年齢を重ねても、「髪」や「お肌」がプルンと潤っている人、枯れてカサカサの人

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髪やお肌が喜ばないお手入れでは、細胞1つ1つが風船のように萎んでいきます♪

これは私だけでなく、このブログを購読して頂いているあなたの「髪」や「お肌」にも言えることだと思うのですが、、、

定期的にエステサロンなどに通ったり、朝晩に時間やお金を掛けて念入りにお手入れを繰り返しているのに、何故か髪やお肌が傷んでボロボロ。そうかと思えば、お手入れにあまり手間暇を掛けない短い時間でシンプルなお手入れを繰り返している人が、意外とキレイな髪やお肌だったりします。

また、世界的に著名な方や芸能人が製品のテレビCM等に起用されているだけで、信頼感がアップして効き目のあるイメージを与えるため、ついつい手が伸びてしまいます。(私も修行時代はこれらのイメージ戦略に乗せられて良く泣きを見ました。)

ただ、研究室でのテスターや動物を使った実験データ上では有効との結果が出ている一つ一つの美容成分でも、有効な美容成分が何十種類何百種類と配合されていると美容成分同士の相乗効果で、髪やお肌に効きそうだと頭の中でイメージしてしまいがちですが、効き目を発揮する場所や時間は成分によって違うため、実際にはイメージ通りの効果は得られにくいものです。

私たちの身体の筋肉や骨格は何によって支えられ、成長をサポートされているのかを突き詰めていくと、口から摂取した食物の栄養バランスが良く、腹式呼吸によって吸い込まれた空気が体の隅々まで行き届いている人は、年齢を重ねても体内の細胞は若々しいため「髪」や「お肌」がプルンと潤っています。

反対に、口から摂取した食物の栄養バランスが偏っていて、呼吸が浅く吸い込まれた空気が体の隅々まで行き届いていない人は血流も滞り気味で、体内の細胞が老化へと傾いているため潤いもキープできずに「髪」や「お肌」は枯れてカサカサしています。

年齢を重ねたときに枯れるか否か?のターニングポイントになるのは、(1)髪やお肌の潤いに必要な皮脂をキープする手当か?、(2)口から摂取したタンパク質・ビタミン・ミネラルの栄養バランスが取れているか?、(3)腹式呼吸で体の隅々に行き渡るように空気を取り込んでいるか?、以上の三つが鍵を握っています。

髪とお肌の美しさは、配合されている美容成分の多さではなく、口から摂取した食物の栄養バランスと空気によって支えられています。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

「シットリしなやか」な髪の艶と潤いは何処に消えてしまったのか?

パサパサ・ゴワゴワ髪でまとまらない!?

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サロンに初めてご来店頂いた顧客様には、今までどんなお手入れをしてきたのか?今の現状で一番解決してほしいお悩みは?等のアンケートや問診をお願いしています。

2013年の冬から2014年春にかけて特に多かったのは、髪がパサパサ・ゴワゴワで全然ツヤがないから、「ツヤと髪型のまとまり感を出すために、最近流行の濃密なオイルを付けて乾燥を防いでいます。」とのご回答。

 

髪の艶と潤いを影から支えている●●と皮脂(オイル)

2014年春より、いよいよ本格的にオイルシャンプーやオイルトリートメントといった、整髪料類が登場し始めました。天然由来の「濃密な油脂分」が1割から2割増で配合される様になり、ノンシリコン系の整髪料類より手触りの滑らかさが段違いで良くなっているようです。

 

しなやかな手触りと満たされない潤い

やはり、天然由来の「濃密な油脂分」を謳っているだけあって、お手入れした後の濡れている状態での手触りは「シットリしなやか」。しかし、1ヶ月ほど継続して使ってみたのですが「しなやかな手触りと潤い」は2週間位すると賞味期限が切れたかのようにパタッと感じなくなり、思いのほか短期間で満たされなくなってしまいました。

 

濃密な油脂分は紫外線に弱い?

