お肌の乾燥対策に必須の、保水力や保湿成分って何なの?

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

どんなに高い保湿成分配合の化粧品であっても、お肌は枯れる?手触りは硬くガサガサ?

30度を超える酷暑や70%近い湿度によって毛穴が開きっぱなしになり、汗や脂が大量に分泌されて肌表面のベタつきが四六時中気になっていた夏も終りが近づいて来ています。

これから訪れる秋から冬にかけて一番重要になってくるのが、如何に水分の蒸発を防いで潤いを維持していくか?の「乾燥対策」です。

 

お肌の乾燥から守る、保水力・保湿成分

6月から8月にかけての3ヶ月間、私たちのお肌は毎日のように「強力な紫外線」と戦っていたこともあり、

これから迎える秋の季節には肌は疲労から保水力(お肌や毛穴を引き締め分泌された皮脂による表皮の皮膜で水分の蒸発を防ぐ力)が低下して乾燥症状を起こし、シミやくすみが徐々に表面化してくることが考えられます。

 

お肌を活かすも殺すも“ミネラル(水分)”次第

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photo credit: おとなキレイ.com

自然由来の「保湿成分」がタップリ配合されている高品質な化粧品で毎日お手入れしているのに、

何故、私のお肌はカサカサしたままなの?

テレビCMではアレだけ艶肌になるのに、ホント不思議ですよね。

私も、今の医療系美容理論やスキンケアプロダクツと出逢う前までは、保湿成分のトリックに振り回されていた一人です。

「保湿成分」がその潜在能力を100%発揮する環境には、タップリのミネラル分(16種類が揃っていたら最高)は無くてはならない存在なのです。

この「保湿成分」の細胞がミネラル分(水分)の一つ一つの細胞に皮膜を張ることで、ミネラル分(水分)の蒸発を防ぐ働きを持っています。なかでも、ミネラル分の保持率が最高ランクにあるヒアルロン酸は、1グラムで6リットルものミネラル分(水分)を保持する力を備えています。

言い換えれば、お肌の内部にミネラル分(水分)がタップリ無いと、いくら「保湿成分」高配合の化粧品で保湿を試みても、「その素晴らしい潜在能力は発揮されない!宝の持ち腐れ状態」と言えます。

肌の乾燥対策に重要なのは保湿成分ではなく、タンパク質の元となる16種類のミネラル分なのです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

髪と肌の乾燥が悪化|高齢者の四人に一人が無自覚の「かくれ脱水」に…

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photo credit: 中日新聞

私は大丈夫!と思っている人ほど危険度が高いのです!

毎日キチンと手当しているのに、髪やお肌がなぜか乾燥してしまう?

同様に、思ったほど汗をかいていないのに、貧血みたいにフラフラしてしまう?

要するに、自分の体なのに正しい判断ができないほど、知らず知らずのうちに疲弊しきってしまっているということです。

 

高齢者の四人に一人が無自覚「かくれ脱水」に要注意

このニュースは本日、2014年7月8日の朝刊に掲載されており、髪と肌の乾燥の悪化だけで済めば良いのですが、

熱中症や脱水症状で命を落としてしまう方がまだまだ多いことから、この機会に取り上げさせて頂きました。

 

普段は、体の中に熱がたまってくると、汗腺を開いて汗をかくことで熱を外に逃して体温調節してくれています。

しかし、体の中の水分が汗を出すばかりに使われて補給されない、いわゆる脱水状態(身体の機能を保つための水分と塩分が不足している状態)が続くと体が危険を感知し、それ以上水分が失われないように発汗をストップ。

その結果、体温が下がらず熱中症になってしまいます。

 

髪と肌の潤い調節と脱水症状

毛穴から出る前の髪の毛や皮下組織で作られ表皮に上がってくるまでのお肌は、身体の中に蓄えている約70%の生体水から水分をワケていただき、最適な水分量(髪:11〜13%、お肌:13〜16%)をキープしています。

毛穴から出て成人になった髪や表皮に上がってきたお肌は、大気中の空気を取り入れることで空気に含まれている水蒸気(湿気)によって、潤いを最適な状態に保とうとしています。ですから、空気の乾燥する湿気の少ない冬場は潤いが不足、紫外線の降射量が増える夏場は強力な太陽と紫外線の熱により水分が蒸発するため、乾燥しやすいのです。

