【頭皮の赤味とベタつき】脂漏性皮膚炎の頭皮の赤味とベタつきが改善に向かわないたった一つの理由

いつになったらこの頭皮の赤味は治ってくれるのだろう?

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photo credit: Verano y mil tormentas. via photopin cc

皮膚科で処方して頂いた塗り薬と飲み薬を毎日きちんと使っているのに、脂漏性皮膚炎の頭皮の赤味とベタつきが全然良くならない!?以前より髪は細くなって抜け毛も相変わらず減らないので、このまま薄毛になってしまいそうでとっても不安です。

 

脂漏性皮膚炎が起きる原因と症状および対策

毛穴の中の皮脂腺から分泌される皮脂の量が、普通の人に比べて過剰気味のため、シャンプーを繰り返してもどんどん湧き出てきて頭皮や毛穴の中に残りやすく、人間の皮脂を食べて成長している真菌類からすれば辺り一面にエサが豊富にある分繁殖しやすい状態にあります。

一旦、マラセチア等の真菌類が頭皮や毛穴に繁殖すると「頭皮や毛穴周りに赤味を帯びた炎症」「痒みを伴った頭皮のベタつき」「大量の白いフケ」等の症状が見られます。

 

規則正しい生活習慣や野菜中心の食事に改善

皮膚科に行って、医師に「脂漏性皮膚炎」と診断され、処方された塗り薬や飲み薬を服用しているのに、なかなか症状が改善してこない。

もしかしたら、生活習慣や食事に問題があるのかも?と考え、夜は11時までには就寝して翌朝は6時には起床する早寝早起きの習慣に変えたり、脂っこいものはできるだけ控え野菜中心の食事にもしてみました。

 

無添加の整髪料へのチェンジと症状が改善しない理由

赤味や炎症を抑えたいと、頭皮に与える刺激を少しでも減らすために指定成分が入っていない無添加のシャンプーとリンスに変えたりもしましたが、いっこうに脂漏性皮膚炎から来る頭皮の赤味とベタつきは全然良くなりません!?

その後も色々と問診のやりとりを続け、100%確実という訳ではありませんが、やっとひとつの結論に達しました。

「ゆすぎ(すすぎ)やシャンプーの仕方に誤り」があったのです!

赤味や炎症が悪化してしまわないか?との恐怖心から頭皮に刺激を与えてはいけないと思ってしまい、、、

手指が頭皮や毛穴にしっかり届いていなかったため、皮脂や汚れが落ちずに残留していたのです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

季節によって汚れが落ちにくいことはありますか?

寒い時期は暑い時期に比べて汚れが落ちにくいように感じるのですが…

髪はパサパサなのに頭皮はベタベタしています。TVCMなどでは、寒いと皮脂が硬くなって落ちにくくなると言っていますが、本当のところはどうなのでしょうか?

 

身体が冷えると血行や代謝が悪くなり汚れも溜まりやすい

確かに、気温の変化によって血行が悪くなってくると、血液の流れが悪くなってお肌は硬くなり静脈内に老廃物が溜まりやすくお肌のクスミとなって現れてきます。

さらに毛穴に溜まった皮脂は、カチカチに固まってしまうことは殆どあり得ませんが、液状だったものが酸化して「ジェル状の脂栓」となって毛穴に蓋をしてしまい、シャンプーでは落ちにくくなってしまうことは確かです。

そして、もうひとつ汚れを落としにくくしている要素が「寒さで狭くなる毛穴と硬く荒れた頭皮」です。

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

上の図にも書いてありますが、人間の皮膚は寒さを感じると立毛筋によって毛包が下方向に引っ張られ、毛穴を閉じたり狭くしたりして熱が体外に出てしまうのを防いで体温を維持しているのです。(温度の急激な変化や強いショックを受けた時に出る“鳥肌”は、この働きが強く出たケースです)

毛穴が狭いということは、それだけ老廃物も排出されにくく汚れが毛穴に残りやすいということです。そして、硬く荒れた頭皮は角化変性がうまく行われずに角質がそのまま残りやすくフケになりやすい状態にあります。

冬場の頭皮のベタベタは、「シャンプー前後のゆすぎ(すすぎ)不足」で起こるケースが大半です!

