その手触りでは髪の潤いは持続しない

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手触りの良さと髪の健康は比例しない!?

今から30年以上前、私が修行時代だった頃は「ツルツル・ピカピカ・サラサラ」が、手触りの良さの合言葉でした。

それが近年では、「サラふわ、ウルサラ、トゥルントゥルン」の言葉とともに、手触り感も比べものにならないくらい良くなりました。

しかし、どうでしょう?

その極潤と言われるほどに向上した手触りに感動を覚える反面、「髪のパサパサがひどくなった!」「ある日突然プチプチ切れる髪が増えた!」お悩み相談は、減るどころか倍増しています。

 

手触りが良くても健康ヘアにならない理由

なぜ手触りが良いのに健康な髪にならないのでしょうか?

髪に人一倍愛情を注いでいるあなたは疑問に思っていませんか?

答えは簡単です。リンス、コンディショナー、トリートメント、等の整髪料類が、髪の健康維持には必要とされていないのです。

肌についた擦り傷切り傷は、自然治癒力の力でかさぶたを作って自らの力で修復しているように、髪も皮脂によって内部の潤いを調節したり外部の刺激から守るように引き締め力(収れん)が備わっているため、皮脂以外の油脂分は必要としないのです。

一昔前の缶コーヒーには、スティックシュガーが10袋以上使われていたように、ノンシリコン系のコンディショナーやトリートメントには、髪にとっては毒となってしまう植物性の油脂分が大量に使われていると同時に、大量の洗浄成分が配合されています。

大量に配合され始めた毒となる植物性の油脂分と洗浄成分が、あなたのツルツルピカピカ髪からハリコシを奪ってバサバサプチプチ髪に変えてしまいます!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

髪の傷みを簡単に解決しようとする程、傷みはさらに悪化する

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photo credit: UrbaneWomenMag via photopin cc

どうしても表面が綺麗になると、中身も綺麗になったと思ってしまいますが…?

それを口にすれば、体型が劇的に良くなる食材は無いように、ただ付けて数分時間を置くだけで、劇的に髪の健康が回復する整髪料はありません。

あなたの髪が健康になったと感じている状態は実は、中身がどんどん傷みが悪化している事実を、表面的な手触りの良さでカモフラージュしているだけなのです。

 

髪の傷みを簡単に解決しようとする程、傷みはさらに悪化する理由

髪の傷みを簡単に解決しようとすればする程、そのしっぺ返しは短期間の内にやってきます。

美容院などでパーマやヘアカラーの後に、サロン専用の高級トリートメントをしても1〜2週間ほどを境にどんどん効果が薄れていくのは、

パーマやヘアカラーでの傷みを目立たなくしていたトリートメントの油脂膜が少しずつ剥がれて、本来の傷んだ状態が現れはじめているからです。

 

傷みの悪化を示す状態とは

もしあなたが自宅でのお手入れで、下記のような不満を感じているのであれば

「昨日までと同じ様にお手入れしているのに広がってしまう」

「パサつくのでトリートメントの量を増やしたら今度はプチプチ切れ始めた」

「シャンプー後はツルツルの手触りなのに乾かすとバサバサ」

あなたの髪内部は確実に傷みが悪化している状態と言えます。

直ちに今お使いの整髪料を変えることをお勧めいたします!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

髪の健康を守れる美容師や美容家が圧倒的に少ないワケ

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photo credit: Diego Dalmaso via photopin cc

オシャレを求める影で髪は悲鳴を上げています!

トリートメントを使っているのに、ちっとも痛みがなくならない!

育毛剤を使っているのに、抜け毛が減らない!

トリートメントや育毛剤を使えば簡単にキレイな髪が育つと思っている方が多いのではないでしょうか?

 

髪の健康を守れる美容家が圧倒的に少ないワケ

これは「手触りの良さ」に髪の健康を求めている間違ったヘアケア法を習得した美容師や美容家が如何に多いか、ということを表しています。

人間の毛髪は、うるおい調節や少々の傷でしたら、トリートメントで栄養補給や補修補正をしなくても、

大気中の空気や水蒸気を取り入れて健康に近づけるようにする「自己修復機能」を持ち合わせています。

ただ、この機能は見た目が地味であまりパッとせず、手触りもキュキュっと引き締まってキシミを感じてしまうため、

もしかしたら「傷んでいるのでは?」と、殆どの美容家や美容師は誤解してしまっているのが現状です。

このため、オシャレな髪型をしている方は増えているのですが、その影で年々髪の悲鳴は大きくなっていると感じます。

もしあなたがご自宅で、

「紫外線やエアコンによって髪のうるおいが失われてパサパサしてくると、すぐにヘアクリームやワックスなどの整髪料でツヤを求める。」

「パーマやヘアカラーで手触りがキシキシしてくると、すぐにトリートメントやコンディショナーでツルツルなくし通りに仕上げる。」

これらのお手入れ法を実践しているとしたら、いつまで経っても髪の健康は手に入らないと断言できます

何故なら、間違ったヘアケアだからです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

ダメージヘアの逆襲|あなたは痛んだ髪の悲鳴が聞こえていますか?