ただし、年令を重ねるほど体内に蓄えている水分量も少なくなるため、髪やお肌の細胞の潤いも低下しパサつきやシワといった症状が目立ってくるのです。

 

かくれ脱水チェックシート(第1段階)

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photo credit: 中日新聞

高齢者はもともと水分も少なく、飲食量も少なめでのどの渇きも感じにくく、脱水症状に陥りやすいのでより一層の注意が必要になるあなたのために、新聞記事にも掲載されていた「かくれ脱水チェックシート」を表示させて頂きました。

もし、1つでも当てはまった場合、かくれ脱水の恐れありだそうです。

・皮膚がカサつくようになった。皮膚にツヤがなく乾燥している。ポロポロと皮膚が落ちる
・口の中が粘着くようになった。食べ物がパサつく。つばが少なくて、ゴクンと飲み込めないことがある。
・便秘になったか、酷くなった。下剤を使う頻度が増えた。
・前より皮膚のハリがない。手の甲をつまみ上げて離した後に、つまんだ痕が3秒以上残る。
・足のスネにむくみが出るようになった。靴下のゴムの痕が脱いだ後に10分以上残る。

脱水症状の予防は、喉の渇きを感じなくても細めに水分・塩分補給を行うことです!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

カサつき肌でお悩みのあなたにオススメ!3種の春野菜が添えられた、ウドンのようなもっちり太麺パスタを堪能

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

ここまで太っといパスタは初体験でした!

絹さや・芽キャベツ・アスパラガスの春野菜の甘味と爽やかな渋み、モッチモチの食感のパスタ、醤油ベースのさっぱりソースと相まって、ヘルシーなんだけど満腹感を味わえる逸品です。(ほうれん草を練り込んだ平打のパスタをリクエストしたつもりだったが、私の思い込みでコチラのメニューに…。(^o^;))

 

失われたお肌の潤いや髪のツヤ、キリキリ痛む胃腸などのお悩みに

春を代表する、瑞々しい野菜3品。下記に各々の栄養価をご紹介しておりますが、冬場の空気の乾燥やエアコンの熱風で傷ついたお肌の角質や喉・鼻の粘膜を、豊富なビタミン類が癒してくれくれます。

■ 絹さや:ビタミンA、ビタミンC、カリウム、植物繊維

■ 芽キャベツ:ビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、βカロテン

■ アスパラガス:ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、アスパラギン酸(アスパラギン酸はアスパラガスから発見され命名)

 

豊富なビタミン類が潤い回復やストレスの緩和をサポート

絹さや、芽キャベツ、アスパラガス、の春野菜3品に共通するのは豊富なビタミン類です。なかでもビタミンUは別名「キャベジン」といって、胃腸薬の名前にもなっています。安易にサプリメントに頼るのではなく、野菜の力を引き出す調理法で料理をするだけで、野菜のもっている本来の栄養素を壊し過ぎることなく補給することが可能です。

ビタミンA:皮膚や粘膜を正常に保つ、汗腺や皮脂線の働きを正常に保つ
ビタミンC:メラニン色素の沈着を妨げ、シミやソバカスを予防、ハリ・コシの維持に必須。
ビタミンK:血液の凝固促進や骨の形成
ビタミンU:胃や十二指腸などの潰瘍の予防や治療に非常に高い効果、別名キャベジン。トンカツにキャベツの千切りの組み合わせ、しっかりとキャベツを食べる事でトンカツの脂っぽさで胸やけを起こす事も少なくなります。胃が弱っている時には積極的にキャベツを食べるようにすると胃が楽に。

パスタのお供だけではなく、軽く湯通ししてノンオイルのドレッシングを和えても美味しく召し上がれますヨ♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

年齢を重ねても、「髪」や「お肌」がプルンと潤っている人、枯れてカサカサの人

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photo credit: chant0m0 via photopin cc

髪やお肌が喜ばないお手入れでは、細胞1つ1つが風船のように萎んでいきます♪

これは私だけでなく、このブログを購読して頂いているあなたの「髪」や「お肌」にも言えることだと思うのですが、、、

定期的にエステサロンなどに通ったり、朝晩に時間やお金を掛けて念入りにお手入れを繰り返しているのに、何故か髪やお肌が傷んでボロボロ。そうかと思えば、お手入れにあまり手間暇を掛けない短い時間でシンプルなお手入れを繰り返している人が、意外とキレイな髪やお肌だったりします。

