい場所 TOP3!

• 始まりと終わりの場所は、同じであれば BEST!

あなたのゆすぎ(すすぎ)方は髪老化を早めるパターンになっていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

7R-02-04 あなたのそのゆすぎ(すすぎ)、大切な地肌を傷つけていませんか?

 

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photo credit: chıc.geeĸ via photopin cc

こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。

私がゆすぎ(すすぎ)の際、一番気をつけている事は「地肌に爪が当たっていないかどうか?」

前回お届けしたゆすぎ(すすぎ)に最適な温度と同様に、地肌に爪が当たる間違った指の使い方でお肌を傷つけ、炎症を起こして荒れたり、薬剤がシミる…等、身体の健康に悪影響を及ぼしてしまうケースがとても多いのです。

そこで第4回目となる今回は【ゆすぎ(すすぎ)に使う指の部位と動作】をテーマに

「指の腹と指先の違い?」
「髪の生え方を知ろう!」
「大切なのは“チカラ”ではなく“動かし方”」
について、お届けしたいと思います。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【すすぎ編】

(1)ゆすぎ(すすぎ)は何のためにするの…?(目的or用途)
(2)ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?(時間)
(3)ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度は何度くらいなの?(温度)
(4)ゆすぎ(すすぎ)は指のどの部分を使えば良いの?(指の使用部位)
(5)ゆすぎ(すすぎ)に正しい手順ってあるんですか?(シャワーの当て方と手順)
(6)ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?(後処理)

 

それは“指の腹”ではなく“指先”です!

あなたはゆすぎ(すすぎ)をしていて、頭皮を爪で引っ掻いた経験がありませんか?

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photo credit: おとなキレイ.com

もし上記の写真のような指の使い方(意外と男性の方に多い)に心当たりがあるのなら、残念ながらそれは“指の腹”ではなく、爪が当たりやすい“指先”

ストレスが溜まってムシャクシャしていると、無意識のうちにツイやってしまいがちですが、いくら指先に力を入れても毛の厚みが壁となり、地肌や毛穴に指が届いていないゆすぎ(すすぎ)パターンなのです。

では、指の腹はどの部分を差すのでしょうか?

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photo credit: おとなキレイ.com

で囲んである部分、指紋が渦を巻いている箇所が指の腹にあたります。
よほど爪を長く伸ばすか、付け爪をしていない限りは、地肌に爪が当たることは無いといえます。

髪が生えている向きをご存知ですか?

ゆすぎ(すすぎ)をする時、意外に意識されていないのが「髪の生えている向き」

つむじのある位置や巻き方によって毛の流れ方は人それぞれ違いますが、髪の生えている向きはほぼ同じです。

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photo credit: おとなキレイ.com

この髪の生えている向きに逆らうように指を動かすだけで、地肌に掛かる負担が“えっ、こんな弱くて良いの?”というくらい軽くなり、毛穴周りの汚れもキチンと落ちるようになります。

汚れ落ちは“指のチカラ”ではなく“動かし方”で変わる!

髪の生えている向きが理解できたら次は、「指の当て方と動かし方」

(1)下記の写真のように、バレーボールのトスする時のように指を軽く広げ、ボールを包み込むような感じで軽く曲げながら額(おでこ)に添えます。

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photo credit: おとなキレイ.com

(2)そのままつむじに向かって、髪の生え際までスライドさせていきます。

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photo credit: おとなキレイ.com

(3)次に、生え際からつむじ方向に髪の生えている向きに逆らうように1センチ程押し出したら、元の同じ位置に戻すように細かくスライドさせてみてください。

どうですか、ザラザラした感触を感じませんか?

この感触が、髪の根元や毛穴に当たっている証しです。

この様に、指を地肌に軽く押し当てながらスライドさせて髪の根元や毛穴にしっかり当たっている実感があれば、無闇に強い力を入れなくても、頭皮や毛穴の汚れをキチンと落とすことができます。

これが“指の腹で洗う”と言うことなのです。

次回は、この指の腹を使った洗い方で髪全体をゆすぐ(すすぐ)手順と、シャワーを使う際の注意点をお届けしたいと思います。

最後に、今回の「ゆすぎ(すすぎ)に使う指の部位と動作」についての要点を簡単にまとめておきます。

【ゆすぎ(すすぎ)に使う指の部位と動作で大切なこと】
•指の腹を使えば爪は当たらない
•髪の生え方を知ればチカラは必要ない
• バレーボールのトスする感じで、指は軽く曲げ広げて添える
• 指の腹で小刻みにスライドさせると髪の根元のザラザラを感じる

あなたのそのゆすぎ(すすぎ)、地肌を傷つけていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

7R-02-03 「熱〜いお湯でゆすぎ(すすぎ)をする方がスッキリするから!」というあなたは危険です!?

