赤味と湿疹のみのタイプ、フケや痒みを伴ったタイプの2通りあります。
先月4月9日にエントリーした『「頭皮が赤い」と、なぜ髪にはよくないの?』では、頭皮が赤い状態の考えられる要因についてご紹介させていただきました。
今回はその続編とも言える「頭皮湿疹」について、顧客様より頂いたご質問に回答させていただきたいと思います。
頭皮湿疹の原因と主な症状
頭皮湿疹は、男性に比べ女性は比較的かからないと言われてまいりましたが、近年の整髪料類の過剰使用や環境破壊による免疫力や抵抗力の低下によって、若い方から大人の女性の方まで、幅広い年代の方が自覚なしに頭皮湿疹を発症している傾向にあります。
今回は、赤味と湿疹のみのタイプ、フケや痒みを伴ったタイプの、2通りについてお届けしたいと思います。
赤味と湿疹のみのタイプ
まず始めに、赤味と湿疹のみの症状タイプ。以前でしたら太陽から降り注いでいる「強力な紫外線」が原因で赤味と湿疹が引き起こされているケースが殆んどでしたが、近年増加傾向にあるのが、整髪料類に配合されている「防腐剤や保存料」の刺激に反応してしまうタイプです。
あなたが今お使いの整髪料類に「イソチアゾリノン」「メチルイソチアゾリノン」「メチルクロロイソチアゾリノン」が配合されていたら要注意。元々は工業用殺菌剤として使用されていた肌への刺激と毒性が強い防腐剤で痒みが伴わないことで気づきにくく発見もしにくいため、今スグにでも他の整髪料に変えることをオススメします。(ナゼに認可されたのか摩訶不思議です。f^_^;)
赤味と湿疹にフケや痒みを伴ったタイプ
1990年代後半までは「赤味と湿疹にフケや痒みを伴った乾燥タイプ」が多かったのですが、ノンシリコン系の整髪料が流行りだした2010年以降は「毛穴からの皮脂の分泌が過剰気味となって、赤味と湿疹にフケや痒みを伴った脂漏性タイプの肌荒れを引き起こしている。
整髪料に配合されている濃密な油脂成分、すすぎ(ゆすぎ)不足、力を入れたゴシゴシ洗い、人間関係等の強いストレス、睡眠不足、夜型の生活習慣、食べ物の好き嫌いが多い、等による皮脂の分泌過剰が原因とされています。
早期発見早期手当てが、頭皮湿疹の症状を長引かせない唯一の方法です。
頭皮が赤くなっていないか?フケ・かゆみ・ベタつき等の刺激を感じていないか?を毎日手鏡でチェックしてみましょう!
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より