7R-01-02 ブラシはどんなタイプを選べば良いの?【ブラッシング実用編】

こんにちは。

おとなキレイ向上委員会の田中です。

さて前回は【ブラッシングは、何のためにするの?】というテーマで
ブラッシングをする3つの目的についてお届けいたしました。

今回は【ブラッシング〜実用編】と題して

「髪に使うブラシにはどんな種類があってどの様な用途で使うのか?」

「ブラッシングに使うブラシはどんなタイプの物を選べば良いのか?」

「ブラッシングはどのくらいの間隔(頻度)で行なえば良いのか?」

私のサロンで実際に使っているブラシの写真で比較しながら、ブラシのタイプや用途、ご家庭で使うブラシ選びのポイントや注意点などを交えながら、お届けしたいと思います。

ブラッシングに使うブラシはどんなタイプの物を選べば良いの?

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photo credit: おとなキレイ.com

上記の写真は、私のサロンで実際に使っているブラシ類ですが。。。

この様にブラシといっても色々な種類があり、用途もそれぞれ違いますから、ブラッシングに使うブラシはどんなタイプの物を選べば良いのか?迷ってしまうと思います。

ブラシの種類と用途

そこでまず最初に、各ブラシの名前と、どんな用途に使うのか?を簡単に説明したいと思います。

1)【仕上げブラシ】
洋装や和装のセットの仕上げをする時に、髪表面のツヤ出しと髪の流れを整える時に使うブラシです。

2)【スケルトンブラシ】
ブローの時、ボリューム感や凹凸の少ない平面の流れをつけたい時、仕上げの最後に、毛流れを整える時に使います。

3)【クッションブラシ】
縛ったりまとめたりする時、頭皮に対する適度な刺激を与えながら髪のもつれをほどき、美しい毛流れに整えてくれます。

4)【デンマンブラシ】
ボブヘアなどの真っ直ぐな髪型を作りたい時、髪に緩やかなカーブや丸さ、流れを付けたい時に使います。

5)【ブラッシングブラシ】
主に美容院でのシャンプー前に、絡まりや汚れをを取ったりする時に使用します。(額〜頭に掛けての丸みと同じカーブが付いているのが特徴です。)

6)【ロールブラシ】
毛先にしっかりとカールを付けたい時、希望するカールの大きさに合わせてブラシの大きさを変えて使用します。

ブラッシング用ブラシの選び方

美容師さんから、ご家庭では細めにブラッシングをして下さいね!と言われるけど、

「色々有り過ぎて、どのようなタイプの物を選んでいいのかわからない?」

この様な疑問をお持ちの方のためにお写真をご用意いたしました。

【質問】:上記の写真のブラシの中で、ブラッシングに適しているのは何番でしょうか?

【答え】:(3)番が家庭用のブラッシングには最適と言えます。
(4)番も有りですが、ブラシを当てる角度によって、頭皮への刺激が強すぎるケースがあるため、余りお勧めしません。

ご家庭でのブラッシング用に適したブラシを選ぶ際には、以下の2つのポイントを抑えたタイプをチョイスしましょう。

ただし、メーカーによって大きさがまちまちなので、手の小さい方はお出掛け等に持ち運びが便利な「携帯用タイプ」「折り畳みタイプ」を選ばれると良いかもしれません。

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photo credit: おとなキレイ.com

■植えてある毛は、猪毛・豚毛などの動物性の毛を使用していている。

(動物の毛は適度に水分とオイル分を含んでいて潤滑油の役目をしてくれてスムーズに滑るので、静電気の起きる原因となる摩擦も起きにくく、キューティクルに対する刺激も少ないのです。)

■毛の植えてある部分に、ゴム等のクッションがある

(このクッションが有ることによって、頭皮や髪の毛1本々に掛かる刺激を和らげてくれますから、クッションのあるタイプを選びましょう。)

ブラッシングの間隔(頻度)

ブラッシングって面倒くさくて、ついつい省いてしまうんですけど、本当は

「どのくらいの間隔でブラッシングをすればいいの?」

基本的には、シャンプー前に毎回行うことがベストです。

何故なら、毎日シャンプーしていても、頭皮から分泌される皮脂、手の脂、空気中のチリやホコリ、車の排気ガス、排煙などの酸化物…などが、髪や頭皮に付着して汚れてしまうからです。

もし、これらの汚れをブラッシングで落とさずに洗髪してしまうと、

・シャンプーの使う量が増える

・潤いを保つバリアの役目をしている皮脂を、必要以上に取ってしまう

・水分が蒸発してバサバサになってしまう

などの、負のスパイラルに嵌ってしまいます。

さらに、もし髪の毛が絡まったままシャンプーしてしまうと、髪の毛が濡れて1本1本が膨らみ、潤滑油の役割をしている皮脂もシャンプーで取られてしまうため、絡まりが悪化して取れにくくなるばかりか、最悪の場合は「絡まったまま毛玉になってしまう!」ケースもあります。

水分と脂分の潤いバランスをキープして、パサつきや絡まりを防ぐためにも、
ブラッシングは毎日行ないましょう!

これでもあなたはブラッシングを省きますか?

次回は「ブラッシングはどの様な手順でとかせば良いの?」と題して、
ブラシの持ち方〜とかす手順について、お送りいたします。

おとなキレイ向上委員会:主宰 田中和義 より



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