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photo credit: Tekke via photopin cc

こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。

いよいよ本日から2月がスタートした訳ですが、先月はセミナーに出席のため東京へ2度程伺い、そこで学ばせていただいた知識をサロンで復習していたら、あっと言う間に1ヶ月が過ぎていたというくらい、とっても充実していました。

今月は、「サロン以外での雑用をもっと効率良くこなせるよう、時間管理に努める!」をテーマに、1ヶ月間過ごしてみようと思います。

さて、美人髪を育てる7つのレシピ【ゆすぎ(すすぎ)編】も本日で第3回目。

前回はあなたのゆすぎ(すすぎ)時間は少な過ぎませんか?というテーマで、ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間について、お送りいたしました。

今回は、「ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度とは?」と題して
(1)お湯の温度が1度違うだけで脂汚れの落ち方が約10%程違う!
(2)頭皮の温度に2〜3度プラスした37〜38度が最適!
について解説させていただきます。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【すすぎ編】

(1)ゆすぎ(すすぎ)は何のためにするの…?(目的or用途)
(2)ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?(時間)
(3)ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度は何度くらいなの?(温度)
(4)ゆすぎ(すすぎ)は指のどの部分を使えば良いの?(指の使用部位)
(5)ゆすぎ(すすぎ)に正しい手順ってあるんですか?(シャワーの当て方と手順)
(6)ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?(後処理)

 

ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度なんてあるの?

頭や身体を洗ったりする時のお湯の温度は、“熱い方が好き”という方もいれば“ぬるめの方が良い”という方もいらっしゃいますが、これは嗜好の問題であって、人それぞれ違った好みがあるのは仕方ないのかもしれません。

ただ、ほんのチョットした温度の違いで「地肌がかゆくてポリポリ掻いてしまう!」「髪や地肌がベタついて気持ち悪い!」「なんか頭皮がヒリヒリして痛い!」トラブルは、ある日突然起こります。

髪や頭皮の健康を維持していくためには、ゆすぎ(すすぎ)に使うお湯は「頭皮や毛髪を傷めずに、汚れが浮き上がる最適な温度」で行なって頂くのが有効ですよ!と、サロンにご来店くださるお客様や、お悩み相談をお寄せいただいた皆様にはお伝えしております。

 

お湯の熱対策も、ドライヤーの熱対策と同じくらい大切です!

ドライヤーの熱は髪を傷める!話は良くお聞きするのに、
何故、お湯の熱で傷む!話題が出て来ないのでしょうか?

髪や頭皮に対しての伝わり方が違うだけで、どちらも同じ“熱”なのに、お湯の熱で傷む!という話を余り耳にしないのは、不思議でなりません。

裏返せば、ゆすぎ(すすぎ)はそれだけ重要視されていない!故、お湯の熱が要因とは考えない隠れトラブルが多いともいえます。

では、この隠れトラブルの要因となる、髪やお肌のタンパク質の熱によるダメージや脂切れは、いったい何度くらいから起こり始めるのか?ですが

「40度」を超えた辺りから、髪やお肌のタンパク質は少しずつ傷つき、潤いに必要な脂が不足し始めます。(「60度」を超えるとグニャグニャなゴム状になり、「80度」を超えると細胞が原形をとどめられずに溶け始めてしまいます。)

この事から、ゆすぎ(すすぎ)に使用するお湯の温度は「40度未満」でなければならないことが、ご理解いただけるかと思います。

 

頭皮の温度は身体の体温と同じではない?

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photo credit: おとなキレイ.com

「シャワーで身体を流す時はさほど熱さを感じなかったのに、頭を洗おうとしたら”アツッ!”と感じた」

あなたはこんな経験に身に覚えがありませんか?