大切なのは、シャンプー剤の洗浄力と指のこする力で汚れを落とそうとしないことです。37〜8度のぬるま湯を頭皮全体にまんべんなく掛けてあげることで、寒さで固くなった頭皮をほぐして血流を促し、3〜5分の時間を掛けて指の腹でしっかりとゆすぎ(すすぎ)を行うことで、汚れの約8割は落とすことが出来るからです。

■ シャンプー剤の洗浄力と指のこする力で汚れを落とそうとしない
■ 37〜8度のぬるま湯で寒さで固くなった頭皮を解して血流を促す
■ 3〜5分の時間を掛けて指の腹でしっかりとゆすぎ(すすぎ)を行う

寒さで硬くなりやすい時期だからこそ、熱で凍えた身体を解してあげる時間が大切になってくるのです。

頭皮のベタつきでお悩みのあなた、是非試してみてください。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

頭皮の臭い・ベタつきの原因は体質だけではありません

いくらシャンプーを変えても頭皮の気になる臭いが収まりません!

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photo credit: bunchofpants via photopin cc

頭皮がベタついたり、臭ったりするケースは、味付けに塩・砂糖を効かせている、揚げ物・霜降り肉・トロはじめとする脂っこい料理、バター・マーガリン・生クリーム等の乳脂肪分タップリのスィーツ類の摂取が多い食習慣を続けていると、皮脂腺の分泌バランスが狂いを生じて「過剰に分泌された皮脂」に細菌類が繁殖してベタつきや臭いを引き起こすのが主な原因と言われていますが、実はそれだけではありません。

あなたが普段働いている「職場環境」によって起こっているケースもあるのです。

 

職場の空気の汚れも、頭皮の匂い・ベタつきを起こす要因

あなたの働いている職場の「空気」は清浄されているでしょうか?

眼に見えない空気も、タバコの煙やエアコンの汚れが空気に混ざり空気中を浮遊してあなたの衣服や髪の毛に付着することで、臭いの原因となります。

特に、飲食関係のお仕事をされている方は注意が必要で、焼き肉店やラーメン店の他、油を使った炒めものをたくさん提供している厨房では、帰化した大量の油(脂)が空気中を浮遊しており、制服でバンダナや帽子を被っていても空気中の脂分が衣服に染み込み、体温で蒸されて皮脂と混ざることでシャンプー時のお湯の蒸気に混ざった臭いが鼻にツイてしまったり、皮膚の表面の角質に蓄積されてベタつきを生んでしまうのです。

 

頭皮の臭い・ベタつきが気になるケースの皮膚の症状

臭いやベタつきが気になるケースの頭皮の状態は、2つのケースが考えられます。

■ 過剰気味の皮脂油が毛穴につまって酸化して白くなっていたり、頭皮に油膜が見られ痒みが伴う

■ 過剰気味の皮脂油が毛穴に詰まって雑菌が繁殖し、頭皮が赤く炎症を起こしたり、ブツブツした細かい湿疹が出る(皮膚科医から「脂漏性皮膚炎」と診断された)

いずれのケースも、洗浄力が強いシャンプーでゴシゴシ力を入れて洗っても皮脂は完璧には落とせないばかりか逆に、肌荒れが悪化してしまいます。

これから先の健康な毛髪を育てる未来は、頭皮の脂を浮かせる「毛穴と頭皮専用の手当」と、シャンプー剤の洗浄力に頼らない「潤い維持に必要不可欠な皮脂とミネラル分を取り過ぎない」ヘアケアが主流になっていくと私は考えています。

あなたの職場環境は気化した油(脂)による空気で汚れていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

抜け毛の増加と人間関係のストレスによる心のモヤモヤ

急に増え始めた抜け毛に対する不安で、ぐっすり眠れない日が続いています!