また、世界的に著名な方や芸能人が製品のテレビCM等に起用されているだけで、信頼感がアップして効き目のあるイメージを与えるため、ついつい手が伸びてしまいます。(私も修行時代はこれらのイメージ戦略に乗せられて良く泣きを見ました。)

ただ、研究室でのテスターや動物を使った実験データ上では有効との結果が出ている一つ一つの美容成分でも、有効な美容成分が何十種類何百種類と配合されていると美容成分同士の相乗効果で、髪やお肌に効きそうだと頭の中でイメージしてしまいがちですが、効き目を発揮する場所や時間は成分によって違うため、実際にはイメージ通りの効果は得られにくいものです。

私たちの身体の筋肉や骨格は何によって支えられ、成長をサポートされているのかを突き詰めていくと、口から摂取した食物の栄養バランスが良く、腹式呼吸によって吸い込まれた空気が体の隅々まで行き届いている人は、年齢を重ねても体内の細胞は若々しいため「髪」や「お肌」がプルンと潤っています。

反対に、口から摂取した食物の栄養バランスが偏っていて、呼吸が浅く吸い込まれた空気が体の隅々まで行き届いていない人は血流も滞り気味で、体内の細胞が老化へと傾いているため潤いもキープできずに「髪」や「お肌」は枯れてカサカサしています。

年齢を重ねたときに枯れるか否か?のターニングポイントになるのは、(1)髪やお肌の潤いに必要な皮脂をキープする手当か?、(2)口から摂取したタンパク質・ビタミン・ミネラルの栄養バランスが取れているか?、(3)腹式呼吸で体の隅々に行き渡るように空気を取り込んでいるか?、以上の三つが鍵を握っています。

髪とお肌の美しさは、配合されている美容成分の多さではなく、口から摂取した食物の栄養バランスと空気によって支えられています。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

【紫外線対策2014】強力になった紫外線と防御力が弱くなった肌細胞

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photo credit: Hacklock via photopin cc

紫外線などの刺激から肌荒れしやすくなったと感じているのは、私だけでしょうか?

「もしかしたら年齢からくるものかもしれませんが、ここ5年ほど春先から真夏にかけて肌荒れが酷くなる傾向に悩まされています。」私のサロンでは、30歳を超えた方からこのような相談が多く聞かれるようになりました。

 

強力になった紫外線と防御力が弱くなった肌細胞

春先の自然界は、冬眠から目覚めた草花が小さな芽を出し碧々と元気に成長していく季節。一方で、スギ花粉をはじめとする様々な花粉が猛威をふるい、花粉症によるクシャミや鼻水に悩まされる方も年々増え続けております。

更に2010年以降、花粉症を有する方々が関連するアレルギー症状として「お顔の湿疹や炎症による肌荒れ」を併発する傾向にあるようです。これは、肌に元々備わっている防御力の機能が衰えている証でもあると言えます。

そして、年々強さを増していると感じる「紫外線降射量」。下記の気象庁より発表されている、「2005年〜2013年の紫外線量のデータ」を拝見しても明らかです。

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photo credit: UVインデックス(観測値)の年間推移:気象庁
 

強力になった紫外線からお肌を守る日焼け止め製品のリスク

紫外線が強力になっているのだから、日焼け止め製品もしっかり防いでくれるものを使えば大丈夫!と、ストレートに考えてしまうあなたはとても危険です。

この日焼け止め製品の危険性やリスクについては『何故いまPA++++なのか?紫外線ケア最前線の舞台裏』や『紫外線防止力がアップした日焼け止め製品とリスクマネージメント』この2つのエントリーで説明させていただきましたが、日焼け止め製品の紫外線を防ぐチカラが高いほど、有効成分が肌に与える刺激も強くなるのです。

 

日焼け止め製品はSPFやPAの高さだけで選ばない

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photo credit: 日本化粧品工業連合会

もしあなたの肌が、刺激を防御するチカラが弱くなっていたとしたら、炎症や湿疹などの肌荒れリスクが確実に高まってしまいます。ですから、日焼け止め製品を使用する時は、闇雲にUVカット率が高いものを使用するのではなく、「いつ、何をする時に使用するかによるシーン」によって選びましょうと、日本化粧品工業連合会 では推奨しています。

紫外線防止のメリットだけで選ぶと、肌荒れリスクは高まります!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

冬場の乾燥とお肌の“テカテカ”

冬なのにお肌が“テカテカ”している…

お化粧をしっかり落とそうと、オイルクレンジングをしてから洗顔しているのに、何故か、ほっぺたやおでこ周りだけテカテカしてしまう…。

 

乾燥の時期にお肌のテカりを生んでしまう原因

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【お肌の構造】
photo credit: おとなキレイ向上委員会

夏場のジトジトする時期ならわかるのに、冬場の乾燥する時期にお肌が“テカテカ”してしまう?