身体は衣服に包まれていますが、頭皮は外気にさらされている分、若干温度が低くなっています。

その差は、「わずか1度!」

身体の平熱が36〜36.5度の健康な方で、頭皮の温度は35度位と云われています。
(冷え性や肩コリを抱え、血行の滞っている方は33〜34度台というケースも…)

身体と頭で温度の感じ方が異なるのは、この1度の差があるからです。

たかが1度と言いますが、医学の世界では“体温が1度低いと身体の免疫力は約30%低下する”といわれているくらい重要で、お湯の温度も1度違うだけで脂汚れの落ち方が約10%程違ってくるそうです。

そして、頭皮や髪に付いた脂は、体温と同じもしくは低い状態の水で洗っても「水と脂の反発し合う性質」で、なかなか落ちにくいのですが、2〜3度くらい高めの熱エネルギーを加えてあげるだけで、髪や頭皮から脂が自然に分離して剥がれ落ちていきます。(お湯を使って食器洗いを続けると手指が脂切れするアノ感じ)

このことから、35度に2〜3度プラスした37〜38度が、ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度と言えます。

 

ただ、いくらお湯の温度を最適にしたとしても、指の使い方や力加減を間違えてはトラブルの原因となってしまいますから、強い力でゴシゴシ洗わないと気が済まない!あなたは、次回の「ゆすぎ(すすぎ)には、指のどの部分を使えば良いの?」は必見です。

最後に復習の意味も兼ねて、「ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度とは?」での要点を簡単にまとめておきます。

【「ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度とは?」でのまとめ】

• 髪やお肌のタンパク質は、40度を超えた辺りから傷つき始める。

• 髪やお肌の潤いに必要な脂は、40度を超えた不足し始める。

• 健康な頭皮の温度は、体温より1度前後低い35度くらい。

• 洗髪前のゆすぎ(すすぎ)に使用する、最適なお湯の温度は37〜38度。

あなたはこれでも熱〜いお湯で、ゆすぎ(すすぎ)を続けますか?

list02-arrow 次回は「ゆすぎ(すすぎ)には、指のどの部分を使えば良いの?」についてです。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

7R-02-02 あなたのゆすぎ(すすぎ)時間は少な過ぎませんか?

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photo credit: Caucas’ via photopin cc

こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。

前回はすすぎ(ゆすぎ)は何のためにするの…?をお送りいたしました。

第2回目となる本日は、「ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?」について解説させていただきます。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【すすぎ編】

(1)ゆすぎ(すすぎ)は何のためにするの…?(目的or用途)
(2)ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?(時間)
(3)ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度は何度くらいなの?(温度)
(4)ゆすぎ(すすぎ)は指のどの部分を使えば良いの?(指の使用部位)
(5)ゆすぎ(すすぎ)に正しい手順ってあるんですか?(シャワーの当て方と手順)
(6)ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?(後処理)

 

ゆすぎ(すすぎ)にはどのくらいの時間が必要なの?

前回、ゆすぎ(すすぎ)を行なう本当の目的の中で、「ゆすぎ(すすぎ)をしっかりと行なえば、髪や頭皮の汚れの約8割は落とせる。」と説明させていただきました。

では、いったい「どのくらいの時間を掛ければ、髪や頭皮の汚れの8割も落とせるのか?」が最も気になる所ではないでしょうか。

しかしながら、髪の長さが短い方もいれば長い方もいますし、毛量が多い方もいれば少ない方もいます。更に、どの様なタイプの整髪料類を使っているのか?によっても、髪や頭皮に溜まる汚れの質や量に違いが生じることから、当然ゆすぎ(すすぎ)に掛ける時間も変わってきます。

 

落ちやすい汚れと、落ちにくい汚れ

髪の長さの短い方や毛量の少ない方は、面積や重量が少ない訳ですから汚れの量も少なく使う水の量も少なくて済み、逆に髪の長さが長い方や毛量が多い方は、汚れの量も多く使う水の量も当然多くなります。

そして最近の整髪料類は、リンスやトリートメントの他に、「洗い流さないトリートメント」「ワックス」「フォーム(ムース)」「ジェル」「ミスト」「スプレー」…等、仕上がりの風合いや固まり具合も、さっぱり〜しっとり・ソフト〜超ハードまであるなど実に豊富ですが、使用するタイプによって汚れ落ちに差があることは、余り知られていません。

中でも、「髪の毛を固めるタイプ」「自然由来の強力な油脂分を使用しているノンシリコンタイプ」の整髪料類は、ゆすぎ(すすぎ)だけでは落ち難いとされていますから、髪の健康を考えた場合できるだけ使用は控えることをお勧めいたします。

 

汚れが落ちたかな、と感じる目安はあるの?