そして、サロンにお越しいただいた2万人にも及ぶ顧客様の髪の毛をたくさん見させて頂いた中で感じたことは、2010年ころを境に髪の乾燥が急速に増加したせいで、UVファンデーションやUV整髪料類の紫外線防止効果がアップされました。

それと平行するように、風評被害が広がった「シリコン」に変わり、整髪料類に「濃密な油脂分(オイル)」が配合されるようになりました。その反動と言っては失礼かと思いますが、降射量が増加した強力な紫外線による酸化が進行し油脂皮膜を破壊。「シットリしなやか」な髪の艶と潤いを影から支えている「16種類のミネラル(水分)」が強力な日差しとともに蒸発してしまい、、、

「濃密な油脂分(オイル)」の配合量が増えるほど、パサパサ・ゴワゴワ髪でまとまらなくなります!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

乾燥が激しい冬場のウイルス退治と潤い維持に絶対欠かせないモノ

「髪ツヤ」「肌ツヤ」維持にも効果があります♪

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2年前より使用しております「やかん・オン・ザ・ストーブ」での乾燥対策が功を奏したのか、50歳目前の私の髪と肌はウルウル状態をキープしております。(^_^)v

乾燥が激しい冬場のウイルス退治と潤い維持に絶対欠かせないモノ

温度や湿度が著しく低下する冬の環境化では、インフルエンザやノロウイルス等のウイルスの活動は活発になります。

その反面、鼻や気管・気管支などの空気の通り道である気道の粘膜は水分が奪われて傷みやすくなり、吸い込んだ空気中の細菌やウイルス等の異物を排除する働きも弱くなりがちです。

すると、鼻や気管支などの粘膜による防御作用も低下し、カゼやインフルエンザにかかる確率も高くなってしまいます。

カゼやインフルエンザは何と言っても予防が第1と言われており、まだまだ薬頼りの方も多いと聞きますが、意外に見落としてしまいがちな「水分補給」。

水分不足に陥りやすい季節は夏よりも冬

暖房により空気は膨張して増えるのに、大気中の水蒸気の量は変わらない室内は「湿度の低下状態」を招いてしまい、屋外よりもはるかに強い乾燥状態に陥ってしまいます。

なかでも、吸い込んだ空気を暖めて風によって循環させるエアコンは、特に注意が必要です。夏場に比べて20%以上も湿度が低い上に、一日中エアコンの効いた室内にいては、体の中だけでなく髪や肌も乾いて“カラカラ状態”になってしまいます。

私のサロンでは、大気中の空気が乾いたカラカラ状態を無くすため、温湿度計を設置して「気温は15度〜18度前後、湿度50%前後」をキープするべく、ストーブにやかんを乗せて常に水蒸気を送り続けております、

ミネラルウォーターより効率的な「イオン飲料」

健康維持には、普段から「こまめな水分補給を心掛けましょう」といわれている昨今では、ミネラルウォーターや健康茶をマイボトルなどに入れて常時携帯している方も多いと思いますが、冬場の水分補給を常に意識している人はまだまだ少数派。

そして、ミネラルウォーターに含まれるミネラルだけでは、冬場の乾燥対策には不十分なようです。最近の研究では、体液に近い電解質(ナトリウムイオン等)や糖が含まれている「イオン飲料」の摂取は腸からの水分吸収速度を上げるため、体や粘膜などの免疫作用の機能低下を効率的に抑えられることがわかってきたそうです。

まずは、空気が乾燥している所では、こまめな水分補給を。そして、入浴時には特に水分が失われやすいので、入浴前後には補給をタップリと。その際は水分保持能力が高い「イオン飲料」を、キンキンに冷えた状態ではなく“常温に戻した状態”で、摂取するのが良いでしょう。

体の中の水分が満たされていてこそ「髪のツヤの輝きもキープする」ことができます。こまめな水分補給で、パサパサ・カサカサから守りましょう、そして就寝時にはマスク着用して、喉・鼻の粘膜の乾燥や花粉の侵入を防止しましょう。

「イオン飲料」「マスク」「温湿度計」の3つはウイルス退治と潤い維持に絶対欠かせません♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

【髪の老化と食べ物の好き嫌い】トリートメントの量を増やしてもツヤと潤いは回復せず髪年齢は老化する

栄養の偏りは髪質も悪くしてしまいます!