お肌にメークが残らないように、オイルクレンジング等のクレンジングをしてから洗顔しているのに“お肌のテカテカ”が残ってしまうのは、「オイル成分が馴染んでいない」「ゆすぎ(すすぎ)が不足している」ためにお肌の中に残ったオイル分が浮き出し、酸化してテカテカしていることが考えられます。

どんなに高級な植物由来のオイルを使用していても、人間の皮脂(オイル)は動物性ですから馴染みにくくお肌の表面や内部に残りやすいのです。かと言って、無理やり馴染ませようとクレンジング剤に使う乳化剤の使用量を多くしてしまうと、潤いに必要な皮脂まで削り取られてしまいカサカサになってしまいます。

一旦テカテカ症状が出てしまうと水や洗顔剤を弾きやすくなるため、空気や紫外線による酸化が進んでテカテカが目立ってしまう悪循環に…。

大切なのは、植物由来かどうかではなく、人間の皮脂(オイル)の成分に近い馴染みやすいオイルを使用しているか、そして、洗顔後にタップリのぬるま湯を使ってゆすぎ(すすぎ)をしているか、この2点が「お肌のテカテカ」から守る防止策となります。

あなたの使用しているクレンジング剤、本当に皮脂に馴染んでいると言えますか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

CO032 肌ダメージとお肌の修復力・記憶力

在る時、いつもと同じ位置に大人ニキビが出来たかと思えば自然に消えてしまうのは、お肌の修復力と記憶装置に情報がインプットされているからなのです♪

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photo credit: Bob.Fornal via photopin cc

まさか、お肌に記憶装置がある訳無いでしょ?と思ってしまうのも無理はありません。美しいお肌を育てるためには、記憶装置に正しい情報を新たにインストール(入れ直し)することで間違った情報を書き換えながら、ディレート(消去)して行くしかないのです。

 

肌ダメージとお肌の修復力・記憶力

毛髪と同様に、毎日新しい細胞が製造されているお肌は、28〜40日間掛けて行なわれるターンオーバー(誕生から死滅までのサイクル)を繰り返しながら、外部からの刺激によって体内の各器官が傷つかないように保護する重要な役割を担っているだけでなく、「修復力」「記憶力」といった2つの特徴的な力を備えています。

お肌が、比較的傷口が浅い擦り傷や切り傷を負っても元の状態に自然に治癒してしまうのは、一般的に自然治癒力と呼ばれている修復力のお陰。

その反面、間違ったお手入れ法によって症状が重症化してしまうとなかなか改善していかない「シミ」「シワ」「クスミ」。お肌の記憶力に一度インプットされてしまった「シミ・シワ・クスミ」の肌ダメージは、ターンオーバーを繰り返しても計ったように全く同じ位置に現れてあなたを困らせてしまいます。

シミ・シワ・クスミの症状を改善し美しい肌ツヤに回復するためには、静脈に溜まった老廃物を排出させる正しい洗顔法とマッサージを繰り返しインストールして、記憶装置に蓄積されているシミ・シワ・クスミのデータを書き換える、基礎のお手入れが必要です。

しかし、お肌の最深部に位置する心臓部(皮下組織)に傷がついてしまった場合には、火傷症状のように傷口が残ってしまうケースもあります事を、心の片隅に留めて置いてください。

高級な美容液を使っているのにシワやクスミが良くならないと嘆いているあなたは、間違ったお手入れ法をリピート(繰り返す)していると考えられます。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

CO019 美白へのレジスタンス – 美白ケアで“肌本来の保護機能”を無理やり変えようとした綻び

気になるシミを無くしてクスんだ肌を白くしたかっただけなのに、まさか美白ケアで肌荒れを起こしてしまうなんて?