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photo credit: JustCallMe_♥Bethy♥_ via photopin cc

時間が経つのは早いもので、今年も残す所わずか50日ほど。クリスマスや忘年会の予定を考えている方も多いのではないでしょうか。

それにしても2013年は、夏のような暑さが10月まで続いた影響からか、肉体的な疲れが長引いて心の部分にも疲労の連鎖が広がり、精神的ストレスが起因とみられる「抜け毛の増加」や「頭皮のベタつき」症状を訴えるご相談者が増加傾向にあります。

一般的な美容室では、ヘアスタイルやファッション関連の話題が中心で、「心の痛み」にまで踏み込んだアドバイスが出来るサロンは皆無に等しい状態です。これからの時代、健康な髪を維持していくためには、ヘアケアと同じくらい「心の健康」を如何にキープしていくか?が重要になって来ると考えています。

近年は、職場、学校、ご近所付き合いだけでなく、家庭内においても人付き合いやコミニュケーションはどんどん気薄になりつつあります。教師職に於いては、約3割が精神的な疾患を抱えているというデータもあり、うつをはじめとする心の病は、今後益々増えていく傾向にあり、私のサロンでも2年ほど前から「髪・心・身体のデトックス」に取り組んでいる活動も、これを踏まえた上でのことです。

既にご存知の方も多いと思いますが、私たち人間の毛髪も精神的な影響を非常に強く受けてしまいます。

毛髪の細胞の元となる男性ホルモンと女性ホルモンは、自律神経が髪の製造工場である毛母に指令を出すことで、バランスの取れた健康なホルモン分泌が保たれています。

しかし、身体の疲れや心のストレスが増え続けて処理できる許容量を超えてしまうと、その矛先は自律神経に及んでバランスが崩れたホルモン分泌や皮脂の過剰分泌を引き起こし、髪の製造工場へ不健康なホルモンが供給されてしまいます。

すると、3〜5年かけて成長していた毛髪の成長期間が次第に短くなる毛根が増えていき、約3ヶ月後には成長不良による「抜け毛症状」や「頭皮のベタつき」となって現れ始めます。

特に、精神的ストレスによる「抜け毛の増加」や「頭皮のベタつき」症状は、シャンプーやトリートメントを買い換えたり整髪料や育毛剤に頼ったりしても、真の解決法とは至りません

■ 心が無になるくらい夢中に打ち込める趣味を持つ
■ 信頼できる友人知人または専門家に心の内を聞いてもらう

…等

心の垢やモヤモヤを内に秘めたままにしないで、少しでも良いから外に吐き出す習慣が大切になってきます。

「そんな事ができたら真っ先にやっている」お言葉をいただきそうですが、心が内側に向いている方にとっては、誰かに聞いてもらう行為でさえ非常に勇気がいることも事実です。

がしかし、この心のモヤモヤがほんの少しでも軽くなるだけで、健康な毛髪を育てるホルモンバランスは確実に向上します。

あなたが胸の奥に抱えている心の垢やモヤモヤを私に話してみませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

秋〜冬の乾燥する時期に「頭皮のベタつき」を感じ始めたあなたへ

シャンプーで二度洗いしても、爪を立ててゴシゴシ洗っても、頭皮のベタつき症状は改善いたしません!

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photo credit: D. Garding via photopin cc

もし、下記のような症状が見られる場合は、早急に皮膚科医の診断を受けることをお勧めいたします。

(1)額の生え際にフケがある
(2)頭皮が赤くなっている
(3)頭皮に痒みを感じる
(4)湿り気のあるフケがたくさん見られる

 

頭皮のベタつきには“汚れによるタイプ”と“皮膚炎によるタイプ”があります

湿度が下がって空気が乾燥する秋から冬にかけて、頭皮のベタつきで悩む方からの相談が多くなります。

頭皮のベタつきが起こる原因には、シャンプーやトリートメント等の整髪料の洗い残しが汚れとなって蓄積してしまってべたついているタイプ、カビの一種である真菌による脂漏性皮膚炎でべたついているタイプがあります。

以前は、40才以上の中高年の男性に多くみられた「脂漏性皮膚炎」ですが、食生活の欧米化とストレス社会の影響からか近年は年代や性別に関係なく起こっており、日本人の推定患者数は300万人以上といわれています。