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近年、食べることには困らない豊食の世の中になって来ているせいか、「好みの味ではない」「塩味が効きすぎている」「もう少し甘味がほしい」…等、にわかグルメ志向が蔓延して幼少の頃から平気で食べ物の好き嫌いを口にして、好みのものだけ食べる習慣が付いてしまっている方が多くなりました。

かと思えば、生まれながらにして重度の食物アレルギーで、学校給食でも度々事故が起きているアナフィラキシーによる死の危険性と隣合わせにあることから特定の食品を摂取すら出来ないケースが増えていると聞きます。

このようなケースでは栄養バランスの乱れから、ツヤがない・プチプチ切れやすい・キューティクルが傷つきやすい等、髪質に問題を抱えているケースが多いのです。

 

髪の老化と食べ物の好き嫌い

約1ヶ月ほど前の「»食べ物の好き嫌いとパサついてまとまらない髪」というエントリーでも、栄養の偏りについて書いています。

食べ物の好き嫌いとパサついてまとまらない髪 | おとなキレイ向上委員会

『タンパク質不足は「ハリや弾力の低下」、脂質不足は「保湿力の低下」、ビタミンやミネラルは「潤い力の低下」を招くなど、毛髪は私たちが口にした食べ物のエネルギーから作られているため、好き嫌いが多い人ほどコンディション不良の髪が育ち、パサついてまとまらない髪質となってしまうのです。』

この時、髪老化に悩むあなたを含めた多くの方々は、パサついてまとまらない髪質を少しでも綺麗に見せようと「トリートメントの量を増やす」お手入れを実践しているのではないでしょうか。

これでは、トリートメントに配合されている油脂分の皮膜で表面を加工して手触りを良くしているだけですので、時間が経つごとに太陽からの大量の紫外線によって酸化してタンパク質が傷ついて劣化してしまうため、ツヤと潤いはさらに低下して髪年齢は老化するばかりで、いくらトリートメントの量を増やしたところで根本的な解決には至りません。

そして、本来でしたら口にするバランスのとれた食べ物で補わなければならないのですが、塩・砂糖・米・小麦粉をはじめとするビタミン・ミネラル分が失われた白物調味料類の摂り過ぎは、胃腸を疲労させて冷える体質へと変えてしまうため、血液の循環が悪くなって髪の製造工場へと運ばれる栄養分も不足気味となり、ツヤと潤いのないハリ・コシの低下した髪質のまま大人へと成長するので、髪年齢も老化してしまうのです。

免疫力や抵抗力を維持して髪年齢や見た目年齢の若返りを叶えるためにも、

水・空気・食物は汚染されていないものを身体の中に取り入れましょう♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

髪と頭皮の潤いに欠かせない!皮脂にはどんな働きや役割があるのですか?

髪や頭皮のトラブルは皮脂の摂り過ぎが多い!

あなたはご家庭で、髪や頭皮を清潔に保とうとシャンプー剤をたくさん使い、力を入れてゴシゴシ洗うことで「汚れや皮脂をしっかり落とす」お手入れを繰り返していませんか?

これではいくらシャンプー剤にこだわったとしても、かゆみやフケのトラブルに悩まされます。

 

髪と頭皮の潤いに欠かせない皮脂の働きと役割

空気が乾燥する冬になると、大気中の水蒸気が減り新陳代謝も悪くなるため、頭皮がかゆくなったりフケが出やすくなったりします。頭皮も顔と同様に身体の皮膚の一部ですから基本的なお手入れ法は、頭皮ケアも肌のお手入れ法と同じです。

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

私たち人間の皮脂は、皮膚の毛穴の中にある皮脂腺から分泌されている良質な“あぶら”で、

(1)皮膚や毛髪に潤いを与えている
(2)外部からの物理的・化学的刺激から守っている(バリア機能)
(3)細菌(ウィルス)の侵入を防いでいる

上記のような3つの働きがあります。

そして、髪の卵を製造するための栄養源として使用されたり、毛髪やお肌に極薄い皮脂膜を張ることで、水分量を最適な状態に保って乾燥から防ぐ役割も担っています。

 

冬場に多い「かゆみ」や「フケ」のお悩み相談

もしあなたが、シャンプー後の「かゆみ」や「フケ」でお悩みでしたら、間違ったシャンプー法による「頭皮の乾燥」や「頭皮の傷つき」が原因かもしれません。

頭皮を清潔に保とうと、汚れや皮脂をしっかりとる洗浄力の強いシャンプーで、爪を立ててゴシゴシと洗ってしまうと、必要な皮脂まで取り過ぎてしまいます。

その結果、頭皮のバリア機能が低下して「かゆみ(炎症)」が起きたり、ヘアサイクルが乱れて角質剥離が早まり「フケ(角質)」がたくさん出てしまうのです。

 