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photo credit: eflon via photopin cc

この美白化粧品での肌荒れについては、7月6日(土)にアップした 気になるニュースに関するエントリー でも取り上げさせていただきましたが、昨日23日(火)の時点で顧客に肌がまだらになる「白斑」の被害が出た問題で、これまでに2250人から被害の訴えがあったと発表されています。

この被害の大きさを目の当たりにすると、化粧品を始めとする「外部からの刺激に対する抵抗力の低下」もさることながら、ブランドイメージや有効成分にばかり注目するのではなく、人間の肌に備わっている機能をキチンと理解した上で、本当に必要とする成分なのか否か?を見極める判断力が問われていると感じます。

 

肌が何故シミを作るのか?その理由と働きについて

6日(土)のエントリーで私は

外側からいくら化粧品で見栄えを整えるケアをしても、内側から弱った細胞の機能を高めるケアをしない限り根本的な解決にはならず、今回のケースのように、本来の防御機能を無理矢理ねじ曲げてしまうと、そのしわ寄せが機能低下を起こしている弱い部分に及んでしまう。と書いています。

現在に至るまで、多くの化粧品メーカー等では美肌づくりの際、マイナスイメージとなるシミはどの様にしてできるのか?といったメカニズムに付いては説明されているケースは多いのですが、何故シミが作られるのか?といったシミの持つ性質や機能については殆ど語られていないため、今回のケースではシミのメカニズムを抑制する効果ばかりに注目が集まり、どのような影響が肌に及ぶのか?ヘの理解が乏しかったことが考えられます。

 

シミは悪者ではない?肌がシミを作るのには訳がある

シミがある肌というのは、確かに見た目に余り見栄えが良くなく、どうしても実年齢より上に見えてしまうため、「シミ=悪者」のイメージを抱いてしまいます。

しかしながら、シミは意味もなく出来る訳ではなく、それなりに理由があるからこそある日突然、私たちのお肌に現れるのです。

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photo credit: おとなキレイ.com

では一体、シミが作られるのにはどんな意味があるのでしょうか?

お肌は、顆粒層で一旦紫外線を受け止めて散らしている訳ですが、許容量を超えてこれ以上紫外線の影響を受けたら真皮層が危険!と察知すると、メラニンという色素細胞を放出して表皮中に膜を張り、紫外線の影響が及ばない様に保護するメカニズムを保持しています。要するに、傷ついて弱ってしまった細胞が紫外線でこれ以上傷つかない様にする防御壁の役割を担っているのです。

ですから、白く美しい肌を叶えたいからとシミを無理に白く漂白してしまうと、シミによって守られていた肌細胞が傷ついて悲鳴を上げてしまいますから、まずは傷ついて弱った肌細胞を本来の瑞々しい状態に戻した上で美白ケアを行うことが、将来の美肌を育てるためには大切です。

あなたは肌の保護作用を無視した美白ケアをしていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

NT007 美しい髪や肌・健康な身体を育む基礎となる自然の恵みを破壊される悲しみ

「福島第1原発汚染水海洋漏れ」との記事を目にした時は、まさかと思いましたが本当に現実だったとは?

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先日21日(日)、ようやく参院選挙も終わり、さぁコレからという時に、まさかこの様なニュースが飛び込んで来ようとは…、正直怒りと悲しみに打ち拉がれてしまいました。

東京電力福島第1原発の敷地内で出た放射性汚染水について、22日、懸念されていた海洋漏れが「あった」と認めた東電に対し、原発事故の影響で漁自粛が続く福島県の地元漁協は怒りをあらわにした。計り知れない風評被害の拡大へ不信感や危機感をのぞかせた。

福島県いわき市沿岸では今年9月から、シラスなどの試験操業が原発事故後で初めて開始される予定で、この日は地元で漁協組合長らが専門家を交えて協議していた。その後飛び込んだ最悪のニュースだった。県内のある漁協関係者は「海に流れているのではないかということはうすうす感じていた」と話し、別の漁業関係者は「選挙が終わった日になぜ」と話していた。
【参照元:福島第1原発:汚染水海洋漏れ、地元漁民ら怒り
毎日新聞 2013年07月22日 21時56分(最終更新 07月23日 01時13分)

 

髪・肌・身体の健康に欠かす事のできない海からの滋養分

日本は周りをグルリと海に囲まれた島国であり、古来より海の幸である魚や海産物類は大切な生活資源となっています。中でも海からの贈り物である豊富なミネラルや良質なタンパク質は、髪やお肌や身体を育む重要なエネルギー源となり健康維持を影から支えてくれています。