 

カビの1種である真菌による脂漏性皮膚炎(頭皮のベタつき)

脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌の盛んな顔や頭皮などに炎症が起きる病気で、カビの一種である「マラセチア」という真菌が炎症を悪化させる大きな原因となっています。

このマラセチアは、毛穴の中にある皮脂腺から出る皮脂の中に生息しており、皮脂が増えるとマラセチアも増加して頭皮に刺激を与えるようになり、通常3日に1回だった角化変性が乱れて毎日起こるようになり、剥がれた角質が大量のフケとなってしまうのです。

 

頭皮のベタつきや脂漏性皮膚炎の症状改善に向けて

マラセチアの増加する原因としては、脂っこい物が多い偏った食事・不規則な食生活・睡眠不足・過度のストレスなどによる、免疫力の低下や皮脂の分泌過剰が挙げられます。

頭皮のベタつきや脂漏性皮膚炎のご家庭での対策は、下記の手当てを根気良く続けることが早期改善への近道です。

(1)ぬるま湯でゆすぎ(すすぎ)をしっかり行う
(2)真菌を殺菌できるシャンプーやソープで毎日洗髪
(3)爪を立てたり強い力でゴシゴシ洗わない
(4)脂っこい物、ファーストフード、スナック菓子の摂取は極力少なく
(5)できるだけ決まった時間に食事を摂る
(6)軽い運動をして気分転換を図る
(7)就寝は夜の0時を過ぎないように

マラセチアは、症状が改善したと思っても毛穴の奥に潜んでいる場合がありますから、3ヶ月から6ヶ月はお手入れを継続することをお勧めいたします。

あなたは最近、フケが増えたり痒みが酷くなったと感じていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

NT010 夏の身体の不調が長引くと「抜け毛」や「頭皮のベタつき」となって秋口に現れます

あなたは足腰のだるさ、腹痛・下痢、頭痛、等の身体の不調が長期間続いていませんか?

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photo credit: Gabriela Camerotti via photopin cc
 

夏バテが快方に向かわず秋バテとなって表面化

私は約30年美容師をやっている経験から、毎年秋口には夏場の疲れや体調不良から「抜け毛症状を訴える方」を数多く診させて頂きました。しかしながら、ココまで記録的な暑さが続いたとなると、9〜10月にかけて「抜け毛」や「頭皮のベタつき」症状を訴える方が例年に比べかなり増えることが、下記の記事にあるデータから予想できます。

55.7%の女性が、夏に「身体の不調」を感じている – 猛暑の後には”秋バテ”も
アンケート調査によると、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20~50代の女性400(各年代100名)のうち実に55.7%の女性が、夏に「身体の不調」を感じていることがわかった。

また、不調の種類として、半数以上が「だるさ・倦怠感」(77.8%)、「疲労(疲れが取れない)」(77.0%)、「冷え」(66.8%)、「発汗」(61.6%)、「睡眠不調」(60.2%)、「胃腸の不調」(56.0%)、「頭痛」(52.8%)などの症状を挙げた。

その原因として、「暑さ」(56.0%)に続いて「屋内と屋外の気温差」(54.8%)、「冷房による冷え」(50.6%)、「冷たい飲食物の摂り過ぎ」(29.8%)が多数見受けられた。このことから夏の不調は、猛暑の影響や、その回避の弊害としての「冷え」によっても多いことがわかる。

 

内蔵冷えによる頭皮のベタつき

のどの渇きを潤したり、火照った身体を冷やしたり、熱中症予防のために冷たい物を過剰に摂取し続けたことで、胃腸が冷えて消化吸収機能が低下。その結果、新陳代謝が衰えて老廃物の排出が上手くいかなくなり、毛穴や頭皮に汚れが蓄積されて「頭皮のベタつき」となって現れてきます

ベタベタが気になるからと、シャンプー剤をタップリ使って強い力でゴシゴシ洗っては、症状の悪化を招いてしまいますから絶対に止めましょう。

 