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photo credit: nicola.albertini via photopin cc

手触りの良さで見せ掛けを誤魔化してばかりいると、だんだん髪がいうことを聞いてくれなくなるのです!

シャンプー後の手触りが「ツルツルしてクシ通りが良い髪」と「キシキシしてクシが通りにくい髪」、半年後に健康な髪が育っているのはどちらでしょうか?

 

ダメージヘアの逆襲、痛んだ髪の悲鳴

普段、遊び半分でウソばかりついていた子供が、IZAそのウソが現実になった時には誰からも相手にされなくなってしまう!?お話は、、、

今現在多くの方より支持を集めている「手触りの良さ=髪が健康になった!と思わせる事で見せ掛けを誤魔化している」美容の常識と、どこか似ているような気がします。

 

健康ヘアが育まれる美容の非常識

もしお肌にほんの小さな「シミ」を見つけた時、あなたならどうしますか?

まず最初に、ファンデーションで「目立たないように隠そうと」しませんでしたか?

このお肌の手当てと同じことを、ヘアケアでも日常的に行っているのですが、美容の常識として無意識に行っているため、本当は痛めているという事実の隠蔽に気づいていません。

キューティクルがささくれる、髪をとかす時クシが引っ掛かる、髪がパサつく、髪がプチプチ切れる、髪が広がってしまう、湿気でうねってしまう…、これらは健康悪化を知らせようと髪が自ら発している痛み・苦しみの悲鳴です。

これらのダメージの悲鳴を気になっているにもかかわらず、シャンプー後やトリートメント後の手触りの良さで、約9割の方達がついつい健康になったと誤魔化されているのです。

今後、年齢を重ねながら健康な髪を育てようとしたら、今の「手触りの良さで健康度合いを測る」美容の常識を一旦リセットする必要があります。

そして、濡れている時はキュキュッとした手触りと引き締まりを感じ、ドライヤーで乾かすと「髪が乾くのが早くなった」「乾かした後、髪がふんわり軽い」「1本1本がサラッと指通りが滑らか」…、乾かした後の状態が、混ざり気のない髪の健康指数を表していることを知ってください。

あなたは髪の痛み・苦しみの悲鳴が聞こえていますか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

痛んだ髪を美しくする髪の治療家は手触りの良さで健康状態を判断しない

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photo credit: Neal. via photopin cc
 

指通りや手触りが良いだけでは天使の輪は育たない

つい2時間前までは、毛先が絡まって「パサパサゴワゴワ」だった髪が、たった1回の施術で「ツルツルサラサラ」の指通りに変わったら、あっという間に健康ヘアに戻れる!と期待してしまうでしょう。

しかしながら、現実はそう思うように事は運びません。

車にWAXを掛けた仕上がりのように表面をいくら綺麗に整えても、内部のタンパク質が一旦傷ついてしまったら、補正補修をしても元通りにはならないからです。

美容師の目はごまかせても、濡れている時の指通りや手触りが良いだけで健康状態を判断しない!髪の治療家の目はごまかせません

もしあなたが、「指通りや手触りの良さ=ダメージの改善」と考えていたのなら、皮脂やホルモンバランスの乱れによって天使の輪の輝きが失われた髪が生えてくるばかりか、呼吸困難による空洞化が蔓延して毛先がプチプチ切れてしまう恐れすらあるのですから…。

あなたの痛んだ髪を美しくするために必要な手当は髪内部に溜まった油脂分や老廃物の大掃除で、トリートメントではありません♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

簡単に結果が出るものほど効果は長続きしない

もっと簡単に髪ダメージが良くなるヘアケアはありませんか?

美容の世界にかぎらず、今の世の中の風潮は「簡単に結果が手に入る手段や方法論」が好まれる傾向にありますが、本当にあなたが望むような効果や結果が出ているのでしょうか?また、その効果や結果は長続きしているのでしょうか?