汚れが8割方落ちたかな?と感じるサインは、シャンプー前のゆすぎ(すすぎ)の場合ですと「地肌や髪にペターッとした重みを感じなくなった時」、アゴくらいまでのショートヘアの方で大体1〜2分くらい、アゴ下〜ロングヘアの方で2〜5分くらい、髪型をキープする整髪料を使った場合ですと+1分くらいが、おおよその目安となります。

シャンプー後のゆすぎ(すすぎ)で、汚れや洗浄成分が落ちたと感じるサインは「地肌にペターッとした重みがなくなり」「髪のツルツルヌメヌメが無くなり、キュッキュッと引き締まった感じ」に変わった時、アゴくらいまでのショートヘアの方で大体1〜3分くらい、アゴ下〜ロングヘアの方で3〜5分くらいが、おおよその目安と考えて下さい。

「ツルツルヌルヌルが、なかなか消えない!」

もし、このツルツルヌルヌル状態が3分以上続くのであれば、そのシャンプーは髪を傷めていると言えるでしょう

美容家の多くは「手触りが良い=髪が傷んでない」と解説しておりますが、実際には

ココでご紹介した「キュッキュッと引き締まった感じ」こそが、キューティクルを引き締めて閉じる自らの力で“栄養分のダダ漏れ”から守る、毛髪が本来持っている自然治癒力なのです。

しかし、ゆすぎ(すすぎ)に使用するお湯の温度には適温があり、熱過ぎたり低過ぎたりするだけで「地肌がベタベタする!」「髪が乾燥してバサバサする!」症状を引き起こしてしまう程、頭皮や髪はデリケートな一面を持っています。

最後に、今回の「ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?」での要点を簡単にまとめておきます。

【「ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間」のまとめ】

• 「髪の毛を固めるタイプ・自然由来の強力な油脂分を使用しているノンシリコンタイプ」の整髪料類の汚れは落ち難い。

• ゆすぎ(すすぎ)の目安は、アゴくらいまでのショートヘアの方で1〜2分、アゴ下〜ロングヘアの方で2〜5分くらい。

• 洗髪後の目安は、アゴくらいまでのショートヘアの方で大体1〜3分、アゴ下〜ロングヘアの方で3〜5分くらい。

• 髪型をキープする整髪料を使った場合、上記の時間+1分。

• 洗髪前のゆすぎ(すすぎ)は「地肌や髪にペターッとした重みを感じなくなった時」が汚れ落ちサイン。

• 洗髪後のゆすぎ(すすぎ)は「髪のツルツルヌメヌメが無くなり、キュッキュッと引き締まった感じ」がOKサイン。

あなたのゆすぎ(すすぎ)時間は少な過ぎませんか?

list02-arrow 次回は「ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度は何度くらいなの?」についてです。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

7R-02-01 ゆすぎ(すすぎ)って実は、シャンプーより大切?

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photo credit: anieto2k via photopin cc

こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。

昨日27日(日)は「満月」。次の新月である2月10日(日)までの月が欠けていく2週間は、髪・お肌・身体の ∗1 デトックス(排泄・解毒)には最適の期間と云われています。腸の働きを活発にする緑黄色野菜や発酵食品を積極的に摂り、こまめな水分補給をプラスして、溜まった毒素を排泄しましょう。

さて、美人髪を育てる7つのレシピも、いよいよ今回から第2シリーズのスタート。

本日よりお届けする第2シリーズ【すすぎ編】は、

(1)ゆすぎ(すすぎ)は何のためにするの…?(目的or用途)

(2)ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?(時間)

(3)ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度は何度くらいなの?(温度)

(4)ゆすぎ(すすぎ)は指のどの部分を使えば良いの?(指の使用部位)

(5)ゆすぎ(すすぎ)に正しい手順ってあるんですか?(シャワーの当て方と手順)

(6)ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?(後処理)

上記のような内容で、お届けしていきたいと思います。

ゆすぎ(すすぎ)は何のためにするの…?

まず初めに、ゆすぎ(すすぎ)は何のためにするの…?についてですが、

あなたは「ゆすぎ(すすぎ)を行なう本当の目的」をご存知でしょうか?