冷房冷えによる抜け毛の増加

エアコンの冷気を長時間浴び続けて身体が冷え、外気との温度差を調整するために自律神経がフル回転し続けて疲労し、全身の血流が滞ることで足腰が重くなったり肩や首のコリを誘発。ホルモンバランスの乱れや髪の製造工場(毛根)が栄養不足から「抜け毛の増加」となって表面化してきます。

抜け毛が気になるからと育毛剤をタップリ付けても、ホルモンバランスの乱れが改善しない限り、改善していきません。

 

6〜7時間の睡眠をしっかり取り、代謝や燃焼を促進する効果がある生姜や唐辛子を薬味に使った温かいスープ等で、冷えた胃腸や身体を温めて上げてください。

もし、少しでもおかしいな?と感じたら、髪のプロによる診断を受けて正しいケアを行なうことが早期改善に繋がります。

あなたは自己流の手当てを試みようと考えたり、育毛剤に頼ろうとしていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

QA003 【頭皮のカユミ】毎日シャンプーするのは洗い過ぎと聞いて、2日に一回にしたら地肌がベタベタするようになり更に痒くなってしまいました!?

頭しか洗えない?それはダメです!

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photo credit: jurvetson via photopin cc

こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。

先日サロンのホームページより、タイトルにある様な「地肌にかゆみが出たので美容師さんに聞いたら、毎日シャンプーするのは洗い過ぎと聞いて、2日に一回にしたら地肌がベタベタするようになり更に痒くなってしまいました!?どうすれば良いのかアドバイスをお願いします。」とのお問い合わせをいただきました。

「シャンプーは毎日した方が良い!」「毎日洗うと脂を取り過ぎてしまうから間隔を空けた方が良い!」「2度洗いして汚れをしっかり落としましょう!」など、サロンやメディアを通して発信されているシャンプー法は、美容師さんや美容家やお医者さんやメーカーによってバラバラで、どの情報を信じて良いのかわからない?のが正直な意見かと思います。

私としては、シャンプー剤に対する概念が、そもそもこの様な意見の相違や頭皮のベタつきとカユミを生んでいる!と考えます。

 

頭も顔も身体も、PHは違えど同じ皮膚

シャンプー剤の歴史を紐解いてみるとまだまだその歴史は浅く、1950年以降に発売された「花王フェザーシャンプー」が全国に広まるまでは、石鹸で身体だけでなく顔や頭まで全身を洗うのが一般的でした。

時が経ち、1990年代頃からは「シャンプーは頭皮を洗うモノ」と盛んに発信され続けたこともあり少しずつ常識となってきましたが、洗髪という言葉が示す通り「シャンプーは髪を洗うモノ」という概念はごく一部の方の間では根強く残っています。

そして今現在では、「シャンプー剤 ⇒ 頭」「洗顔石けん ⇒ 顔」「石鹸・ボディソープ ⇒ 身体」といったお手入れが、何の疑いもなく行なわれています。

しかしながら、もし本当に「シャンプーは頭皮を洗うモノ」と言うのであれば、

頭や顔や身体はPHは違えど同じ皮膚なのに、どうして別々の物で洗う必要があるのでしょうか?

顔や身体は毎日洗っているのに、どうして頭は毎日洗ってはダメなのでしょうか?

頭や顔や身体で別々な物を次々とセールスするのは、沢山の商品を勧める事でより多くの利益を上げたい!とするメーカー側の都合、そしてどんなにお肌に優しいシャンプー剤だと言っても、毎日頭皮を洗えないのであれば、お肌の健康を考えていない!と言うことに他なりません。

その日の汚れはその日の内に落とすことが最も大切でもあり基本でもあります。

頭皮のベタつきやカユミは、約8割が「シャンプー剤の強過ぎる洗浄力で必要以上に皮脂を取り過ぎる」ケースで起こりますから、頭だけでなく顔や身体も洗え、尚且つ泡立ちが少ないマイルドな洗浄力を兼ね備えたタイプのシャンプー剤を選ぶことが重要となります。

あなたのお使いのシャンプー剤、全身を洗えますか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より