皮脂の働きと役割のまとめ

髪と頭皮の潤いに欠かせない皮脂の働きと役割の、重要な部分をまとめてみました。

■ 皮脂の働き
(1)皮膚や毛髪に潤いを与えている
(2)外部からの物理的・化学的刺激から守っている(バリア機能)
(3)細菌(ウィルス)の侵入を防いでいる

■ 皮脂の役割
(1)髪の卵を製造するための栄養源として使用
(2)毛髪やお肌に極薄い皮脂膜を張って最適な水分量を保ち乾燥を防ぐ

TVCMのようなシャンプー法では髪ダメージが悪化します♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

正しい毛髪の知識を多くの方に知って頂きたく電子書籍を出版しました!

正しいシャンプー法はこちらの電子書籍を参考にしてください。

 

CO027 紫外線で傷ついたパサパサ髪の潤い補給に最も大切なモノとは?

サロンに初めてお見えになる顧客様に、どんな乾燥対策をなさっているか聞いてみた所、「最後の仕上げに椿油をつけて乾燥を防いでいます」「出勤前に洗い流さないトリートメントをつけて潤いをキープしています」「補修効果の高いトリートメントを付けて10分ほど置いてから流しています」
この3つの回答が多かったです

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毛髪の潤い補給とパサパサ髪

今年の夏場は、30度越えの暑い日の連続でしかも強力な紫外線が降り注いでいる影響か、例年に比べ髪の“パサつき”や“ゴワつき”といったコンディションの悪化でお悩みの方や、髪の仕組みをキチンと理解なさっていない方がとても多い事に驚かされます。

 

毛髪の潤い補給の鍵を握るのは油ではない

身体の潤いは体温と連動しており、太陽光線の熱によって上昇してしまった体温を下げるために、毛穴と汗腺を一斉に開いて汗と一緒に水分(ミネラル)を放出して熱を帯びた身体を冷やします。

お肌の潤いは、表皮を皮脂で覆い弱酸性にキープする事で、真皮層の酸化を防いで弱アルカリ性の水分(ミネラル)の蒸発を防いでいます。さらに、有棘層〜乳頭にかけての真皮層にメラニンを放出してシミを作り、皮下組織に紫外線が届かないように保護します。

そして毛髪の潤いは、毛穴の中の皮脂腺から分泌された皮脂を7層からなるキューティクルの隙間に染み渡らせて、毛髪内部の水分(ミネラル)を11〜13%にキープしています。

毛髪だけでなく、お肌や身体に共通しているのは、潤いやしなやかな手触りは「水分(ミネラル)」によって支えられており、皮脂の油膜が蓋の役割をすることで、水分(ミネラル)の蒸発を防いでいるのです。

冒頭でご紹介した3つのお手入れですが、どんなに補修効果が高い美容成分や油脂成分であっても毛髪にとっては異質物として扱われ、繰り返すごとに紫外線による酸化が酷くなり、キューティクルや内部のタンパク質を傷つけて毛髪が悲鳴を上げて、ゴワゴワパサパサが悪化してしまいます。

人間の身体は、美容成分ではなく水分(ミネラル)と皮脂のバランスで潤いをキープしているのです。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

KB019 ツヤと潤いが失われて不健康な髪が育ってしまう「10の習慣」

昔から「髪は健康のバロメータ」と言われている様に、生活習慣の乱れや身体の不調は髪の生育不良に直結します。

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ツヤと潤いが失われて不健康な髪が育ってしまう「10の習慣」

毎日欠かさずトリートメントをしているのに、髪は乾燥してバサバサ状態。どうしたら、この髪の傷みが良くなるの?とお悩みのあなた。

確かに、毎日のヘアケアも大切ですが、生活習慣の乱れや身体に不調を抱えていては、髪の生育不良として跳ね返ってきます。傷みのない美しい毛髪は「規則正しい生活習慣」や「身体の健康」という土台があってこそなのです。

この機会に、あなたの習慣を振り返ってみてはいかがでしょうか?

 

(1)就寝は夜の12時以降で、夜中に何度も目が覚めてしまう?

髪や身体の60兆にも及ぶ細胞は「22時〜2時のゴールデンタイム」に作られます。この時間に身体が安息状態に無いと、不健康な細胞が育ってしまいますから、遅くても夜の12時までには灯りを暗くして目を閉じて横になりましょう。

 

(2)セット力のある整髪料で髪型をキープしている?

顔周りに細くプチプチ切れている髪がありませんか。整髪料のノリ成分がキューティクルを覆って髪の呼吸を奪って窒息状態を招き、弾力が低下した細く切れやすい毛髪しか育たなくなってしまいます。

 

(3)ついつい眠気に負けて、朝シャンをしている?

あまり頻繁にあるようですと、抜けやすい髪質やベタついた細い毛質の髪が育ってしまう恐れがあります。

 

(4)野菜が嫌いであまり口にしない?

髪だけでなくお肌や身体の老化が早まる恐れがあります。野菜に含まれる植物繊維は、老化の元の活性酸素や老廃物をお掃除してくれたり胃腸の働きを整えてくれます。ビタミン・ミネラル分は、ツヤと弾力を育てるためには欠かせない大切な栄養分だからです。

 

(5)エアコンの効いた中にいる時間が長い?

エアコンの風は、髪・肌・身体の水分を奪って乾燥体質へと変えてしまいます。冷房による冷えは血流の滞りを引き起こし、髪の製造工場(毛母)への栄養の供給量も減るため、ハリコシの低下した髪が育ってしまいますから、身体を冷えから守る対策を行ないましょう。(平熱が35度台のあなたは要注意です)

 

(6)髪を乾かさずに自然乾燥のまま寝ている?

自然乾燥は、ドライヤーの熱より髪を傷めます。さらに、摩擦による「髪の縮れ」や「キューティクルのささくれ」を誘発して、パサついた広がりやすい毛質へと変えてしまいます。

 

(7)痛み止めや血圧調整剤を常用している?

長期の薬物使用は腎臓や心臓に過度の負担をかけるため、髪や身体のホルモンバランスの調整役でもある自律神経も疲労の蓄積から乱れをきたして皮脂の分泌が過剰気味になり、身体や頭皮はベタつき体質へと変わってしまいます。 細毛や猫毛なども、長期の薬物使用が一因となるケースが多々あります。

 

(8)過度の食事制限をするダイエットをしている?

過度の食事制限による急激な体重低下は、身体だけでなく毛髪の栄養不足も招いて不健康な「抜けやすい髪の細胞」を育ててしまいます。医師の指導のもと、栄養バランスを考えた食事で時間を掛けてダイエットに取り組みましょう。

 

(9)洗い過ぎは良くないと思い、洗髪しない日がある?

顔は毎日洗うのに、ナゼ頭皮は毎日では洗い過ぎなのでしょう、同じ1枚の皮膚なのにおかしいと思いませんか? 皮脂や老廃物の蓄積は、頭皮に赤味や炎症が起きやすい過敏気味の肌質へと変えてしまいます。ミネラルと皮脂分のバランスをキープしてくれるシャンプーを使い、その日の汚れはその日の内にキチンと落としましょう。

 

(10)塩味が効いた食物を好んで食べている?

熱中症予防には塩分は必要ですが、摂り過ぎは良くありません。過剰な塩分を処理するために腎臓に負担が掛かるだけでなく大量のミネラル分が消費されたり血管に負荷が掛かるなどして、身体は脂漏体質に変わってしまい、頭皮はベタベタなのに髪は硬くゴワゴワで枝毛・切れ毛が頻繁に起こる傷つきやすい髪が育ってしまいます。(1日の塩分摂取量は、6〜9グラムが適量。日本人の食事摂取基準より)

あなたの生活習慣はいかがでしたか? もし、3つ以上該当していたら要注意です。

生活習慣の乱れや身体の不調は自律神経と栄養のアンバランスに繋がり、弾力と水分保持力の低下を招き「ツヤと潤いの無い」毛髪を育ててしまいますから、一日も早く変えましょう。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

今回のエントリーでの参照サイト

2010年度版〜日本人の食事摂取基準について(厚生労働省)

 

7R-03-05 健やかな毛髪を育てるために必要な毛穴のバランス調整

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photo credit: おとなキレイ.com

汚れを取り除くよりも大切なのは「バランスを整える事」なのです!

美人髪を育てる7つのレシピ【毛穴ケア編】も本日で最終回の第6回目。

前回は毛量が減ったと感じ始めたときの毛穴事情というテーマで、毛穴の大きさと深さが髪の太さに関係していることについて、お送りいたしました。

今回は、「健やかな毛髪を育てるために必要な毛穴のバランス調整」について解説させていただきます。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【毛穴ケア編】

(1)10年後のおとなキレイを叶える“未来志向型ケア”(目的)
(2)抜け毛・細毛になる毛穴と健康な毛穴の違いをご存知ですか?(現状把握)
(3)ハリとツヤのある毛髪を育てるトリートメントより大切な「毛穴のアンチエイジング」(原因と対策)
(4)頭頂部の髪がぺしゃんこになってしまう“弾力”と“筋力”の低下(弾力と筋力)
(5)近頃、毛量が減ったと感じ始めたときの毛穴事情(毛穴の大きさと深さ)
(6)健やかな毛穴を育てるために必要なバランス調整(代謝とバランス調整)

 

健やかな毛髪を育てるために必要な毛穴のバランス調整

頭皮や毛穴のお手入れとして巷では良く、毛穴に溜まった皮脂や老廃物などの汚れを落とす「毛穴のお掃除」「ヘッドスパ」などと語られる事が多いのですが、健康な髪を育てるために必要なのは、汚れを落とすよりも「バランスを整える」事の方が重要です。

 

皮脂を落とし過ぎると髪の潤いと●●が低下する

TVCMやメディアでは、とにかく毛穴の中に蓄積された余分な「皮脂」を落としましょう!と強調されていますが、実は、皮脂を落とし過ぎてしまうと「頭皮のかゆみ」「頭皮の炎症」だけでなく、新しく生えてくる毛髪の「潤いが失われる」「弾力が低下する」など、髪や頭皮の健康を損なってしまいます。

ですから、皮脂を落とすのではなく「必要な皮脂を残す様に調節する」皮脂腺の働きを正常に戻す、と言う考え方が正しいのです。

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photo credit: おとなキレイ.com
 

髪の製造工場(毛母)での新陳代謝の活性化に必須な●●

そして、毛穴のケアでは「必要な皮脂を残す様に調節する」他に、もう一つ大切な事があります。人間が生きていく上でなくてはならない「空気」、髪の製造工場(毛母)で髪の卵を作る時の最も大切なエネルギー源となるのです。

毛穴の中の余分な皮脂や老廃物を取り除いて毛孔に空気が流入する通り道を作ることで、絶えず空気を取り入れる事ができ、新陳代謝が活発に行なわれる様になり、汗などと一緒に老廃物もしっかり排出され、髪の製造工場(毛母)も活き活きと働くようになり、ハリ・コシ・ツヤのバランスの取れた髪が製造されるようになるのです。

 

毛穴のバランス調整のまとめ

• 皮脂は落とすのではなく「必要な皮脂を残す様に調節する」
• 余分な皮脂や老廃物を取り除いて毛孔に空気が流れる通り道を作る
• 「空気」は、髪の卵を作る時の最も大切なエネルギー源

あなたは皮脂の落とし過ぎで弾力の無い痩せた髪になっていませんか?

次回からは、いよいよ【シャンプー編】について、お届けする予定です。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

KB017 髪ダメージと水 – どんな水を使用しどの様な手当てを施したか?によって変わる“髪の潤い”と“髪のダメージ”

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photo credit: Cesar R. via photopin cc

近年、水による髪ダメージが話題になっておりますが、髪や身体にとって本当に必要となる水(ミネラル)事情を知り、ダメージ回避の対処をして頂ければ、それほど恐れる事ではありません。

むしろ、水に含まれている成分による髪ダメージを恐れる余り、ゆすぎ(すすぎ)が不足してしまうことの方が髪ダメージを悪化させてしまうからです。

 

水の成分の違いによるキシミと髪ダメージに繋がる手当てについて

日本で水道水として使用している水は、沖縄本島、関東地方の一部、福岡県の一部の地域は硬水で、その他の地域は軟水であることは、既にご存知の方も多いかと思います。ですが、各地域によって河川の水源が違うためミネラルや金属類の含有量や消毒過程によって、ゆすぎ(すすぎ)の時に若干 ※1キシミ が強かったり弱かったりの違いがあることは、引っ越し・転勤・旅行などで色々な地域に行かれた方は体感しているかと思います。(アメリカやヨーロッパに行って洗髪すると ※1キシミ がかなり強く感じられるのは、ミネラルや金属類の含有量が多い硬水であるためです)

人間の身体は、元々ごく微量の金属を抱えており、腸や肝臓などで必要な栄養素に還元して補給され、身体にとって悪い影響を与えるものは不純物として汗や尿と一緒に体外に排出されたり、血管を通して毛髪に運ばれて空気に触れる事で自然に浄化されてきました。ゆすぎ(すすぎ)時に使用されている水道水のミネラルや金属類が多く含まれている硬水に近いほど引き締め効果が働くため ※1キシミ は強く感じられ、逆にミネラルや金属類が少なく軟水に近いほど引き締め効果が弱くなるため ※1キシミ は弱く感じられます。

ですから、もし仮に水に含まれるごく微量の金属成分が毛髪やお肌に付着したとしても、本来兼ね備えている引き締め力(自然治癒力)で守られ空気に触れる時間の経過とともに自然に浄化されるため、それほど深刻なダメージを与える心配はありません

※1:キシミ(一般の美容理論では傷んでいる証しと言われている)とは、毛髪が本来兼ね備えている力。引き締め力または自然治癒力と呼ばれています。

 

水の成分よりも“熱と摩擦”に気を付けましょう

毛髪のキューティクルは、金属類による化学的なダメージよりもむしろ、「熱」や「摩擦」などの刺激による物理的ダメージによって傷ついているケース、ゆすぎ(すすぎ)不足によるシャンプーやトリートメント等の整髪料類の蓄積によりダメージを悪化させてしまうケース、の方が圧倒的に多いのです。

■ ゆすぎ(すすぎ)に使用する水が40度を超えると、熱ダメージでキューティクルが傷(ささくれ)ついて、内部の水分維持機能が低下して乾燥します!
(髪の潤い維持には37〜38度の温度設定がベストです)

■ ゆすぎ(すすぎ)不足は髪・頭皮・毛穴に整髪料などの残りカスが老廃物として蓄積され「かゆみ・乾燥・ベタつき・フケ」といった症状に直結します!
(ゆすぎ(すすぎ)は3〜5分間念入りに)

■ 自然乾燥での就寝は、濡れて柔らかくなった髪と枕が擦れ合う摩擦により、たった1回でキューティクルが傷つき「うねり・ちぢれ」を引き起こします!
(ドライヤーでしっかり乾かしてキューティクルを引き締めましょう)

あなたは水によるダメージを恐れて、髪ダメージを悪化させていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

本日のエントリーの参考資料

硬水
硬水(こうすい)は、硬度の高い水。カルシウムイオンやマグネシウムイオンが多量に含まれている。語源については、欧米の hard water がそのまま和訳されたというもの、ご飯など物を硬くする成分を含んでいるため硬水といわれる(『豆を煮ると豆が固くなる水』、『絹を精錬するとき絹が固くなる水』というものがある)。

軟水
軟水は、腐葉土や泥炭層の間を流れて出来たような水で、目安としては、水100mLに対してCaCO3換算で10mg以下の水をさす。飲んだとき、まろやかな感じなのが特徴。
日本の水は外国に比べて、硬度が低いとされている。日本の水道水は、硬度80前後で軟水と言われており、日本では、沖縄本島や、関東地方の一部、福岡県の一部を除く地域の水はおおむね軟水に属する(関東地方や福岡県の大部分の地域の水は軟水の中では比較的硬度が高く、中硬水に分類されることもある)。

水の分類
硬度の値によって、硬水や軟水という名称で呼ばれる。世界保健機関 (WHO) の基準ではアメリカ硬度に従い以下の通り[1]。
「軟水 0 – 60未満」「中程度の軟水(中硬水)60 – 120未満」「硬水 120 – 180未満」「非常な硬水 180以上」
ヨーロッパの水はほとんどが硬水であり、一方日本の水は軟水が多い(沖縄県は硬水が多いが、他の地域はほぼ軟水か中軟水である)。フランスの有名なミネラルウォーターであるエビアン (Evian) やヴィッテル (Vittel) の硬度は300を超え、WHOの基準では「非常な硬水」に属する。同じフランスのミネラルウォーターでも、ボルヴィック (Volvic) は軟水である。
〜参照 Wikipedia