2011年3月の震災以降、この私たちの美容と健康にとって欠かす事のできない海からの恵みが少しずつ改善されてきた所へ、対策の不備による汚染水によってまたもや侵されてしまったとなれば、悔しさが込み上げてくるばかりです。

いわき市漁協の矢吹正一組合長は「重い話だった。分かりにくい数値を並べるより、我々の生活の糧である『常磐の海』を以前の状態に戻すことが東電と国の使命」と指摘した。
相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は「これまでの説明で一番厳しい内容だ。慎重に慎重を重ね、放射性物質検査で基準値(1キロあたり100ベクレル)を下回る魚を15種まで一つ一つ増やして試験操業をしてきたのに」と不満を漏らした。

この漁業関係者のひと言が、今までの努力に対する悔しさや将来への不安を物語っていると思います。

 

汚染された海水は自然を循環して私たちの身体へと入ってくる

たとえどんなに少量でも、海水が放射性物質に汚染されてしまうと、潮流に乗ってあっという間に世界中の海に流れ渡ってプランクトンや魚を犯したり、海水が蒸発して気化されて雲となることで汚染された雨が降り注いだり、空気中に汚染物質が混ざり込んだりすることで、私たち人間の元へと循環して身体に影響を与えます

汚染物質の中でもセシウムは甲状腺に影響を与えることで恐れられており、自律神経からの指令を受けて甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、髪の卵(毛芽)を産む栄養となったり、成毛(大人の髪)に育てたりする役割を担っているため、症状が出始めるといわれている15〜20年後の将来は、異常脱毛・脱力感・体全体のダルさを抱えている大人が急増しているだろう?と予測されます。

何が本物か?を判断する信頼できる自分独自の情報源を持ち、他人の意見に振り回されない様にすることが大切です。

あなたは「汚染物質のセシウム」から身を守るための対策をお持ちですか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

本日のエントリーの参照記事はこちら

福島第1原発:汚染水海洋漏れ、地元漁民ら怒り- 毎日jp(毎日新聞)

MO012 オープン20周年に向けた“おとなキレイ”への変わらぬ想い

本当の髪の美しさを叶えたいあなたは、既に気付いているハズです。

リンス・トリートメントを使っても髪が健康にならない事を…

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photo credit: h.koppdelaney via photopin cc

私が髪の持つ素材美にこだわり続け、心と身体の健康と美しい髪を育てるトータルケアを提供し始めて19年が経ち、ここ3年程でようやく理解される方達が増えて参りました。

サロンをオープンした1994年当時は、シリコン配合の整髪料による加工されたヘアスタイルが全盛の時代ということもあり「傷んでどうしようもなくなったら切れば良い」「手触りが良い=健康になった」「香りの良さで整髪料を選ぶ」といったファッション志向の方が多く、「リンス・トリートメントは髪を傷めますから必要ありません」とアドバイスしても、美しい髪を育てるという発想自体も気薄だった為、殆ど受け入れてもらえませんでした。

サロンで販売していた自らの目で厳選したヘアケア製品も同様に、「泡立たない」「キシむ」「香りが無い」「行程が面倒くさい」…等、嵐のようなクレームは実に97%にも及びましたが、この悔しさをバネに発奮。

このままでは近い将来、髪や頭皮のトラブルが増加して髪が髪でなくなってしまう!危機感を抱いた私は、健康な髪を育てる本物の美容理論と皮膚化学に基づいたトラブルへの対処方等の勉強を、地道にコツコツと継続。

2005年を過ぎた辺りから、毛髪を加工する整髪料類による見せ掛けだけの一時的なツヤと髪やお肌を痛める施術に加え、夜型生活・睡眠不足・職場でのストレスの増加などの生活習慣の乱れや自然環境の悪化による空気と水の汚染が相まって、毛髪や身体のトラブルも悪化。それと並行するようにサロンへの相談件数も増え続け、ヘアケアの将来が不透明な中、、、

来年2014年はいよいよサロン開設20周年という記念すべき時を迎えますが、時代・流行・環境が変わっても、大人の女性としての美しさを願う方達がいる限り

「髪・肌・心の健康を第一に考え、美しい髪を育む施術・知識・プロダクツ」に対する“想い”は、永遠に変わりません!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より