ヘアケアの一般論では「シャンプーやトリートメント後の手触りの良さ」が、髪が傷んでいない目安とされておりますが、この「手触りの良さ」だけで髪の健康度合いを推し量ってしまうと、使用する量はどんどん増えるのに長続きしない結果に終始してしまうのは目に見えています。

なぜなら、私がサロン勤務時代の12年間で嫌というほど経験してきたからです。

本来毛髪には、キューティクルを開閉して空気中の水蒸気や空気を髪の中に取り込むことによってタンパク質を維持したり、11〜13%の水分量を調節し身体から分泌された皮脂で潤いをキープしたりキューティクルを保護する機能が備わっています。そして、濡れている時にはキューティクルをキュッと引き締める力で髪内部の必要なミネラルや皮脂分が流れ出ないように維持する力(素髪力)も備わっています。

ささくれたキューティクルや内部のタンパク質の隙間を、美容成分や油脂分で埋めてあげれば“簡単に手触りは良くなります”が、使い続けていくうちに美容成分や油脂分が本来の髪の空気や水蒸気を取り込む機能を麻痺させて窒息状態となり、髪が髪でなくなってしまうのです。

「濡れている時はあんなに手触りが良かったのに、乾かすとバサバサな髪になってしまった。」お悩みを抱えているあなたはおわかりかと思いますが、簡単に髪ダメージが良くなるヘアケア程その効果は長続きしないもの。

髪を傷めるのは5分もあれば出来ますが、美しさを育むのには時間が掛かるのです。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

MO015 手触りの良さばかりを求めると髪年齢は老化する?

今日体験したパーマは手触りが凄くシットリしていて、髪が生き返った気がする!

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photo credit: Naomi King via photopin cc

確かにその時はツヤがあって手入れもしやすいかもしれません。しかし、果たしてその手触りがどのくらい持続するのでしょうか?

手触りが良くなれば“髪は傷んでいない”“少しずつ綺麗になっていくハズ”と思い込み、ついつい期待に胸を膨らませてしまいますが、残念ながらいくら手触りが良くなったとしても髪が自分の力で輝き始めない限り、健康な髪は実現しないのです。

 

手触りが良くても美しさが持続せず髪年齢が衰えてしまう理由

私も修業時代は、パーマやヘアカラーの施術時には「保護成分や保湿成分を薬液に調合」したり「持ちが良くなるトリートメントを施術後にプラス」「薬液の塗布の仕方や量を調節」「放置時間」「熱の温度」など、少しでも手触りの良い髪に仕上げるために様々な工夫をいたしましたが全て一過性の成果に終止し、パサついたゴワゴワな髪の再発を繰り返していました。

その後、マイサロンをオープンし「素髪力(自然治癒力)を回復する手当て」に出逢い、健康な髪が蘇る成果がきちっと出ている今だからこそ、手触りの良さを追求するだけではナゼ持続しないかが理解できます。

 

いま髪内部で何が起こりどんな状態になっているか? 本当に必要なものは何か?

私たち人間は、生きるためには無くてはならない空気中の空気を口から取り入れ、体内に蓄えている体重の約80%にも及ぶ生体水、体内から分泌される皮脂とホルモンの力を源として身体の細胞が作られていますが、体の1部である毛髪も全く同じで、これら以外の成分は自然由来でどんな高機能な成分といえど全て異質物と見なされ、髪を傷める老廃物となって最悪の場合空洞化を引き起こしてしまいます。

人間が高熱を出したりお腹を壊して下痢になったりするのは、症状の悪化を防ぐために自らの自然治癒力を働かせているものですが、医療の世界では解熱剤や整腸剤といった薬の力で症状を押さえ込む対症療法が一般的に行なわれ、長期間継続すると抵抗力や免疫力は次第に衰えて病気に立ち向かう体力は低下。

身体に病気や傷の悪化を防ごうとする自然治癒力がある様に、毛髪にもダメージの進行を防ごうとする自然治癒力があるのです。

しかし、現在美容界に於いて一般的に行なわれている、リンスやトリートメント等の整髪料を使用した「傷ついた所を補修して指通りを滑らかにする」手当ては、医療で行なわれている対症療法と同類といえ、一見すると快方に向かっていると思いがちですがいくら繰り返しても一過性の成果に終止して持続しないばかりか、毛髪に備わっている自然治癒力が次第にその力を奪われてツヤとハリは失われ、髪年齢は老化してしまうのです。

あなたは手触りを良くする対症療法を繰り返して髪年齢を老化させていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より