本当の目的をお話しする前に、私たち美容のプロやウェブ上の記事などで普段、何気な〜く使われている「ゆすぎ」「すすぎ」

正式にはどっちが正しいの?と、疑問を感じている方も多いのではないかな?と思い、何か違う意味があるのか?チョット調べてみました。

すすぎ(濯ぎ)】を辞書で引くと、(1)水で洗い清めること。「―がたりない」(2)足を洗うこと。また、そのための水や湯。洗足。「―を使う」
ゆすぐ(濯ぐ)】を辞書で引くと、水をかけたり、そのものを水に浸したりして汚れや石けんなどを落とす意。「ゆすぐ」「すすぐ」は、ほぼ同意だが、名誉を挽回する意で「恥(汚名)をすすぐ」という場合、「ゆすぐ」は用いない。

とあります。(参照元〜goo辞書)

すすぎ(濯ぎ)の解説にもある「水で洗い清める」表現からは、「水」いかに貴重で神聖なる物であるかが伺い知ることができると同時に、

上記の解説をさんこうにしながら紐解いていくと、ゆすぎ(すすぎ)には「水(お湯)に浸して汚れや洗浄成分などを落としながら洗い清める」目的があることがわかり、ゆすぎ(すすぎ)はどちらを使っても間違いではないと思われます。

私たち人間にとって「水」は生きていく上で必要不可欠ではありますが、地球上に於いても限りある資源でもありますから、無駄無く大切に使いましょう。

洗髪前のゆすぎ(すすぎ)は「ただ髪が濡れれば良い!」と思っていませんか?

「少量使っただけでは泡が立たないから、いつもシャンプー剤はタップリ使っている!?」お手入れを繰り返しているあなた!

「洗髪する際に、シャンプー剤が馴染みやすいように髪全体が濡れれば良い!?」と軽く考えていませんか?

この様な、ゆすぎ(すすぎ)を繰り返しているあなたは、フケ・かゆみ・細毛予備軍と言えるかもしれません。

なぜなら、ゆすぎ(すすぎ)をしっかりと行なえば、髪や頭皮の汚れの約8割は落とせるにもかかわらず、

「ただ髪が濡れれば良い!」と、ゆすぎ(すすぎ)を軽く考えていると汚れが残るだけでなく、シャンプー剤の使う量が増えてしまうからです。

そして、シャンプー剤の量が増えると、地肌や髪から必要以上の皮脂を奪って潤いバリアやタンパク質が傷つき、やがてフケかゆみの軽症〜髪が痩せる重症症状へと進行していくのです。

洗髪後のゆすぎ(すすぎ)って実は、シャンプーより大切?

「髪がバサバサする」症状でお悩みの方に、シャンプー後のすすぎはしっかり行なっていますか?という質問をすると、10人中10人はしっかりやっています!とお答えになります。

しかし、いざシャンプー台でゆすぎ(すすぎ)をしてみると、「ブクブクとした白い泡」がたくさん出てきます、流しても流しても次から次へと流れ出てきます。

これは、「シャンプー剤の使い過ぎ」もしくは「洗髪後のゆすぎ(すすぎ)の不足」が考えられます。

更に、シャンプー剤の洗浄成分が髪の表面や内部に大量に残っていると、キューティクルやタンパク質が傷つき、近い将来、確実に髪は痩せて行くでしょう。

ですから、洗髪後のゆすぎ(すすぎ)は、汚れを落とすシャンプーより大切である!とも言えます。

最後に復習の意味も兼ねて、「すすぎ(ゆすぎ)は何のためにするの…?」での要点を簡単にまとめておきます。

【「ゆすぎ(すすぎ)をする目的or用途」のまとめ】

• ゆすぎ(すすぎ)の目的は、水(お湯)に浸して髪や頭皮に付いた汚れや洗浄成分などを落としながら洗い清めること!

• ゆすぎ(すすぎ)は、ただ髪を濡らすのではない!

• 洗髪前のゆすぎ(すすぎ)をしっかり行えば、汚れの8割は落とせる!

• 洗髪前後のゆすぎ(すすぎ)不足は、フケ・かゆみ・髪が痩せる症状を引き起こす!

• 洗髪後のゆすぎ(すすぎ)は、シャンプーより大切である!

ゆすぎ(すすぎ)の大切さはおわかり頂けましたか?

list02-arrow 次回は「ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?」についてです。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

∗1:月の満ち欠けは潮の満ち欠けとも関係しているとも云われ、

満月〜新月の満ち欠けを経て、一周するサイクルは29.5日。

これは女性の月経の平均周期とほぼ同じだそうです。

そして、私たち人間も約70%が水分から出来ていることから、

吸収と排泄に適した時期とも関連していると考えられています。

参照サイト
【月齢とサイクルについて】
http://www.rakusis.com/menu/moon_cycle.html

【月のリズムと女性のサイクル】
http://yumenotsuki.jimdo.com/%E6%9C%88%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%A8%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB/